何か勉強して資格を取ろうと思うんだけど、、、
皆どうしてる?何かある?
取り敢えず700点目標かな。
翻訳の資格試験の勉強しているよ!!
TOEICや、英検だけだと思っていたけど、
Bくん、TOEIC確か800点ぐらい取っていたんじゃなかった?
あるんだ。
これが凄く難しいんだけど、持っていると
信頼度や、履歴書、ポートフォリオなどの印象がやっぱり違うんだよね、、、
みんな、知らない内に頑張っているんだね。
そのJTA公認翻訳専門職資格試験、どんな内容なの?
どれぐらいの人が持っているの?合格率は?
知りたい!!
JTA公認翻訳専門職資格試験
何だか名前だけでも、かなりハードルが高そうな難しそうな名前ですが、
最近私が同級生達とのおしゃべりから、初めて知った資格試験です。
それと同時に、翻訳と言う仕事の奥深さに興味が沸き、友人のAさんやBくんの為にも、調べてみました。
TOEICを超える難易度、レベルが高いと言われているようです。
TOEICは700を目標にと思っている私にとっては、妄想空想が働く世界です。
英語と中国語があるようですが、今回は英語に特化して調べてみました。
Contents
翻訳って資格がないとできないの?
翻訳をするための資格はないです。
ただ、企業に翻訳をメインに就職する場合や、あなたがどんな翻訳をしたいかによって、有利な資格、持った方が良い資格というのは異なります。
TOEICなら860点以上とか、英検1級などが、求められるようです。
就職であれば、それが産業、IT、医学など、分野によって求められる資格は異なります。
JTA公認翻訳専門職資格試験に合格し認定をされていると、自分自身に翻訳の総合的な力があるという事を、証明する事ができます。
他の翻訳者に差をつけたいとか、高いスキルをアピールしたい人にはオススメな資格試験となります。
一般的な転職なら、資格より翻訳コンテストや作品、経験者優遇と言った実績が有利です。
即戦力と確実性を求められる世界になります。
翻訳向けの資格って他にも色々あるの?
まず翻訳者には、大きく分けて3つの翻訳があります。
文芸(出版)翻訳者、産業翻訳者、映像翻訳者です。
◯文芸翻訳者👉JTA公認翻訳専門職資格試験
小説やエッセイ、絵本などの翻訳、文芸部門が豊富です。
◯産業翻訳者👉翻訳実務検定、JTFほんやく検定
翻訳会社の翻訳トライアルに合格することが必須になります。
◯映像翻訳者
特に資格はありませんが、映像翻訳者になるために、必要なスキルというのがあります。
①語学力
TOEIC860点以上は欲しいと言われています。
②日本語の表現力
直訳にならずに、製作者の伝えたいメッセージを、日本語で伝える能力が必要です。
③調査力
知らない業界、分野の事でも、図書館や文献などを多方面から調べて、内容や背景を、しっかりした根拠のもとに理解する必要があります。
④映像翻訳の基礎知識や、技術力
映像翻訳は、他の翻訳と異なり、映像の邪魔にならないことが大前提になります。
字幕の文字数が多すぎると、本来の映像を観る余裕がなくなるため、細かい制限があります。
例えば、句読点を入れてはいけない。
一文を規定の長さ以下に収めなくてはならないなどの、特殊なルールを知らないといけません。
映像翻訳者を目指す場合は、制作会社に入社するか、学校に通う。通信教育を受けたりという方法になります。
翻訳に関する資格なな資格
- JTA公認 翻訳専門職資格試験
- JTA公認 翻訳専門職資格基本試験
- JTFほんやく検定
- TQE:翻訳実務検定
JTA公認翻訳専門職資格試験の特徴、試験の内容は?難易度は?
