IT関係

P検はパソコン検定とは違う?準2級・3級・4級の難易度・タイピング対策

P検1

パソコン検定試験の1つに「P検」があるのをご存じでしょうか?

「P検」は、数多くあるパソコンの試験の中でも、総合的なパソコンの活用技術を図り、初心者からプロまで、その能力を試すことができる試験となってます。

あるところに、パソコンが苦手なOLさんがパソコンスキルについて相談にやってきました。

資格を取りたい人
資格を取りたい人
私の職場の同期はパソコンに詳しく、トラブルが起きるといつも助けてくれるのですが。
この度、同期が退職することになったんです。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
それは大変ですね。

資格を取りたい人
資格を取りたい人
同期が退職したら、自分でトラブルを解決するしかないですよね?

資格のエキスパート
資格のエキスパート
そうですね。パソコンスキルを身につけて、自身でトラブルを解決するほうが早いと思います。

資格を取りたい人
資格を取りたい人
なので、パソコンスキルが欲しいのですが、どうしたらよいですか?

資格のエキスパート
資格のエキスパート
それでしたら、「P検」はいかがでしょうか?

資格を取りたい人
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「P検」?
パソコン検定のことですか?

資格のエキスパート
資格のエキスパート
昔はそう呼ばれていました。
「P検」とは、知識力、タイピング力、ICTを活用した問題読解力、実技力など総合的に身に着けることができる資格です。

※ICT=「情報通信技術」

資格を取りたい人
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詳しく教えてください。

今回は以下の内容を説明していきます。

  1. P検とは
  2. P検の受験資格
  3. P検の試験料金および実施形態
  4. P検の難易度
  5. P検の準2級、3級、4級の出題範囲と内容
  6. P検の合格発表
  7. P検免除テスト
  8. P検の学習方法と勉強時間
  9. まとめ

 

P検とは?特徴を紹介

P検2

はじめに、P検の特徴について説明します。

資格を取りたい人
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P検の「P」は、パソコンの「P」ですか?

資格のエキスパート
資格のエキスパート
実は、ICTプロフィシエンシーの「P」です。


プロフィシエンシーを日本語に直すと「習熟」「熟達」となります。
つまり、P検は、ICTに関する習熟度の検定になります。

P検の正式名称は「ICTプロフィシエンシー検定」といいます。

特定分野のソフトウェアや業種・業務を対象にしたものではなく、一般人や全生徒・学生を対象としています。

総合的なICT活用能力を評価し、資格認定するものです。

資格を取りたい人
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ICT活用能力とはなんですか?

資格のエキスパート
資格のエキスパート
ICTは、「Information and Communication Technology」を短くしたものです。
日本語に直すと「情報通信技術」となります。

したがって、ICT活用能力とは、以下のことをいいます。

ICT「情報通信技術」+活用する能力

 

資格を取りたい人
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P検定を取得すると、どのようなことができるのですか?
資格のエキスパート
資格のエキスパート
タイピングの技能が身につくので、業務を滞りなくできるようになります。
また、パソコンに詳しくなるので、トラブルがあっても、業務を円滑に処理できるようになります。
資格を取りたい人
資格を取りたい人
まさに、P検定を取得するメリットともいえますね。
資格のエキスパート
資格のエキスパート
そうですね。
資格を取りたい人
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あと、どのような職種で役立つのですか?
資格のエキスパート
資格のエキスパート
オフィス関係の仕事やパソコンを使う職種で役立ちます。
資格を取りたい人
資格を取りたい人
わたしのようにPCを使う仕事に必要な資格といえますね。
ところで、P検は国家資格なのですか?
資格のエキスパート
資格のエキスパート
民間資格ですよ。
このあと説明します。

※民間団体・協会・公益法人・企業の独自の審査基準が設けられた資格のこと。知名度や公共性の高い資格もあり、資格によっては就職や転職の際に優遇されるものもあります。

 

