IT関係

デジタル技術検定の資格難易度や合格率は?1級2級3級4級は履歴書に書ける?

デジタル技術検定アイキャッチ
資格を取りたい人
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IT系の資格を取りたいと思っているけど、IT系のことは未経験でなんだか自信ないなぁ。
資格のエキスパート
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それなら最近注目を集めているIoT分野でも役立つ長い歴史を持つ「デジタル技術検定」を受験してみてはいかがですか?

デジタル技術検定はものづくりに必要な「情報処理技術」や「情報処理技術」を総合的に学ぶことができる、最近注目度が増してきた資格です。

資格のエキスパート
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ソフトウェアとハードウェアどちらに対してのスキルも身に付くため、ロボット開発などの未来的な企業への就職にも役立つ資格なんですよ。
資格を取りたい人
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なんだかメガネに白衣なイメージですね!専門家って感じがして興味が湧いてきました!

今回の記事でこのような内容に対してご説明いたします。

  • デジタル技術検定のメリット
  • デジタル技術検定の種類
  • デジタル技術検定の資格は履歴書に書けるのか?
  • 試験の難易度や合格率は?
  • おすすめの勉強方法は?

こういった内容に対してこのページのみで全て把握できるようになりますので、ぜひ最後まで読んでいただき、資格取得の参考になれれば幸いです。

資格のエキスパート
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それではデジタル技術検定とはどのような資格なのか?というところからご説明いたしますね。
資格を取りたい人
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ハイッ!よろしくお願いします!

デジタル技術検定とは

デジタル技術検定1
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あまり聞き慣れない資格ですがどんな資格なんでしょうか?

デジタル技術検定は正式名称が「ディジタル技術検定」という平成元年から始まったIT系の資格でも長い歴史のある資格です。

資格のエキスパート
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長い歴史があるので、メーカーや工業系学校からの知名度や信頼性も高い資格です。

デジタル技術検定は文部科学省が後援する国際文化カレッジが主催する公的資格で「ものづくり」に必要な情報処理や制御知識などの総合的なIT知識を問われる試験になります。

資格のエキスパート
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「ものづくり」と聞くと職人さんなどをイメージすると思いますが、電子回路の設計やロボットなどの設計も「ものづくり」の1つですよね?

こういった機械的なものづくりをする際には、

  • 電子回路や電子機器の基礎知識
  • アナログ⇄デジタルへの変換について
  • 様々なソフトウェアの用途や特徴
  • プログラミングの設計

このような情報技術や制御技術に関する知識が必要です。

特に近年ではIoT(ITを搭載した家電など)への注目が高まっているため、各メーカーだけでなくIT業界全般においてもこのような「情報技術」「制御技術」に関する知識が必要になることが増えています。

色々な業界や企業からのデジタル技術検定の評価が高まってきていることもあって、資格取得手当てや合格サポート体制を設ける企業も増えていることもあり、初めてIT系の資格に挑戦する方にもおすすめです

デジタル技術検定のメリット

デジタル技術検定2

デジタル技術検定を取得するとIT業界で必要な知識を身につけることができ、ITや情報分野への就職や転職を考えている方にとってはとてもいい勉強の機会になります。

資格のエキスパート
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企業によってはデジタル技術検定の資格を持っていると資格手当を出している企業もあるため給料アップも期待できるでしょう。
資格を取りたい人
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給料アップはモチベーションアップにつながりますね!

デジタル技術検定の資格取得には、ソフトウェアやハードウェア、デジタル技術と幅広いコンピューターの操作能力を求められるので、資格を通して得られる知識や技術は様々な場面で活かすことができます

特にIoTが盛んな現在は、色々なメーカーや企業でその知識や技術を発揮できるはずです。

特に需要が多いのが

  • 家電メーカー
  • 自動車メーカー
  • ロボット開発メーカー

このような場面でデジタル技術検定で得た電子回路など基礎知識やプログラミング技術といった「情報技術」「制御技術」が必要となる機会が増えています。

資格のエキスパート
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エンジニア系の職種目指している方や既にエンジニアとして働いている方にとっても取得をお勧めできる資格です。