JTA公認翻訳専門職資格試験とは、
翻訳のプロフェッショナルの能力を総合的に審査し、認定する翻訳専門職資格試験です。
- 試験の名称:JTA公認翻訳専門職資格試験
英語にすると「Certifierd Professional Translator Test」です。通称は、CPT試験と言われています。
IT技能・プロジェクトマネジメントスキルが問われるため、生産性の高い翻訳者としての仕事の受注や就職・転職に役立ちます。
仕事の単価も比較的、高く維持できるようになります。
高度の語学力はもちろん、言語運用能力、翻訳表現技術、文化背景知識と異文化理解力、
専門知識と実務能力、IT運用力とリサーチ力、マネジメント能力と職業倫理などです。
試験内容(日英・英日)
①翻訳文法技能試験(90分)
②翻訳IT技能試験(60分)
③翻訳マネジメント技能試験(30分)
(6つの分野から1分野を選択)
・フィクション
・ノンフィクション
・IR・金融
・リーガル
・医学・薬学
・特許(IT)
③のマネジメント技能試験は、業務の分野によって自分で選択する事が可能です。
また、①〜③までの試験は同一の日程ですが、一度に全て受験しなくても良いです。
個々のスケジュールに合わせて、別な日に受験する事も可能です。
さらに、④の翻訳能力検定試験においては、JTA公認ビジネス翻訳能力検定試験とJTA公認出版翻訳能力検定試験は、他の①〜③の試験と別な日程で開催されます。
同時に受験することはできません。
④翻訳能力検定試験
①出版翻訳能力検定試験 又は、②ビジネス翻訳能力検定試験の1分野
①出版翻訳能力検定試験(英日)
1)絵本翻訳能力検定試験
2)ヤングアダルト・児童書翻訳能力検定試験
3)エンターテイメント小説翻訳能力検定試験
(ミステリー、SF、ファンタジー、ホラー)
4)スピリチュアル翻訳能力検定試験
5)一般教養書(ビジネス関連)翻訳能力検定試験
6)一般教養書(サイエンス関連)翻訳能力検定試験
7) 出版シノプシス能力検定試験(フィクション/ノンフィクション)
②ビジネス翻訳能力検定試験(英日・日英)
1)IR・金融翻訳能力検定
2)リーガル翻訳能力検定試験
3)医学・薬学翻訳能力検定試験
4)特許翻訳能力検定試験
①出版翻訳能力検定試験は、それぞれの出版翻訳分野の翻訳能力を判定します。
②ビジネス翻訳能力検定試験は、ビジネス翻訳の各分野を目指す方で現在の能力を測りたい方向けです。
どちらも、1から5級制(グレード)で判定となり、試験時間は3時間(日本時間)となっています。
グレード | レベル |
---|---|
1級 | プロと認める十分な翻訳がある |
2級 | 若干の修正を要するところはあるが、プロレベルの翻訳力を持つ |
3級 | 基本的な翻訳の素養がある |
4級 | 英文和訳レベルから脱する必要がある |
5級 | 日本語力、もしくは英語力自体を見直す必要がある |
引用元:https://www.jta-net.or.jp/about_publication_exam.html
願書受付と受験料
期間:4〜5月、7〜8月、10〜11月、1〜2月
試験日程:6月・9月・12月・3月の第一日曜日
受験地:インターネットによる在宅試験
試験名 | 科目 | 受験料(一般) | 受験料(メンバー/学生) |
JTA公認翻訳専門職資格試験 | 1科目 | 5,500円 | 4,400円 |
2科目 | 11,000円 | 8,800円 | |
3科目 | 16,500円 | 13,200円 | |
JTA公認出版翻訳能力検定試験 | 7,700円 | 6,000円 | |
JTA公認ビジネス翻訳能力検定試験 | 7,700円 | 6,000円 | |
JTA公認専門職資格基礎試験 | 4,400円 | 3,300円 |
受験料の支払い
◉国内は銀行振込
◉海外はPaypalでお支払い(米ドル建て)
受験申請書へ銀行振込日を記入してから、提出する流れになっているので、
受験料の支払いは、早めに対応をしてください。
JTAメンバーズや学生なら割引料金で受験することができます。
- JTAメンバーズの年会費:6,500円
しっかり勉強をして資格取得を目指すなら、JTAの会員となって良い情報を受け取りながら、受験料も抑えることができますので、オススメです。
受験方法
受験までの流れ
①JTA公式HPから、受験申請書をダウンロードして必要事項を記入する
②受験料を振り込む
③試験当日
試験開始点呼メールが事務局から送付
⏬
点呼メールに記載されたアドレスから試験問題をダウンロードして試験開始
⏬
終了後、指定の時間までに試験の解答を、Wordでメール送信
④試験終了後2ヶ月前後で結果をメール通知
試験を受けるために準備するもの
◉インターネット環境
◉メールが使用可能な環境
◉Microsoft Wordなどの、回答を記録するソフトウエア
合格発表日:試験日の次月中旬までに通知
HPでも発表されます。
引用:https://www.jta-net.or.jp/about_pro_exam.html
一般社団法人 日本翻訳協会
合格率と難易度
残念ながら、合格率というのは公開されていませんが80%以上の得点で合格になります。
プロ翻訳家を輩出するための試験になるので、とても難易度の高い資格試験と言えます。
JTA公認翻訳専門職(Certifierd Professional Translator )の認定条件
1、4科目全てに合格(2級以上取得)
2、2次審査(翻訳経験2年以上の実績審査)に合格
注)試験合格の有効期限:試験合格(2級以上)より5年以内
ここまで読んで、凄くハードルが高そう!と、思われた方は少なくはないですよね。
でも勉強をしたいと思っている皆さんに、少しだけ?(^_^;)
安心して貰える事もあります。
JTA公認翻訳専門職資格基本試験、一緒じゃないの?どう違う?