P検の実施・運営管理について

ICTプロフィシエンシー検定協会が運営管理しています。
実施・運営元の事務局は、株式会社ベネッセコーポレーションです。

資格を取りたい人
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そうなるとP検は民間資格ですね。

資格のエキスパート
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民間資格ですが、進学や就職に有利に働くため、毎年200万人程度の方が受験されています。

※ https://www.pken.com/help/data.html
引用:P検  P検のメリット 2020年度受験者データ

 

P検の各級の特徴

P検は各級の特徴を説明します。

1級・2級・準2級・3級・4級・5級に分かれています。

1級 パソコンの活用によってビジネス価値の増大をリードできる人材の証明となり、ビジネスにおいて、企画や管理運用を行う立場になれる。
2級・準2級 パソコンの総合力を有し、高レベルで、ビジネス上の問題解決ができる人材の証明ができるようになる。
3級 会社である程度仕事で即戦力として使えるスキルを持っている人材であることの証明になる。
4級 パソコンの基礎的な知識・技能を有する人。中学生レベル。
5級 パソコンの入門者レベル。パソコンで日常使われる用語についての知識を問うだけの試験。

 

タイピング試験について

準2級から4級までは、5分間のタイピングがあります。

資格を取りたい人
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どのような試験なのですか?

資格のエキスパート
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5分間のタイピングで、指定以上の文字数を、正確かつ素早く打てるかを判断するものです。
例えば、3級の場合、100点中/40点以上の得点(日本語300文字以上、あるいは英字510以上のいずれか)となります。

タイピングの練習は、「タイピング練習ーマナビジョン」から行うことができます。
後程、学習方法を説明します。

その前に、P検の受験資格について説明します。

P検の受験資格

P検3

5級~2級までは、誰でも受験できます
しかし、1級は2級に合格していることが受験資格となります。

資格を取りたい人
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誰でも受験できるのはいいですね。
資格のエキスパート
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そうですね。社会人と生徒・学生ではメリットも少し異なります。
このあと説明します。

 

社会人、生徒・学生がP検を取得するメリット

社会人、生徒・学生がP検を取得するメリットをそれぞれ説明します。

1.社会人

社会人がP検を取得するメリットとして以下の5つがあります。

  1. 就職や転職、キャリアアップを目指せる。
  2. パソコンスキルを基礎から高めることができる。
  3. ICTの知識を幅広く身に付けることができる。
  4. タイピングスキルが向上することで、ストレスなくタイピングできるようになり、業務効率が大きく向上する。
  5. 履歴書に書ける。

 

履歴書に書く場合は、3級以上が望ましいですが、できれば準2級以上がおすすめです。

3級について履歴書に書く場合、「ICTプロフェッショナル検定協会主催 P検3級 合格」と書きます。

 

2.生徒・学生

学生がP検を取得するメリットとして以下の4つがあります。

  1. 大学・短大の入試の優遇を行っている学校がある。
  2. 単位の認定が受けられる学校がある。
  3. 早い段階で資格を取得し、スキルと実践力を身に着けておくことで、就職の際に有利。
  4. スマホは使えるが、パソコンは使えない若者が多いなかで、差別化をはかることができる。

2022年4月入学入試における入試優遇(大学・短大):428大学・1,022学部

2021年度授業における単位認定(大学・短大):63大学・133学部

https://www.pken.com/merit/index.html#a05

引用:P検定 P検の概念・ポジション 特徴とメリット 外部評価_大学・短大入試優遇「ICT系No.1資格」

大学・短大の入試の優遇や単位認定は、各学校によって取り組みが異なりますので、受験校や自身が通学する学校に確認をしましょう。

 

P検の試験料金および実施形態

一般価格(大学生以上)と学生価格(高校生以下)で料金が異なります。

一般価格 学割価格 実施形態
1級 10,000円

CBT方式

(パソコンを利用して試験を行う方式)

2級 6,220円 4,180円
準2級 5,200円 2,550円
3級 5,200円 2,040円
4級 3,060円 1,530円
5級 無料 無料 WEB受験

https://www.pken.com/examination/price.html
引用:P検 人物像・試験内容 受験料

 

