こちらの記事をご覧いただいている方は、これらの事で悩まれていませんか?
- アドビ認定プロフェッショナルって何?
- 試験は難しいの?
- オススメの勉強方法を教えて!
- たまに見るアドビ認定エキスパートって何?
こちらの記事を読んで頂ければ、アドビ認定プロフェッショナルの資格について、全ての事が分かるようになります。
Contents
アドビ認定プロフェッショナルって必要?

ですが様々なメリットがあるので、私としては資格の取得がオススメです。
結論からお伝えしますと、アドビ認定プロフェッショナルの資格が無くても仕事を見つけることは可能です。
ですが、資格を持っていた方が色々なメリットがあるので資格取得をオススメします。
アドビ(Adobe)製品は、イラストレーターやデザイナー業界ではほぼ必須のツールです。
他にも同じようなアプリケーションはありますが、ほとんどの職場でアドビ製品が使われているので、使えるとスムーズに業務を行うことが可能になります。
アドビ認定プロフェッショナルの資格があったら、一体どんなメリットがあるの?持っていない場合のデメリットは?
気になりますよね?
アドビ認定プロフェッショナルは国際認定資格です。
他にも以下のようなメリットがあります。
- 自分のスキルを証明出来る。
- 表現力が増し、いろいろな機能を知ることで作業効率UP。
- 企業によっては資格手当が支給される。
- 他のスタッフとデータのやり取りが容易になる。
- 就職先の企業も操作説明等で時間を取られずに済み、業務をスムーズに任せられる。
- 世界共通の資格なので世界中で活躍することが出来る。
このようにアドビ認定プロフェッショナルを取得すると、様々なメリットが存在します。
ではデメリットはどうでしょうか?
- 就職活動の際、実績や製作物がないと実力を示すことがむずかしい。
- 他製品の知識は豊富でも、クライアントが納品形態をPSD(Photoshopのデータ)で指定している場合がある。
- 書類選考で考慮されない。
大きなデメリットがありますが、メリットがたくさんあるので、是非資格取得を目指して欲しいです。
現在のアドビ認定資格の種類
現在アドビ認定資格はスタンダードとプロフェッショナルの2種類です。
プロフェッショナル資格にはスタンダード資格にない2つの違いがあります。それがこちらです↓
- DTP/WEBデザインの基本知識も出題される
- 国際認定資格はプロフェッショナルのみ
海外でも資格を生かしたいとお考えでしたら、プロフェッショナルの資格取得を目指したほうが活用できる幅が大きく広がります。
アドビ認定プロフェッショナルの難易度

過去に存在したアドビ認定エキスパートはプロの現場で3年以上の実務経験があるユーザーが対象でした。
現在は、アドビ認定エキスパートの下位に位置するアドビ認定アソシエイトと統合されています。
名称を「アドビ認定プロフェッショナル」に変更し、以前は実務を3年以上経験した方に向けた資格でしたが、現在は資格取得の制限も無くなったので誰でも受験出来るようになりました。
また、難易度も下がったと言われているので以前よりも取得しやすくなったと言えます。
試験難易度は下がった?
アドビ認定プロフェッショナルは、公式サイトでエントリーレベル(初級)の資格と説明されています。
テキストを見ながら、実際にアプリケーションの使い方を学習することで独学でも取得が可能なレベルです。
アドビ製品のアプリケーションをほとんど操作したことがない場合、出題範囲の説明も理解出来ないぐらい専門用語が出てきます。
そのため初心者の方はある程度時間をかけて学習しないと、合格はむずかしいです。
普段からアプリケーションを使っている方でしたらそこまで難関ではないと言われています。
でも、普段使わない機能や忘れている機能などもあると思いますので、試験合格のためにおさらい程度の勉強はしておいた方が安心です。
学習時間は、初心者の場合1日2時間程度の学習で3ヵ月程が目安になります。
アドビ認定プロフェッショナルの合格率

合格基準は、1,000点中700点を取れば合格基準を満たせます。合格率は非公開のため、正確な合格率は残念ながら分かりません。
廃止されたアドビ認定エキスパートより難易度が低くなったと言われています。
実際一発合格できた方は多く、気を抜かずにしっかり学習をすれば初試験でも合格することが可能です。
アドビ認定プロフェッショナルの試験詳細