デジタル技術検定の資格の種類

デジタル技術検定3

デジタル技術検定は4級〜1級まで4つのレベルがあり1級が最も高難易度です。2級と1級は「情報部門」と「制御部門」に分かれていて同じ級でもそれぞれ独立した資格になります。

また、特に受験制限はないので自信があれば1級から受験することも可能です。

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2級以降はそれだけ試験範囲が広く内容が非常に高度になるので、得られる知識や技術も多くなり十分な社会的優位性もあります。
資格を取りたい人
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やっぱりそんなに簡単には行かないですよね。いきなり1級を目指しても私は挫折しちゃいそうです。
受験級 種類
4級 デジタル技術検定4級
3級 デジタル技術検定3級
2級 デジタル技術検定2級(情報部門)
デジタル技術検定2級(制御部門)
1級 デジタル技術検定1級(情報部門)
デジタル技術検定1級(制御部門)

4級から段階を追って受験級を高めることにより軸のしっかりとしたデジタル技術が身に付くので、しっかりとした知識の定着を目指すことも可能です。

資格のエキスパート
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4級や3級はそれほど難しくないので、初めにデジタル技術検定を通して基礎を学ぶにも適していると言えるでしょう。

デジタル技術検定4級3級は履歴書に書ける?

デジタル技術検定の資格は履歴書に書くこともできます。ただし、社会的有用性を十分に発揮するには2級以上の資格が必要になってきますので、4級や3級ではアピールポイントにはなりません

資格を取りたい人
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やっぱりそうですよね。なんとなく2級以上はないとあんまり意味ないかって感じてました。
資格のエキスパート
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デジタル技術検定の資格を就職のアピールポイントとして活かしたい場合は、2級以上の資格取得を目指す必要があるでしょう。

そのため4級か3級までしか資格がない場合、他に資格をお持ちでしたらそちらの資格を履歴書に書いた方が転職就職の際アピールにつながります。

デジタル技術検定の難易度と出題範囲

デジタル技術検定4

デジタル技術検定では4級と3級で制御装置の基本原理や初歩的なデジタル技術に関する知識が問われます。2級や1級になると4級や3級で得た知識や技術を応用したり設計・開発するための実務的な内容を問われます。

資格を取りたい人
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4級3級と2級1級では大きな差があるように感じますね!

そのため4級や3級ではそこまでの難易度はありません。ですが2級からは「情報部門」と「制御部門」に試験が分かれ高度な知識と技術が問われるようになるため、難易度も一気に上がります

また試験の合格基準は全試験100点満点中60点以上の正解で合格です。

資格のエキスパート
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それぞれの難易度を詳しく見ていきましょう。

デジタル技術検定4級の難易度と出題範囲

デジタル技術検定4級では初歩的なデジタル技術や情報処理の知識、簡単な計算応用機や制御用機器の動作を理解して操作することができる程度の知識と技術が必要になります。

資格を取りたい人
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文章だけ読むとなんだか難しそうですね。
資格のエキスパート
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確かに文章で読むだけでは難しく感じるかもしれませんが、4級の資格なのでそれほど難しくないですよ。

中学程度の理科や技術の知識とある程度のデジタル論理が理解できていれば合格できるため、それほど身構えることなくまずはこちらのページから過去問に挑戦してみてレベルを見てみてはいかがでしょうか?

私が実際に模擬試験をやってみた感想としては、多少の勉強をすれば解ける問題が多く感じましたので、模擬試験を行いながらある程度の勉強をすればそれほど苦しまずに合格できる印象です。

こちらがデジタル技術検定4級の試験内容になります。

デジタル技術検定4級試験内容
  • 中学程度の理科および技術の知識がある。
  • デジタルとアナログの区別がつき特徴を理解している。
  • 2進整数の計算ができる。
  • 基本的な理論がわかりなおかつ簡単なデジタル論理素子の動作がわかる。
  • 簡単な電気・物理変換がわかる
  • 計算機の必要性や簡単な機能がわかる。
  • プログラミングの必要性や簡単なソフトウェアの用語がわかる。
  • 日常生活に用いられる計算応用機器の操作ができる。

