ファッションやインテリア業界で働く人には重要な要素である色。
『カラーコーディネーター』という資格があるのをご存知でしたか?
なんとこちら、独学でいけちゃうんです。学校や講座に通うのはお金もかかるし時間もかかる。
でも独学なら、ちょっと気軽に、どこにいても取得できますよね。
こちらの記事を読み終わる頃には、「私(僕)でもいけるかも!」と思えるはず。
あなたもカラーコーディネーターになれる!資格取得まで。
一緒に見ていきましょう!
Contents
カラーコーディネーターって何?どんな資格なの?
色を使い分け、様々な状況に応じてコーディネートするスキルです。
これがカラーコーディネーターです。
カラーに関する資格って、意外と沢山あるんですよね。色彩検定・パーソナルカラー検定・デジタル色彩師など。でも、初めての方はカラーコーディネーターがお勧めですよ。
なぜなら色に関して幅広く網羅しているから。いきなり専門分野に入るよりも、認知度も高く、就職に役立つ資格を取得した方が、今後に活かせますよね。
更にカラーコーディネーターはファッションデザインやインテリアデザインなど、仕事で使うことを想定した試験内容になっています。
より実践で役立てられること間違いなしですよ!
カラーコーディネーターの試験内容を理解しよう!

さっそく具体的な試験内容に入っていきましょう!
先ほどカラーコーディネーターの資格は、より実践で役立てられるとお伝えしました。
具体的に試験に組み込まれている内容はこちらです。
- ファッションカラーと色彩計画
- メイクアップ商品の色彩設計
- インテリア製品の色の設計とカラーコーディネーション
- 色の見え方の多様性とユニバーサルデザイン
- 色と心理
- 配色と色彩調和
まだ沢山ありますが、一部だけを見ても私たちの生活に色が溢れているのを感じられると思います。
これを学べば、現在の仕事や将来なりたい仕事に活かせるのも納得ですね。
試験期間について
カラーコーディネーターの試験は年2回。2021年は6月と10月頃にありました。
特徴的なのは試験期間が半月以上設定されていること。
その期間内で一回受験ができます。
2021年6月の試験を見てみると、試験期間は6月17日〜7月9日でした。
約3週間もあるんですね。
ここで大事なことが、申し込み期間が決まっているということ。因みに上記の申し込み期間は6月1日〜6月25日となっていました。
また申し込みは希望受験日の14日前までとなっていますので、7月1日に受けたい場合は6月17日までに申し込みをしなければいけません。
受験勉強を始める前に、このあたりはチェックしておきたいですね。
カラーコーディネーター資格試験のアドバンスとスタンダードって何?
カラーコーディネーターの試験にあるクラス分けのことです。優しい方がスタンダード、少々難しい方がアドバンスとなります。
それまでは1級・2級・3級となっていたものが、難しすぎて受ける人も少なかった1級が廃止され、2級相当がアドバンスクラス、3級相当がスタンダードクラスとなったんです。
2020年ってごく最近のことですよね。
それに伴い試験内容も変更になっています。しかし最近すぎて、市販のテキストにはまだまだ1級・2級と書いてあるものも沢山あるので、覚えておいて下さいね。
ちなみに試験は期間中一回受けられるとお伝えしましたが、クラスが違う場合はそれぞれ一回づつ受験が可能です。
同じ期間中にアドバンスとスタンダードどちらも取得できる可能性がある!ということですね。
カラーコーディネーター資格試験で選択できるIBTとCBTとは?
もう一つ大事な変更はIBTとCBT。
IBTとは「Internet Based Testing」の略で、要はオンライン試験のこと。
インターネット環境さえあれば、自宅でも会社でも試験が受けられる仕組みです。
心配になりますよね。
実際カンニングできるのか試験を受けた方の記事がのっていましたが、試験の始めに部屋の中を見せ、試験中も画面を見回ったりしているので、不審な動きをするとバレそうだけど、上手くやればできるのではないか?
と書かれていました。勿論その方もカンニングは絶対ダメ!と言っているように、それで受かっても自身の力になりませんからね!
ではIBTがオンライン試験とするとCBTは「Conputer Based Testing」の略。
一応CBTもインターネットを使うのは同じですが、試験会場に行き受験します。
インターネット環境を揃えるのが難しいという方や、自宅で一人だと何かあった時に心配、という方はこちらがオススメですよ。
試験の申し込みに関しては以下公式HPから行ってくださいね。
カラーコーディネーター資格試験で必要なのはこれだけ?THEテキスト