アドビ認定プロフェッショナルの気になる試験内容ですが、試験はそれぞれのアプリケーションで独立しています。
現在資格認定されているアプリケーションは3つです。
- Visual Design using Adobe Photoshop CC
- Graphic Design & Illustration Using AdobeIllustrator CC
- Digital Video Using AdobePremiere Pro CC
試験時間は50分で、テストの形式は以下の通りです。
- 選択肢形式
- ドロップダウンリスト形式
- クリック形式
- ドラッグ&ドロップ形式
- 操作問題
計30問前後が出題されます。試験終了後すぐに合否の確認が可能です。
試験方法の詳細
アドビ認定プロフェッショナル試験は、全国の各会場で実施されています。
試験日はそれぞれの会場で違うので、お住まいの市町村ごとにお調べください。以下のリンクから調べることが可能です。
https://adobe.odyssey-com.co.jp/exam/location.html
試験方法は、各試験会場にあるパソコンを使って行う、CBT方式(Computer Based Testing)を採用しています。
※CBT方式(Computer Based Testing)とは、パソコンを使ったテスト方法です。受験者は試験会場にあるパソコンを使って回答し採点もパソコン上で行うので、試験が終了したらスグに合否がわかるようになっています。
もし不合格になってしまった場合でも、再受験が可能です。回数制限はないのですが、再受験の時にはルールがあります。
- 2回目の受験は前回の受験から1日(24時間)のインターバルが必要
- 3回目以降は、前回の受験から5日間(120時間)のインターバルが必要
上記のルールを忘れないよう気をつけてください。
受験料について
アドビ認定プロフェッショナル試験の受験料には、一般料金と学生料金の2種類があります。
- 一般料金:10,780円
- 学生料金:8,580円
学生料金を適応する場合申込の時に学割を選択し、試験当日に学生証を持参する必要があります。
アドビ認定プロフェッショナル試験申し込みから結果発表までの流れ

アドビ認定プロフェッショナルの試験申し込みから合格発表までの流れをご説明させていただきます。
【試験の流れ】
1,試験会場を選び申し込む
2,受験IDの登録をする必要があるため、事前に登録する
3,試験当日、申込の際指定した日時に試験会場へ向かう
4,試験終了、結果はスグに発表されます。
以上が申し込みから合格発表までの流れです。申し込みから最短1日で完了出来ます。一つひとつ詳しくご説明します。
1,試験会場を選び申し込む
試験会場は各市町村で行われていて、開催日は、各会場でそれぞれ違います。コチラのリンクで確認可能です。
2,受験IDの登録をする必要があるため、事前に登録する
アドビ認定プロフェッショナルを受験するには、必ず受験IDを取得する必要があります。試験会場と日時が決まりましたら忘れないうちに事前に取得して下さい。
登録情報に変更があった場合も事前に変更する必要があります。一度受験IDを取得している方は、再取得の必要はありません。
試験当日は、受験IDとパスワードの控えを持参するのを忘れないようにして下さい。
コチラのリンクから登録が可能です。
https://www.odyssey-com.co.jp/id/
3,試験当日、申込の際指定した日時に試験会場へ向かう
当日は、以下の3点(学生の場合は4点)を会場に持っていく必要があります。
- 受験ID・パスワード
- 受験票
- 写真付きの身分証明書
- 学生の場合は学生証
受験票に関しては、試験会場によって発行されない場合もあります。詳しくは、申し込みをした試験会場で確認することが可能です。
身分証はコピーしたものではダメなので、以下に載っている身分証の原本を準備してください。
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード
- 社員証
- 学生証
学割で受験の申し込みをされた方は、必ず学生証を準備してください。試験当日に忘れてしまうと、受験することができなくなってしまいます。
お勧めの勉強方法