ITやデジタル技術、制御機器の基礎を学ぶことができるので、こういった技術に関して知識の浅い方やこれからIT関係などの企業へ就職転職を目指す方の基礎を固めるのに最適な試験内容と難易度になっています。

デジタル技術検定3級の難易度と試験内容

デジタル技術検定3級では基礎的な論理設計や情報処理の知識があり、情報処理装置や制御装置の基本的な原理や簡単な応用技術を理解していて利用することができる程度の知識と技術が必要になります。

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ここでも基本的なIT技術や知識が必要になるのですね。
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基本的なことと多少の応用力を問われることになるため、デジタル技術検定4級で学んだことのさらに深い知識と応用技術が必要になってきます。

それでも試験の難易度で言えばまだまだ簡単なので、こちらでも過去問や模擬試験を行なって自分の力量と相談し、問題がないと判断したら4級は受験せずに3級から受験してもそれほど苦労せずに合格できる範囲と言えるでしょう。

こちらがデジタル技術検定3級の試験内容になります。

デジタル技術検定3級試験内容
  • 電子部品や電気回路の基礎知識がある。
  • アナログ変換デジタル変換の概念がわかる。
  • 2進数・10進数・16進数の演算や相互変換ができる。
  • 論理関数の基礎原理がわかり、なおかつ論理回路が構成できる。
  • 簡単な計測や制御機器および素子に関する知識がある。
  • 原理的な計算機の構成や制御の考え方がわかる。
  • 計算機システムを構成する各種機器の機能概要や用途を知っている。
  • 各種ソフトウェアの名称や用途、名称を知っている
  • 日常生活にコンピューターを利用できる

基本的な知識と技術、それに簡単な応用力を問われる試験になるので基礎をそれなりに理解しているのであれば、4級は飛ばして3級から受験しても問題なく合格できる難易度です。

一気に3級から受験してもそれほど難易度は高くないので、初めから3級を受験してそこから2級や1級に挑戦するのも良いでしょう。

デジタル技術検定2級情報部門の難易度と試験内容

デジタル技術検定2級情報部門では、やや高度な情報処理理論と情報通信理論を理解しており、各種情報処理装置の動作原理や利用方法を理解していて設計や運用、応用を実務で行える程度の知識と技術が必要になります。

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今までと違って専門性を感じる内容になってきましたね!難しそうです。
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情報処理の専門的な知識が必要になってきます。4級や3級で学んだ基礎知識を活用して実務でも必要になるレベルの知識や技術を身につけていなければ合格は難しいレベルです。

デジタル技術検定2級からは専門性が増すため今までのように簡単とは言えないレベルの難易度となります。ある程度腰を据えて勉強しなければ合格は難しいと言えるでしょう。

試験の内容は以下のようになります。

デジタル技術検定2級情報部門試験内容
  • 情報処理理論と情報通信理論の知識がある。
  • ファイル設計とデータ構造に関する基礎知識がある。
  • 計算機本体装置に関する知識がある。
  • 計算機周辺機器に関する知識がある。
  • 計測や制御に関するソフトウェアの知識がある。
  • 各種数値解析手法の原理を理解している。
  • 高級言語によるプログラミングの設計や運用、試験などができる。
  • システム構成に関するソフトの知識がある。
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途中で出てきた高級言語ってなんでしょうか?
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高級言語とは、様々なソフトウェアで動作させることができるPC言語のことです。アプリケーションの開発に用いられる言語の多くは高級言語に分類されます。

代表的な高級言語は以下の言語になります。

  • C言語
  • C++
  • Java
  • Prolog
  • Lisp

これら高級言語でプログラミングを行うとハードウェアの特性を意識せずにプログラムを記述できたり、プログラムを移植する際も色々なハードウェアへ容易に移植が可能です。

デジタル技術検定2級からはある程度の実務経験がある方や、勉強に必要な時間をある程度捻出できる方でないと難易度が高くて挫折してしまう可能性がるレベルになっています。

