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医療事務管理士の難易度や合格率は?テキストや過去問の入手方法は??

資格を取りたい人
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医療事務管理士ってどんな資格?
資格のエキスパート
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医療事務管理士とは医療事務として働くために必要な知識を学べる資格のことです。

保険証の確認や診察券の発行、カルテの作成、会計など医療事務の仕事ってたくさんありますよね。患者さんとコミュニケーションを取りながら仕事をすることがほとんどなので病院の顔ともいわれる仕事です。
そういった「医療事務の仕事」について必要な知識を学ぶことができる医療事務管理士と呼ばれる資格があります。この記事では医療事務管理士についておもに以下のことについて説明していきます。

  • 医療事務管理士の仕事内容
  • 医療事務管理士の資格について
  • 資格の難易度や合格率
  • テキストや過去問の入手方法

医療事務管理士の資格を取得しようと考えている人や少しでも気になっている人はぜひ最後まで読んでいってください。

医療事務管理士の仕事内容

医療保険士_資格_合格率_給料_①

医療事務管理士の資格は医療事務の仕事に関する知識を習得できる資格であり、資格を取得することで医療事務として働くことができます。仕事内容としては以下のようになります。

受付業務 保険証の確認や診察券の交付、カルテの準備
病棟クラーク業務 ナースステーションで入院患者のカルテ管理や看護師のサポート
会計業務 オペレータが入力したデータをもとにお金の対応
カルテ管理業務 患者のカルテの入出庫やカルテの管理
オペレータ業務 カルテから診療内容データや検査データを入力し、診療費の算出
レセプト業務 患者ひとりひとりの1ヶ月分のレセプトの作成

上記以外にもクリニックや調剤薬局、検診センターでの受付や会計業務、損害保険会社で請求されたレセプト内容の審査といった病院外での仕事もあります。このような医療事務スタッフとしてのスキルを証明するのが医療事務管理士の資格なのです。

在宅?インターネット??医療事務管理士の資格試験内容

医療事務管理士の資格はJASMA 技能認定振興協会が主催する民間資格であり、日本で最初の医療事務の資格として誕生しました。病院やクリニックなどで働くための「医科」と歯科医院で働くための「歯科」の2種類あります。どちらの資格も自宅で試験を受けることができ、会場に足を運ぶ必要がありません。
それぞれの資格について詳しく見ていきましょう。

「医科」医療事務管理士資格

医科医療事務管理士の資格は受験資格や年齢制限はなくどなたでも受けることができ、在宅試験とインターネット試験のどちらかの方法を選択して受験します。

資格を取りたい人
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在宅試験とインターネット試験、なにが違うの?
資格のエキスパート
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在宅試験は自宅で送られてきた試験問題を見ながら解答し、解答用紙を返送しなければいけません。インターネット試験はインターネット環境があれば自宅以外のどこでも試験を受けることができ、試験後すぐに結果がわかります。
資格を取りたい人
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在宅試験と違って返送する手間もないし、合否がその場ですぐにわかるんだね。

試験概要について以下の表にまとめてみました。

在宅試験 インターネット試験
試験日 毎月(毎月第4土曜日翌日の日曜日) 好きな時に受験
試験内容 ①実技試験・・・診療報酬明細書(レセプト)点検問題1問・作成問題2問(外来1問、入院1問)
②学科試験・・・10問
※どちらもマークシート方式
①実技試験・・・60問
②学科試験・・・50問
出題範囲 実技試験→診療報酬明細書を作成するために必要な知識
学科試験→法規、保険請求事務、医学一般
試験時間 在宅試験:4時間
(実技3時間・学科1時間)
3時間
合格基準 実技試験:各問題ごとに約60%以上の得点をし、かつ3問の合計で約80%以上
学科試験:100点中80点以上
70%以上の得点
受験料 7,500円

インターネット試験はいつでも申し込み可能で、在宅試験は試験日の1ヵ月~2ヵ月ほど前から申し込みが開始されます。どちらの試験もテキストや計算機を使用して解答します。

表を見てみると在宅試験で受けた場合とインターネット試験で受けた場合の合格基準の数値に若干違いがありますね。試験日が決められている在宅試験といつでも受けられるインターネット試験の問題を一緒にすることはできないためこのような差があるのでしょう。

どちらの方式で受験しても能力判定に誤差が出ることのないよう各設問の難易度を調節することで同等の評価となるように対策されているため在宅試験のほうが難しいといったことはありません。