資格のエキスパート
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1級に学生価格はありませんので注意してください。

受験はいつでも可能ですが、ほとんどのパソコン教室では試験日は決めていません。

受験したい方がいらっしゃってから試験日を決めるので、受験したいパソコン教室に事前に相談が必要です。

次に、P検の難易度について説明します。

P検の難易度

P検4

P検の難易度は以下のとおりです。

1級 論文テストも選択式の内容も難しい。ハイレベルな知識が必要となる。
2級 知識だけではなく、高度な実技テストも行われる。
準2級 会社で、パソコンの応用操作ができるレベル。
3級 高校レベル。一般的にパソコンを使って通常の業務ができるレベル。
4級 中学校レベル。
5級 初心者レベル。
資格を取りたい人
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私の場合、普段から仕事でパソコンを使うから、3級から挑戦しようかな。
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パソコンの操作に慣れていない方は4級からの受験をおすすめします。

次にP検定の合格発表について説明します。

P検の合格発表

P検5

一般の個人受験で準2級~4級の場合、試験が終了するとすぐに合否結果が表示されます。

1級・2級は後日判定となり、合否通知は約2週間後に発送されます。
5級は、合否判定がありませんので注意してください。

 

資格を取りたい人
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P検を受験するイメージがわきました。
ところで、どんな問題が出題されるのですか?
資格のエキスパート
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準2級、3級、4級の試験範囲はそんなに変わらないのですよ。
詳しく説明しますね。

 

P検の準2級、3級、4級の出題範囲と内容

P検6

P検で問われるパソコン全般の知識として、以下の3つを問われます。

  1. ネットワーク、モラル、セキュリティのビジネス活用知識
  2. ICT活用(情報処理、通信)に関する知識
  3. オフィスソフトの基本的な知識

もう少し詳しくみていきます。

1.ネットワーク、モラル、セキュリティのビジネス活用知識

  • 通信回線の種類と特徴を説明できる
  • フォルダーの共有設定ができる
  • ホームページが公開される仕組みを説明できる

 

2.ICT活用(情報処理、通信)に関する知識

  • 複数の情報のニュアンスを読み取り、関連知識と結び付けて有用性は判断できる。
  • 文脈で得られた情報の性格付けを行い、データベース化することができる。
  • 得られた複数の情報を重要度、緊急度を意識し関係づけができる

 

資格のエキスパート
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このあと、各級の出題範囲と内容について細かく説明します。

P検4級の出題範囲と内容

P検4級の出題範囲と内容について説明します。

  1. コンピュータ知識
    a.コンピュータの基本用語を説明できる
    b.コンピューターを起動・終了することができる
    c.日本語入力システムの基本的な利用ができる
    d.ファイル、フォルダーの基本的な操作ができる
    e.入力装置の基本的な役割を説明できる
    f.出力装置の基本的な役割を説明できる
    g.記憶装置の基本的な役割を説明できる
    h.デジタル作品とはどのようなものか説明できる
    i.コンピューターによる計測・制御の基本的な流れを説明できる
  2. 情報通信ネットワーク
    a.インターネットの概念について説明できる
    b.インターネットで利用できるサービスについて説明できる
    c.インターネットを利用して情報の検索・収集ができる
    d.電子メールの基本的な送受信ができる
  3. 情報モラルと情報セキュリティ
    a.情報社会がもたらす課題や問題点について説明できる
    b.情報モラルの必要性について説明できる
    c.個人情報について説明できる
    d.情報セキュリティの重要性について説明できる
    e.知的財産権や肖像権について説明できる
  4. ICTを活用した問題解決
    a.収集または与えられた情報や環境下で、何らかの判断をもとに意思決定を行うことができる
    b.相互に関連し合う要素から構成される体系、方式、組織などを解析・設計することができる
  5. ワープロ
    a.文書の編集ができる
    b.表の作成と編集ができる
    c.図の挿入や図形の作成ができる
    d.ページや印刷の設定ができる
  6. 表計算
    a.表計算ソフトの操作ができる
    b.グラフの使用・編集ができる
    c.計算式や関数が利用できる
    d.ページ設定および印刷の設定ができる