続いてはお勧めの勉強方法とテキストをご紹介させていただきます。テキストだけ読んでもアプリケーション自体がないとどうしても理解しづらいので、アプリケーションも同時に準備してください。
アドビ公式が出しているチュートリアル動画はかなり参考になります。3分の動画から最長60分の動画までさまざまなチュートリアルを無料で見ることが可能です。
アドビ認定アソシエイト対策として出版されているアドビ公式テキストも、とても参考になります。
ですが、専門用語や図解が多いため、初心者の方は公式テキストと、初心者用のテキストを合わせて学習すればさらに効果的です。
コチラから公式サイトのテキストが購入できます。
https://adobe.odyssey-com.co.jp/study/
初心者向きPhotoshop学習にお勧めなテキスト
これからご紹介するテキストは、主に初心者の方を対象にしたテキストです。ある程度知識のある方は、アドビ認定アソシエイト対策のテキストで学習すれば合格を狙うことが出来ます。
Photoshop しっかり入門

コチラのテキストは、初心者の方が【Visual Design using Adobe Photoshop CC】を受験する際の試験対策にお勧めな参考書になります。初心者の方がつまずきやすい基礎知識やツールの使い方まで、幅広くカバーしている一冊です。
似たような機能の説明が続く時などは、先ほど説明したものとは違う機能という説明まで丁寧に書いてあるため、混乱する事なく基礎知識が学べます。
Photoshop 10年使える逆引き手帖

Photoshop 10年使える逆引き手帖【CC完全対応】[Mac & Windows対応] (ああしたい。こうしたい。)
曖昧に使っていた機能の理解が深まりスムーズに読み進められる一冊です。先ほどご紹介した「Photoshop しっかり入門」でまずは学習し、その後コチラを読むとワンランク上の技術が身に付きます。
スキルアップにも役立ちますし基礎からしっかりと説明されているので、ふとした時に忘れてしまった機能を辞書のように確認できる、まさに10年使える逆引き手帳です。
初心者向きIllustratorの学習にお勧めなテキスト
ここからは【Graphic Design & Illustration Using AdobeIllustrator CC】の合格を狙う初心者の方向けのお勧めテキストです。
デザインの学校 これからはじめるIllustratorの本 [CC対応版]

デザインの学校 これからはじめる Illustratorの本[2020年最新版]
これから始める方のための一冊で、超初心者向けです。基本中の基本を学べますが、この一冊だけでは試験範囲を学習しきれないため、アドビ公式サイトの試験対策テキストも併用して学習する必要があります。
使いながら理解していく形式のため、Illustratorで何が出来るのかを学ぶのに最適です。
Illustrator 10年使える逆引き手帖

Illustrator 10年使える逆引き手帖【CC完全対応】[Mac & Windows対応]
Photoshopと同じようにIllustratorでもコチラのシリーズが役に立ちます。ある程度の基礎を身につけた後、コチラのテキストを使えばさらなるスキルアップができます。
ワンランク上のテクニックも載っているため、深くアプリケーションを学ぶことが可能です。
初心者向きPremiere Proの学習にお勧めなテキスト
最後に、【Digital Video Using AdobePremiere Pro CC】の初心者用テキストのご紹介です。
プロが教える! Premiere Pro デジタル映像 編集講座 CC対応

プロが教える! Premiere Pro デジタル映像 編集講座 CC対応
コチラのテキストはpremiere proを教えるスクールで、教科書として使われることも多い定番テキストです。過不足なく丁寧に説明してくれるため、スイスイと作業が出来るようになるのが特徴。
サンプル動画を完成させるごとに達成感を感じることができ、学習するのが苦にならないよう工夫がされています。
アドビをお得に入手でき、なおかつ勉強も出来る方法

通常の方法でAdobe CCを購入すると、年間72,336円かかってしまいます。学生であれば、65%割引で、年間26,136円で購入可能です。
では、社会人の方はこの高額な金額を支払わなけばならないのでしょうか?
その方法は、通信講座を受講することです。なぜ通信講座に申し込むと、半額になるのでしょうか?
それは、「通信講座を受講する」ということは、【学生になる】ということだからです。
デジタルハリウッドAdobeマスター講座