「歯科」医療事務管理士資格

こちらの試験も受験資格や年齢制限はなくどなたでも受けることができます。受験方法は在宅受験のみです。
試験概要は以下のようになっています。

試験日 奇数月の第4土曜日翌日(日曜日)
試験内容 ①実技試験/レセプト点検問題1問・レセプト作成問題2問(外来)
②学科試験/マークシート(択一式) …10問
出題範囲 ①実技試験→歯科 診療報酬明細書を作成するために必要な知識
②学科試験↓
・法規 (医療保険制度・後期高齢者医療制度・公費負担医療制度等についての知識)
・医学一般 (生理機能 ・傷病の種類等についての知識)
・保険請求事務 (歯科診療報酬点数の算定方法・歯科診療報酬明細書の作成・医療用語等についての知識)
試験時間 実技3時間・学科1時間
合格基準 ①実技試験→点検・各作成問題ごとに約60%以上の得点かつ3問の合計で約80%以上
②学科試験→100点中80点以上
受験料 7,500円

こちらもテキストの持ち込みは可能で計算機を使用して解答していきます。注意点としてシャープペンシルの使用は不可となっているので必ずBまたはHBの黒鉛筆を用意しておきましょう。

資格を取りたい人
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医科と歯科、どちらの試験もレセプトの実技問題があるね。
資格のエキスパート
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レセプトは医療事務の業務の中でもとくに重要なのでひたすら演習して確実に解けるようにしておきましょうね。

医療事務管理士資格の難易度と合格率

手話通訳士独学

医療事務管理士の資格は診療科目も多く幅広い知識が必要な医科のほうが歯科よりも難しいと言われています。ですが偏差値としては医科・歯科ともに43~44程度なのでそこまで難しい資格ではありません。

また医療事務管理士の資格は医療事務の仕事を目指す多くの人が受ける資格なため対策方法も多く出回っています。
難易度は低めと言えるでしょう。

合格率はいかがでしょうか。直近5回分の合格率をそれぞれ以下の表にまとめてみました。

試験実施年月 医科 歯科
2022/07 72.83% 75.5%
2022/05 62.53% 80.79%
2022/03 66.3% 66.3%
2022/01 69.8% 78.0%
2021/11 74.8% 75.5%

平均すると医科は約68%、歯科は約75%くらいですね。
そのときの試験の難易度によって多少の変化はあるものの低くはない数値でしょう。医療事務の試験の中で一番難しいと言われる診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の合格率が約30%なのと比べるとそこまで難易度は高くありません。

医療事務管理士資格の勉強時間

医療事務管理士の資格を取得するのに必要な勉強時間は450~500時間と言われています。一日2時間半~3時間勉強したとしても約半年はかかりますね。テキストや計算機の持ち込みが可能なためすべてを暗記する必要はありませんが1回の受験で確実に合格できるように毎日コツコツと勉強しましょう。

資格のエキスパート
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わからないところをすぐ確認できるように持ち込む資料をしっかり準備することも大切です。

おすすめのテキストや過去問の入手方法

翻訳検定 中国語②

医療事務管理士資格のテキストや参考書は市販では売っていません。ですが他の試験対策の問題集等を使用して勉強することは可能です。その場合のおすすめのテキストを以下にまとめてみました。

資格のエキスパート
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問題集やテキストを購入して勉強する場合は必ずその年の最新のものを購入しましょう。

医療事務管理士のテキストは市販では売られていませんがソラスト教育サービスから試験問題集を購入することができます。また過去問に関してはJSMA 技能認定振興協会にて過去問を一部抜粋し、見本として掲載しております。

資格のエキスパート
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独学で勉強する場合は口コミなどを参考にして自分に合ったテキストや問題集を購入しましょう。

通信講座を受講して勉強するのもおすすめです。以下におすすめの講座を掲載しておきますので資格取得への手段のひとつとしてぜひ参考にしてみてください。

まとめ

以上、「医療事務管理士の難易度や合格率は?テキストや過去問の入手方法は??」でした。
いかがでしたでしょうか。

医療事務の資格を取得しておくと全国どこでも就職先を見つけられるうえ、正社員だけでなくパートやアルバイトといった柔軟な働き方を選ぶことができます。実際のところ資格が無くとも働ける職種ではありますが医療事務として実務経験がない方や他の職種からの転職の場合、資格があれば未経験ではあるものの知識があることを証明できますし、やる気のアピールにもつながるでしょう。

医療事務管理士は病院やクリニック以外にも需要があり、幅広いキャリアアップにつながる資格です。
ぜひ取得を目指してみてはいかがですか。