P検3級の出題範囲と内容

P検3級の出題範囲と内容について説明します。

  1. コンピュータ知識
    a.デジタルデータの処理の概念を説明できる
    b.入力装置の種類と特徴を説明できる
    c.出力装置の種類と特徴を説明できる
    d.記憶装置の種類と特徴を説明できる
    e.利用者サービスの種類を理解した上でサービスを利用できる
    f.デジタル化の利点や問題点を説明できる
    g.コンピューターを利用したデータ管理や分析ができる
  2. 情報通信ネットワーク
    a.情報通信システムの基本的な仕組みを説明できる
    b.ログオン/ログオフの意味について説明できる
    c.ネットワーク資源の基本的な活用ができる
    d.ホームページの仕組みを理解したうえで活用できる
    e.電子メールの機能を理解したうえで活用できる
  3. 情報モラルと情報セキュリティ
    a.情報モラルの重要性を理解した上で注意事項を遵守できる
    b.個人情報保護の重要性を理解した上で注意事項を遵守できる
    c.情報セキュリティの重要性を理解した上で注意事項を遵守できる
    d.コンピューターウイルスに対する基本的な対処ができる
    e.知的財産権や肖像権の重要性を理解したうえで注意事項を遵守できる
  4. ICTを活用した問題解決
    a.収集または与えられた情報を元に、物の選択や行為の決定を行うためのアルゴリズムを組み立てて、意思決定に役立てることができる
    b.相互に関連し合う要素から構成される体系、方式、組織などを演繹(えんえき)※1的、帰納※2的に解析・設計することができる。
    c.トラブル、割り込み、予定からの逸脱、第三者の誤りの修復などに対応することができる
  5. ワープロ
    a.文書の編集ができる
    b.表の作成と編集ができる
    c.図の挿入や図形の作成ができる
    d.ページや印刷の設定ができる
  6. 表計算
    a.表計算ソフトの操作ができる
    b.グラフの使用・編集ができる
    c.計算式や関数が利用できる
    d.ページ設定および印刷の設定ができる

※1 「ルール」と「観察事項」の2つの情報を関連づけ、そこから結論を導き出す思考法解析・設計すること
※2 複数の事実や事例から導き出される共通点をまとめ、共通点からわかる根拠をもとに結論を導き出すこと。

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内容に関しては4級とかぶる部分もありますが、難易度は着実に上がっています。

P検準2級の出題範囲と内容

P検準2級の出題範囲と内容について説明します。

  1. 1.コンピュータ知識
    a.コンピュータに関する一般的な技術用語を説明できる
    b.デジタル情報の保存形式を説明できる
    c.ファイル形式の種類と特徴を説明できる
    d.コンピューターによる情報処理の方法を説明できる
  2. 情報通信ネットワーク
    a.情報通信システムに関する一般的な技術用語を説明できる
    b.LANシステムを構成することができる
    c.ネットワーク資源の共有ができる
    d.ホームーページの仕組みを理解し効率的に利用できる
    e.電子メールの設定ができる
  3. 情報モラルと情報セキュリティ
    a.インターネットのセキュリティ対策について説明できる
    b.個人情報やプライバシーの保護の重要性を説明できる
    c.情報の改ざん・破壊・漏洩などの危険性を説明できる
    d.ファイルのバックアップ・変更管理ができる
    e.知的財産権に関する法令を遵守できる
  4. ICTを活用した問題解決
    a.問題解決のために収集した情報をもとに、論理的な思考により、物の選択や行為の決定を行うことができる
    b.新しい体系、方式、組織などの採用を決定する際、対象のモデル化により意思決定に役立てることができる
    c.相互に関連し合う要素から構成される体系、方式、組織などを演繹的・帰納的に解析・設計することができる
    d.トラブル、割り込み、予定からの逸脱、第三者の誤りの修復などへの対応や予防措置を講じることができる
  5. ワープロ
    a.文書の編集ができる
    b.表の作成と編集ができる
    c.図の挿入や図形の作成ができる
    d.ページや印刷の設定ができる
  6. 表計算
    a.表計算ソフトの操作ができる
    b.グラフの使用・編集ができる
    c.計算式や関数が利用できる
    d.ページ設定および印刷の設定ができる