アドビ認定プロフェッショナルの資格取得に役立ちつつ、Adobe CCをお得に手に入れられるオススメ講座。
ひとつめは、こちらの「デジタルハリウッド(以下デシハリ)Adobeマスター講座」です。
こちらの講座は、本格的な講座を受講する前の入門講座になります。この講座でアドビの基本を学び、取得したい資格の参考テキストを利用して、理解を深める方法がオススメです。
講座の動画が5分〜15分程度に細かく分けられているため、飽きづらいように工夫されています。
また、講師の先生が動画内に写っており、身振り手振りを加えて説明をしてくれるので、実際に講義を受けているような感覚を得られるのが特徴です。
デジハリAdobeマスター講座の詳細
受講料:39,980円
講座内容
- Adobe CC(年間ライセンス)
- 動画講座(1ヶ月の動画視聴期間)
- サポート (2ヶ月間の課題添削期間)
講座の受講期間は合計3ヶ月間となります。講座修了後もAdobe CCは使用可能です。詳しい使い方などに関するサポートは無いので、分からないことに関しては、自分で調べなければなりません。
学べる内容
- Illustrator
- Photoshop
- Dreamweaver
- Premiere
- AfterEffects
- Animate
申し込みをした後は、決済完了後すぐにメールでライセンスコードが届くので、「今スグ」学びたい方にお勧めです。
たのまなアドビトレーニング講座

たのまなアドビトレーニング講座は、ヒューマンアカデミーが行っている通信講座です。簡単な動画編集と、デザイン制作までをゴールとしています。
こちらの講座も、基礎をマスターするための講座なので、講座の受講+テキストで知識を深めておくと良いです。
講座の動画は、大体1時間程度です。音声のみで解説しているため、人によっては分かりづらいと感じるかもしれません。しかし、受講中は質問し放題なので、分からないことがあればドンドン質問しましょう。
ちなみに、添削を依頼する場合は、別途32,000円の費用がかかってしまいます。また、こちらの講座は3種類用意されていますので、自分に合ったコースを選択することが可能です。
たのまなアドビトレーニング講座の詳細
こちらの講座には、3種類の講座があります。
- 1ヶ月受け放題コース:39,980円
- 3ヶ月受け放題コース:45,800円
- 12ヶ月受け放題コース:76,800円
講座内容
- Adobe CC(年間ライセンス)
- 動画講座(1ヶ月・3ヶ月・12ヶ月)
- サポート(3ヶ月・13ヶ月・25ヶ月)
学べる内容
- Illustrator
- Photoshop
- Dreamweaver
- Premier
- After Effects
- Lightroom
- Fireworks
- Adobe XD
- InDesign
- Flash
決済完了後、3〜5営業日後に利用可能。若干のタイムラグがあるため「即始めたい!」とお考えの方はご注意ください。
アドビ認定エキスパートとは?

アドビ認定エキスパートとは、アドビ社(Adobe)が製作したアプリケーション(PhotoshopやIllustrator等)の知識・操作技術を証明するための資格です。
アドビ社認定の世界共通資格で、自分のスキルを世界に向けてアピールする事ができます。
2022年現在、アドビ認定エキスパートはアドビ認定プロフェッショナルに名称変更されました。
アドビ認定エキスパートの廃止

アドビ認定エキスパートは、2019年11月末をもって終了しており、現在はアドビ認定プロフェッショナルに名称変更されています。
以前はアドビ認定アソシエイトとアドビ認定エキスパートがあったのですが、現在は1つに統合されました。
アドビ認定エキスパートを取得するには、試験内容の75%ほどの正解率が必要だったため、難易度はやや高かったです。
さらに、現場で3年以上の実務を経験しているユーザーが試験対象者だったので、その点も含めハードルが高かい資格でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?こちらの記事で疑問点や難易度などが分かったと思います。
- アドビ認定エキスパートは廃止され、現在はアドビ認定プロフェッショナルに変更されたこと。
- 以前より難易度が下がったため合格率は上がったこと。
- お勧めの勉強方法やお得にアプリケーションを手に入れる方法
アドビ公認の国際資格ですので活躍の場が広がります。こちらの記事が、アドビ認定プロフェッショナル試験の受験を検討されている方へ、少しでも力になってくれれば幸いです。