初めてIT系の資格取得を目指しているのでしたら、無理せず4級や3級の資格から挑んだ方が結果的には難易度を下げることができるでしょう。

デジタル技術検定2級制御部門の難易度と試験内容

デジタル技術検定2級制御部門では、やや高度な論理設計理論と自動制御理論を理解できて計算機や計算機応用装置、各種制御装置の動作原理と利用技術を用いて設計や運用、試験などができる知識と技術が必要になります。

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こちらの試験も難しそうですね。簡単には合格できなさそうと感じます。
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2級の試験は2つある試験どちらも同程度の難易度となっており、IT系が未経験の方ですと簡単には合格できな程度の難易度なので、合格するにはある程度集中して勉強する時間が必要です。

こちらが試験内容になります。

デジタル技術検定2級制御部門試験内容
  • 電子素子や電子回路の知識がある。
  • アナログ変換、デジタル変換を理解している。
  • 論理設計の知識があり、なおかつ論理回路が組める。
  • 自動制御理論を理解しており、計測や制御機器に関する知識がある。
  • 計算機本体に関する知識がある。
  • 補助記憶装置や入出力装置に関する知識がある。
  • システムを自動で働かせるソフトウェアの知識がある。
  • デジタル応用機器に関する概要を理解している。

デジタル技術検定2級情報部門でもお伝えしましたが、ある程度の業務経験がある方や勉強に必要な時間をある程度捻出できなければ合格は難しいレベルです。

IT系が未経験の方は、無理せず4級や3級の試験を通して基礎を学んでから試験に挑戦した方が理解も深まり試験の難易度を下げることができるので良いでしょう。

デジタル技術検定1級情報部門の難易度と試験内容

デジタル技術検定1級情報部門では情報処理理論や情報通信理論、プログラミング方法論をしっかりと理解しており、情報処理システムの構成法や運用法、プログラミング開発にも精通し実務指導ができるレベルの技術と知識が必要になります。

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ここまでくるとやはりプロフェッショナルとして相応のスキルが必要になってきますね。
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1級の試験は今までの試験以上に難易度が大きく上がるので、求められる知識量も多くなります。

その分社会的有用性も大きくなり、就職や転職の際にも大きく役立ってくれるレベルです。難易度は高くなりますが、ぜひ取得したい資格と言えるでしょう。

試験内容は以下の内容になります。

デジタル技術検定1級情報部門
  • 情報処理システムに必要な情報処理理論や情報通信理論に精通している。
  • 計算機や計算関連機器の構造を理解している。
  • マシンインターフェイスに関する知識があり、プログラミングが組める。
  • 各種システムプログラムや応用パッケージに精通し、適用範囲に関する知識を備えている。
  • ソフトウェア生産管理やシステム構成の方法論に精通している。
  • 実務に適したネットワークの設計や選定ができる。
  • 情報処理システムの導入や運用に対して適切な助言や指導ができる。

デジタル技術検定1級からは試験範囲も広くなるため、じっくり腰を据えて勉強しなければ合格は難しいです。未経験の方でも合格することはできますが、勉強時間はそれ相応に必要となるのである程度の覚悟を持って勉強に励んでください。

デジタル技術検定1級制御部門の難易度と試験内容

デジタル技術検定1級制御部門では「論理設計理論」「自動制御理論」「情報処理理論」「情報通信理論」などに精通しており、制御システムの動作や設計、運用方法をしっかりと理解していて実務指導もできる技術と知識が必要です。

資格のエキスパート
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また、デジタル技術検定の中でも最も難易度の高い資格と言われています。

とはいえデジタル技術検定1級はどちらもかなり難易度が高いため、どちらの合格を目指すにしてもそれ相応に勉強しなければ合格は難しいレベルです。その分合格した際は就職や転職で役に立つ資格なので、合格後のメリットは大きいと言えるでしょう。