準2級、3級、4級の試験範囲と合格基準をまとめると以下のようになります。

等級 区分 試験範囲 出題形式 テスト時間 合格基準
(①②ともに満たしている場合に合格)
出題形式別 合計 ①カテゴリー別ボーダーライン ②総合得点基準
出題数 必要正解数(30%以上
4級

(400点満点)

タイピング ①タイピング タイピングテスト 5分 50分 ・100点中/30点以上の得点(日本語225文字以上、あるいは英字383以上のいずれか)
一般問題 ②コンピューター知識 選択式テスト・その他 25分 15問 5問以上 〈計50問〉

・300点中180点以上(60%以上の得点率)

(プロフィエンシー問題は、1.2倍の配点ウエイトで得点計算)

③情報通信ネットワーク 10問 3問以上
④情報モラルと情報セキュリティー 10問 3問以上
プロフィシエンシー ⑤ICTを活用した問題解決 5問 2問以上
実技 ⑥ワープロ 実技テスト 10分 5問 2問以上
⑦表計算 実技テスト 10分 5問 2問以上
3級

(600点満点)

タイピング ①タイピング タイピングテスト 5分 60分 ・100点中/40点以上の得点(日本語300文字以上、あるいは英字510以上のいずれか)
一般問題 ②コンピューター知識 選択式テスト・その他 29分 15問 5問以上 〈計57問〉

・500点中325点以上(65%以上の得点率)

(プロフィエンシー問題は、1.2倍の配点ウエイトで得点計算)

③情報通信ネットワーク 10問 3問以上
④情報モラルと情報セキュリティー 10問 3問以上
プロフィシエンシー ⑤ICTを活用した問題解決 6問 2問以上
実技 ⑥ワープロ 実技テスト 13分 8問 3問以上
⑦表計算 実技テスト 13分 8問 3問以上
準2級

(700点満点)

タイピング ①タイピング タイピングテスト 5分 60分 ・100点中/50点以上の得点(日本語375文字以上、あるいは英字638以上のいずれか)
一般問題 ②コンピューター知識 選択式テスト・その他 29分 10問 3問以上 〈計56問〉

・600点中390点以上(65%以上の得点率)

(プロフィエンシー問題は、1.2倍の配点ウエイトで得点計算)

③情報通信ネットワーク 10問 3問以上
④情報モラルと情報セキュリティー 10問 3問以上
プロフィシエンシー ⑤ICTを活用した問題解決 8問 3問以上
実技 ⑥ワープロ 実技テスト 13分 9問 3問以上
⑦表計算 実技テスト 13分 9問 3問以上

https://www.pken.com/examination/detail.html

引用:P検 人物像・試験内容 試験範囲&合格基準

 

資格のエキスパート
資格のエキスパート
ところで、P検に免除テストがあるのをご存じですか?
資格を取りたい人
資格を取りたい人
知りません! 詳しく教えてください。

P検免除テスト

P検7

P検定免除テストには「P検タイピング」「P検アプリ」があります。

「タイピング」「ワープロ」「表計算」などのテストをそれぞれ独立で受験することができます。
免除(スキップ)するカテゴリーには、P検免除テストに合格した時の得点がそのまま適用されます。

P検免除テストと本試験との関係を説明する図

https://www.pken.com/school/youkou.html

引用:P検 高等学校・中学校のご担当先生様へ 実施要項 P検定免除テスト

 

P検定のタイピングテスト

準2級、3級、4級で実施されるタイピングテストを事前に受験できます。
試験範囲は以下の通りです。

  • タイピングのテスト(5分)
  • Word、Excelの実技テスト(各10~13分)