JTA公認翻訳専門職資格試験よりランクは下になりますが、専門職資格基本試験と言うのがあります。
英語の基礎学力があって翻訳者を目指している方、英語の基礎学力がある大学生や専門学生にお勧めです。
JTA公認翻訳専門資格試験を受ける前に、学力確認で受けるのも良いかと思います。
試験内容
①英日翻訳と、②英文リライト
英日翻訳→問題1〜5 計5問
翻訳変換技法に沿って、翻訳英文法に基づいて構成
英文リライト→問題6〜8(各2問 計6問)
Plain English の法則に沿って構成
① ②あわせて、試験時間は90分。
受験料: 4,400円
JTA公認翻訳専門職資格試験を目指す方々向けの、資格試験となります。
今は、AIがある、翻訳者の将来性ってどう?
機械翻訳はニューラルネットワークという仕組みと、ディープラーニングを利用したニューラル機械翻訳によって、格段の進歩を遂げていますよね。
Google翻訳も目覚ましい進化を果たしています。
しかしながら、英訳は和訳ほどは、まだまだ使えるレベルではないという声は少なくはありません。
益々、グローバル化と共に、海外へ進出している方々が多く海外からのインバウンドが多い日本においては、翻訳のニーズはこれからも、さらにあると言えます。
医療にせよ、建築、設計、人間同士でコミュニケーションを取りながら進めなければいけない現場においては、AIは、人間でしか取れないコミュニケーションには及ばないとも言われております。
翻訳業界の傾向
今は海外在住の日本語ができる人々が、安く案件を請負ったり、機械翻訳のポストエディットが増えています。
そのため、翻訳者の単価は下落傾向にあります。
(ポストエディットとは、機械翻訳が出力した訳を作業者が修正して、
人による翻訳に近づけるサービスです⇨作業者をポストエディターと言います。)
例えば、外国人の友人達がLINEとかしてくると、
翻訳機使っている文章と、そうじゃない文章、すぐわかるもの。
経済のグローバル化によって、貿易、国際事務の需要は安定しており、今後もこの分野は仕事が最も見込める可能性がありますので、翻訳の需要は高まっていきます。
一方、実務翻訳の分野においては、法律事務所や外資系企業、特許関連の会社の翻訳部門などに所属して、企業内で翻訳業務にあたる人もいます。
スキルを積み上げる
翻訳者となって仕事をする、エキスパートのような人でも、やっぱり練習とかトレーニングとかするのかな?
多く稼いでいるプロや、エキスパートの人ほど、日頃から、スキル向上のための
努力は惜しまないようです。
例えば、字幕翻訳に従事している人の場合、仕事がない時でも
必ず1日に一回は、映画やDVDを借りてきて観る人が多いです。
内容を全て理解できるかどうか、自分ならどうやって字幕を作るか、といった事を
参考に考えながら観てトレーニングするそうです。
自分の弱点となる可能性になるものを日々クリアにして、
日頃から欠かさず翻訳の能力向上を目指して、自分のペースで勉強し続けている方が
とても多いです。
新しい技術やトレンドなどを扱う雑誌などは欠かさずにチェックしたりしているよ。
時代遅れになったり知識が古びたりしないように常に知識や、スキルのアップデートをすることが大事だよ。
長く翻訳者として活躍したい、仕事をしたいと思えば、当然のことかもしれないね。
これから求められる翻訳者とは、クオリティを落とさずに、品質・スピード・コストにかなう翻訳が強く求められると言われています。
また、これらを活かしたライティングするスキルを常にアップデートする必要があるんだよ。
ビジネス文書特有の言い回しに精通しているなど、スキルを磨いておけば、業界で重宝されたり、長く翻訳者として活躍できる可能性は高くなります。
まとめ
JTA公認翻訳専門職資格試験の特徴・試験内容・難易度についてお話ししてきましたが、知れば知るほどに、エベレスト山のような高い目標を感じました。
私自身、仕事で外国人と話し、ディスカッションをした経験があります。
その時、感性や経験値の繊細な事を知りたい時に、通訳の方に言うのも、困った事があります。
通訳の方に間違った解釈をされてしまって、全く意図しない答えが、相手から返ってきたからです。
私自身の日本語の表現力や、伝え方という事を考えさせられました。
これは、文書などの翻訳でも近い事がありました。
生まれ育った環境や、文化の違いで一つの事柄でも受け取り方や、判断、認識というのは異なります。
人と人との、会話の中で、相手の表情や反応を見て、それらを複合的に考慮して解釈していく。
そういった『相手の心のひだに触れる』ことができるのは、人間だからこそ、できることなのではないでしょうか。
JTA公認翻訳専門職資格試験は、とても難易度の高い資格試験になります。
道のりは困難な場合もあるかと思いますが、高いスキルを身につけ、仕事の品質を高くする事ができれば、長く活躍する事ができるようになります。
あなたにあった資格試験、分野でスキルアップできるよう、この記事が少しでも役に立てたらうれしいです。
この記事では、
- 翻訳って資格がなくてもできる
- JTA公認翻訳専門職資格試験の特徴
- JTA公認翻訳専門職資格試験の試験内容
- JTA公認翻訳専門職資格試験の難易度
- JTA公認翻訳専門職資格基本試験との違い
このようなことについてお話ししてきました。