試験内容はこちらになります。

デジタル技術検定1級制御部門試験内容
  • 回路理論やアナログ電子回路を理解しており、必要な設計ができる。
  • 論理設計理論や自動制御理論を理解している。
  • 通信システムを理解している。
  • 計測や制御機器に精通している。
  • 計測器や計算機関連の機器に精通している。
  • ハードウェア対応のプログラムが組める。
  • 制御システムの設計や運用ができる。
  • 計算機応用機器の概要を理解している。

難易度はかなり高いですが、合格できればそれなり以上に役立つ資格です。興味を持っていただけたのでしたらぜひ合格を目指して勉強していただければと思います。

デジタル技術検定の合格率

デジタル技術検定5

デジタル技術検定の合格率は難易度が上がるごとに大きく変わってきます。最も難易度の低い4級試験は平均で82%の合格率に対し、最も難しいと言われている1級制御部門の合格率は17%です。

資格を取りたい人
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すごい合格率の振り幅ですね!それだけ難しいけど価値のある資格ってことですか?
資格のエキスパート
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1級になると難易度の問題で受験者数が極端に減っているのも原因と言えるでしょう。しかしそれだけ貴重な資格と考えることもできるので、取得すれば大きな財産になると期待できます。

以下の表は過去の合格率などをまとめました。

試験の種類 累計受験者数 累計合格者数 累計合格率
4級 62,580 51,234 82%
3級 82,201 46,078 56%
2級情報部門 20,130 12,797 64%
2級制御部門 24,532 12,227 50%
1級情報部門 1,556 316 20%
1級制御部門 1,345 224 17%
資格を取りたい人
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あれ?こうやって見ると3級よりも2級の情報部門の方が合格率が高いですね。
資格のエキスパート
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累計で見ると確かにそうですね。ですが前回行われた試験では、3級の合格率が87%で2級情報部門の合格率が49%なのでやはり3級の方が難易度は低いと考えられます。

2級の資格を取得すれば十分社会的有用性はありますが、表の通り1級の試験は受験者数も少なく合格率も他の試験より大きく下がります

その分資格の希少性も高いため、1級の資格を取得した場合かなりのアドバンテージになることでしょう。

デジタル技術検定の勉強時間と勉強方法

デジタル技術検定6

デジタル技術検定は受験級によって必要な勉強時間が大きく変わってきます

最も難易度の低い4級は中学校レベルの問題のため、社会人の方ならおおよそ10時間程度の勉強時間で合格できますが、最難関の1級を目指す場合試験範囲も広いため50時間以上の勉強時間は確保しなければなりません。

資格のエキスパート
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初めてIT系の資格取得にチャレンジしようとお考えの方は、4級や3級から順に難易度を上げたほうがそれまで勉強した内容もその後の試験で役立つため結果的に勉強時間の短縮につながります。

以下が合格に必要な大まかな勉強時間です。

受験級 勉強時間
4級 10時間程度
3級 20〜30時間
2級 30〜50時間
1級 50時間以上
資格を取りたい人
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3級ぐらいまではそれほど勉強時間もかからないみたいですね!これなら手が出しやすいイメージです。
資格のエキスパート
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他のIT系資格は合格するまでにかなり勉強時間が必要なものも多いので、そういった点でもデジタル技術検定は手を出しやすく初心者の方にもおすすめな資格と言えます。

続いてはデジタル技術検定の合格に向けておすすめの勉強方法をご紹介します。

デジタル技術検定の勉強方法

デジタル技術検定の場合これといった通信講座などはないため、どの受験級でも、

  • 公式問題集
  • 過去問
  • 模擬試験

これらを使って独学で勉強することになります。そのためテキストなどよりも動画での勉強の方が得意な方は少々手こずってしまうかもしれません。

資格を取りたい人
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私はどちらかといえば文章より映像の方が頭に入りやすいタイプなのでちょっと不安かもです。
資格のエキスパート
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難易度の一番低い4級の試験は中学生レベルの内容なので、ここから順を追って勉強していけば自然と理解できるものになっていますので、それほど心配する必要はありません。

過去問や模擬試験は国際文化カレッジの公式ホームページ無料で公開されているので、実質勉強にかかる費用は問題集の分のみとなります。値段も税込1,000円〜2,500円なのでそれほど費用はかからないと言えます。