合格すると免除番号が発行され、本試験の際に入力すると、タイピングテストが免除(スキップ)されます。

受験料は無料です。
免除される有効期間は取得日より1年間です。

P検アプリ

P検本試験(準2級、3級、4級)から「ワープロ」「表計算」カテゴリーの問題だけを取り出したテストです。
「P検タイピング」と同様、合格すると、本試験を受験する際に該当カテゴリーが免除されます。
合格コードの有効期間は同一年度内(直近の3月末まで)です。

資格を取りたい人
資格を取りたい人
タイピングテストでタイピング技術が上達すると、仕事がサクサク進みますね!
資格のエキスパート
資格のエキスパート
そうですね。
それでは、これまで説明した内容を表を使って説明します。

P検免除テスト(準2級~4級)の詳細について

ここからはP検免除テストについての詳細をお伝えします。受験料、試験時間、合格基準が参考になると思います。

P検免除テスト 受験料 カテゴリー 試験時間 合格基準
P検タイピング 一般価格:無料
学割価格:無料
タイピング 5分 準2級以下:100点中50点以上で免除

3級以下:100点中40点以上で免除

4級:100点中30点以上で免除

P検アプリ準2級、3級、4級 一般価格:各1,000円学割価格:各200円(税込) ワープロ 15分
表計算 15分 得点率60%以上

準2級:9問中6問以上正解

3級:8問中5問以上正解

4級:5問中3問以上正解

https://www.pken.com/school/youkou.html

引用:P検 高等学校・中学校のご担当先生様へ 実施要項 P検定免除テスト

https://www.pken.com/pdf/panf01.pdf

引用:P検 一般「個人受験」の方へP検パンフレット(PDF)

「P検免除テスト」は、PASS認定校(認定試験会場)の受講生、もしくはPASS認定校による出張実施の際にのみ提供されるものです。

独学で受験している社会人・大学生は、P検アプリのみの受験となりますので注意してください。

P検は独学でも十分対策が可能です。
このあと、独学の勉強方法とおよその学習時間について説明します。

P検は独学でも取得可能!勉強時間は?

P検9

P検定は独学でも取得可能です。
学習するときは、3つのことを意識してください。

  1. P検4級から受験し、WordとExcelの基本をマスターしておく。
  2. 「P検テキスト」と「P検ドリル」を使用し、知識と技術を取得する。
  3. 無料教材(タイピング、模擬試験)を活用する。
  • 1つ1つの専門用語を、パソコン用語辞典を使って調べながら学習をすすめていく。
  • P検が無料で提供している、タイピング練習ページを有効活用する。https://www.pken.com/tool/typing.html

 

独学にはP検公式テキスト「P検合格シリーズ」がおすすめ

独学で進める場合、P検公式テキスト「P検合格シリーズ」がおすすめです。

https://www.pken.com/personal/text/index.html

引用:P検  P検オフィシャル教材&公認教材

 

対策テキストのレベルは、1級から4級まで幅広くあります。
基礎から確実にスキルを身に付けることができます。
課題を作成しながら、自然とP検に必要なスキルが習得できるような構成になっています。

P検定の勉強時間

P検準2級、3級、4級の勉強時間は以下のとおりです。

準2級:約40時間
3級:約30時間
4級:約40時間

資格のエキスパート
資格のエキスパート
おおよそ1か月程度で対策が可能となります。

最後に、これまでの説明をまとめます。

 P検のまとめ

P検10

P検について、以下のようにまとめることができます。

  • P検は民間資格。かつての「パソコン検定」
  • P検は準2級~5級までは、誰でも受験が可能
  • P検の試験料金は、一般価格と学割価格の2つ
  • 実施形態はCBT方式(パソコンを利用して試験を行う方式)
  • P検の難易度は、易しい~難しい
  • P検の準2級、3級、4級の出題範囲と内容は大きく変わりなし
  • P検の合格発表は、試験終了後に発表
  • P検免除テストには「タイピング」「アプリ」の2種類
  • P検は独学でも可能
  • 学習期間はおよそ30~40時間

P検の取得は、就職や転職においても大きなアピール要素となります。
みなさんも資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?