カラーコーディネーター検定試験では、公式テキストという絶対必要なものが一つだけあります。
主催の東京商工会議所が出しているテキストですが、なぜこのテキストかというと、試験問題が全てこの中から出題されるからです。
プラスアルファ、皆さん学生時代、学校の教科書より塾の教材の方が読みやすかった、ということはありせんでしたか?私もその一人。
公式テキストは必須なものですが、市販で売られているテキストの方が要点がまとめられていて読みやすい!!という声が多いのです。
同じ内容でも絵やまとめ方が違うと理解が深まったりしますので、ぜひ2つ、購入いただくといいのではないでしょうか。
市販テキストのおすすめはこちら→カラーコーディネーターのテキスト
カラーコーディネーター資格試験の勉強法は簡単!ひたすら◯◯

◯◯に入る言葉はズバリ!!
暗記です。
テキストを何度も何度も読み返して、ひたすら暗記することです。
合格した方が口を揃えて言っていますので、間違いないでしょう。
コツとしては読む・書く・声に出す・人に説明してみるなど、五感を多く使って覚えることです。
そうすることで脳が重要な情報と判断し、記憶に残りやすくなります。
更にインプットしたらアウトプット!
「よし!問題を解いてみよう。」と思うのですが、2020年に改定したばかりで新方式に対応した過去問はまだ出ていないのです。
改定前のものでも、やってみると勉強した内容が頭に入りやすいので、どんどんトライしてみましょう!
カラーコーディネーター資格試験の合格率ってどのくらい?
2020年6月の試験内容改訂から、なんと合格率が上がった!?
現アドバンスクラスに相当する2級の合格率は35%〜50%だったのに対し、2020年は50,3%、2021年には65,6%にまで上昇!
スタンダードクラスに関しては2021年84%という高確率です!!
確実に合格しやすくなっている!ということは、問題も少し優しめになっている!ということなんですよ。
2021年度 試験結果
クラス | 受験者(人) | 実受験者(人) | 合格者(人) | 合格率 |
アドバンス | 514 | 494 | 324 | 65,6% |
スタンダード | 2,289 | 2,181 | 1,832 | 84,0% |
2020年度 試験結果
クラス | 受験者(人) | 実受験者(人) | 合格者(人) | 合格率 |
アドバンス | 1,304 | 1,115 | 561 | 50,3% |
スタンダード | 4,575 | 4,210 | 3,044 | 72,3% |
カラーコーディネーター資格試験の難易度はどう?勉強の期間は?

合格率からも分かるように、しっかりと勉強をすれば合格できる確率は高いでしょう。
合格点は70点以上です。これもなんだかいけそうな数字ですね。
それに全てマークシート方式なので、論理立てて回答するような問題は出てきません。
では合格した人はどのくらいの期間勉強していたんでしょうか?
見てみると最短で2週間、最長で4ヶ月でした。
人によってかなり差がある結果ですね。1日に1〜2時間取れるとしたら、初めての方は2ヶ月程度余裕をみれば大丈夫かな!という感想です。
暗記するには繰り返し頭に入れる必要がありますからね。
余裕を持ったスケジュールで勉強していきましょう!
まとめ
- カラーコーディネーターは実践的な色の知識を幅広く網羅できる。
- IBTとCBTで自身に合った受験の仕方が選べる。
- 試験内容が改定されて合格率が上がった。
- 必要なのはテキストだけ。
- ひたすら暗記。
- 勉強は1日1〜2時間で2ヶ月みよう。
このようにカラーコーディネーターは独学でも十分合格できる資格です!
合格率が上がっている今が狙い目。
「受けてみたい!」と思いましたか?
色は人の気分にも影響を与えるもの。生活の中にも溢れています。
ぜひ資格を取得して、就職や自分磨きに活かしていってくださいね!!