そのため勉強方法としては、

  1. 公式問題集を繰り返し解いて勉強する。
  2. ある程度勉強したら過去問を解いて試験の「クセ」「重要なポイント」に慣れる。
  3. 模擬試験を行い、実際の試験時間に合わせて解答できるように練習する。

このような流れで勉強するのが最も効果的な勉強方法と言えるでしょう。

公式問題集はこちらの国際文化カレッジ公式ホームページから購入できます。

デジタル技術検定1級の勉強方法

先程もお伝えしましたが、デジタル技術検定の試験対策としての勉強方法は、

  • 公式問題集
  • 過去問
  • 模擬試験

これらを活用して勉強するのが最も効果的な勉強方法です。しかし、準備されている問題集は2級までしかないため1級専用の問題集はありません

また1級試験の場合のみ公式ホームページでも試験問題の閲覧しかできないため、模擬試験が受けられない等これまでの試験より勉強がしづらいのも特徴です。

資格を取りたい人
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それではどうやって勉強すればいいんですか?

デジタル技術検定1級の試験は2級の応用問題が多く出題されるので、2級の公式問題集を使えばある程度の知識が身につけられます。

そこで知識を集めたら過去問を見てどのような試験内容なのかを把握し、試験の「クセ」「重要なポイント」を読み取って試験に慣れながら勉強するのが良いでしょう。

そのためデジタル技術検定1級の試験に向けた勉強方法としては、

  1. デジタル技術検定2級の公式問題集を活用する。
  2. 過去問をひたすら解き、試験の「クセ」や「重要なポイント」を把握する。

これらを繰り返し行うことで、応用技術を身につけて試験突破を目指すのが効果的な勉強方法と言えるでしょう。

デジタル技術検定の受験方法

デジタル技術検定7

デジタル技術検定は2022年現在は年に2回試験が行われていて、

  • 6月の第四日曜日
  • 11月の第四日曜日

この2日しか試験が行われていません。そのため1回で合格できるようにしっかり勉強して試験対策を行いましょう。また、デジタル技術検定1級の試験に関しては11月しか試験を行っていないのでご注意ください。

資格を取りたい人
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1級の試験は年に1度しかチャンスがないのは結構厳しいですね。
資格のエキスパート
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他のIT系資格よりも試験の回数が少ないので試験に向けてしっかりスケジュールを組んでおくのが大切です。

試験会場は個人か団体での受験により異なり、個人で受験される方はこちらの公式サイトに記されている会場で受験することになります。

学校や企業などの団体で受験される場合は、事前に国際文化カレッジ:検定部へと連絡して会場などに関する相談を行ってください。

受験の申し込みは2ヶ月〜1ヶ月前までに行い、願書の提出と受験料の振り込みが必要になります。

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受験料は以下のようになります。
受験級 受験料
4級 3,000円
3級 4,000円
2級(情報・制御) 5,000円
1級(情報・制御) 6,500円

合格通知は試験終了後およそ40日前後で通知が郵送されるので、そちらで合格と通知していれば試験合格です。

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試験の回数が少ないのでいつでも気軽に受験することはできませんが、IT系初心者の方でも比較的簡単な資格と言えるのでぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はデジタル技術検定の資格に関することをお伝えいたしました。

現在IoTなどが盛んに行われていることもあって需要が伸びつつある資格であり、なおかつ他のIT系資格よりは難易度としてもそれほど高くないので、初めてIT系の資格にチャレンジしようと考えている方にもおすすめの資格です。

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今回の記事ではこのような内容を中心にお伝えいたしました。
  • デジタル技術検定は初めてのIT系資格としてもおすすめ
  • 現在盛んなIoTに対するスキルが身に付く
  • 家電メーカーやロボット製造企業などで需要が高い
  • 難易度の低い4級や3級の資格でも履歴書に書けるがそれほどメリットはない
  • 過去問や模擬試験などが無料で行えるため、試験対策にかかる費用が抑えられる
  • 試験は年に2回しか行われいないためスケジュール管理が大切

今回の記事が皆様のお役に立っていれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。