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福祉レクリエーションワーカーとは?受験資格や合格率、給与を解説!!

資格を取りたい人
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福祉レクリエーションワーカーってどんな仕事をしている人?
資格のエキスパート
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福祉レクリエーションとは介護施設や病院といった場所で高齢者や利用者に楽しい時間を提供する仕事をしています。

今まで高齢者や障がい者への支援として食事や入浴、排せつといった日常生活における基本的な行動のサポートに重点を置かれています。ですが昨今では生活の質を向上させるためのサポート、日々の楽しさや生きがいの提供に注目を置かれています。
この記事ではそんな楽しさや生きがいの提供を実現させる福祉レクリエーションワーカーという職業について以下のことを中心に解説していきます。

  • 福祉レクリエーションワーカーの仕事内容
  • 資格の取得方法
  • 資格の難易度や合格率
  • 福祉レクリエーションワーカーの給与

福祉レクリエーションワーカーについて気になる人はぜひ最後まで読んでいってください。

福祉レクリエーションワーカーってどんな仕事?

福祉レクリエーションワーカーは病院や介護施設や福祉施設といった場所で高齢者や障がい者などの利用者にレクリエーションを企画し、実行することで楽しい時間を提供する仕事をしています。レクリエーションを行うことが喜びや生きがいを見つけるお手伝いや心身ともに健康的な生活をするための手助けに繋がっているのです。

また施設内だけでのレクリエーションの企画や実行だけでなくお祭りやバザーといったイベントを通じて地域社会と連携をしたり、ボランティアスタッフの養成も行っています。さらにはバリアフリーの環境づくりのアドバイスもしたりと幅広く活躍する職業なのです。

資格を取りたい人
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いろんな場所で活躍してる職業なんだね。
資格のエキスパート
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病院や介護施設、福祉施以外にも幼稚園や保育園でも活躍しているんですよ。

バリアフリーとは・・・
「車椅子を利用している人が通るのに難しい段差」や「視覚に障害を持つ人への点字パネルのない場所」といった年齢的特徴や身体的能力、意識的にみられるバリア障壁の要素を取り除くことで、高齢者や障がい者を含めた誰もが過ごしやすい環境に整えること。

福祉レクリエーションワーカーの受験資格

福祉レクリエーションワーカー資格は「公益財団法人日本レクリエーション協会」が運営管理を行っている民間資格であり、レクリエーション公認指導者資格制度の4資格に位置づけられています。福祉レクリエーションワーカーの受験資格を取得するには次のような流れになっています。

  1. 福祉レクリエーションワーカー養成講座を受講→必要なレポートを提出
  2. 資格試験(資格認定審査会)で合格

まず福祉レクリエーションワーカー養成講座を受講し、必要なレポートを提出しなければなりません。その後、資格試験(資格認定審査会)を受けて合格することで福祉レクリエーションワーカーとして名乗ることができるのです。

また福祉レクリエーションワーカー養成講座にも受講資格というものがあり、以下の条件をクリアする必要があります。

  • 日本レクリエーション協会の定める資格を保有
  • 満20歳以上である(資格申請時)

しかし上記の基礎資格を受講中の方や受講は修了しているものの資格認定審査を受けていない方(または不合格だった方)は追加レポートを提出していただくことで養成講座の受講が可能になる場合があります。

日本レクリエーション協会の定める資格の保有とは・・・

日本レクリエーション協会の定めるレクリエーション公認指導者資格制度のうち基礎資格以上(レクリエーション・インストラクター、スポーツ・レクリエーション指導者、レクリエーション・コーディネーター)の保有が必要であること

資格を取りたい人
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資格を保有しているかしていないかで取得方法が変わってくるんだね。

福祉レクリエーションワーカー養成講座について

福祉レクリエーションワーカーの資格取得に養成講座の受講が必須であることはわかったものの受講の申し込み方法や費用、講座の内容など気になるところがたくさんありますよね。それぞれ詳しく見ていきましょう。

養成講座の受講申し込み

まず申込の方法ですが日本レクリエーション協会のホームページより受講申込書をダウンロードし必要事項を記入の上、そのほかの必要書類と一緒に公益財団法人日本レクリエーション協会へ郵送します。養成コースの申し込みはいつでも可能で各月20日までの申込者をまとめて翌月1日から受講をスタートすることができます。

資格を取りたい人
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20日までに申し込みをすれば翌月から学べるってことだね。

学習期間は開校日から3年経過後の3月末日です。例えば2022年5月10日に申込みをした場合6月1日に受講をスタートし、2026年3月31日までが学習期間となります。この学習期間中に必要な受講を修了しなければなりません

資格のエキスパート
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養成講座に受講資格があったのを覚えていますか。
資格を取りたい人
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基礎資格以上(レクリエーション・インストラクター、スポーツ・レクリエーション指導者、レクリエーション・コーディネーター)を保有しており、資格申請時に満20歳以上だったよね。

基礎資格以上を保有をしている方や以下の免除対象資格の保有者は資格証の写し等も必要になってくるので注意してください。

  • 介護福祉士
  • 社会福祉士
  • 保育士
  • 保健師
  • 看護師
  • ホームヘルパー1級
  • カウンセラー
  • 日赤救急員・救助員
  • 福祉系の大学、短期大学、専門学校を卒業した方

養成講座の受講料

受講料はテキスト代・通信費等込みで合計75,000円になります。内訳としては以下のようになっています。

<内訳>
通信教育:50,000円
オンライン・スクーリング:5,000円
福祉レク現場指導実習:20,000円

介護福祉士、保育士、看護師等の資格の保有者は通信教育のレポートの一部が免除されるとともに通信教育受講料が5,000円割引され、合計70,000円になります。振込は郵便振替または銀行での納入になります。

養成講座の受講内容

福祉レクリエーション・ワーカーの受講内容は通信教育、オンライン・スクーリング、福祉レク現場指導実習で構成されており、それぞれの学習内容は以下のようになっています。

通信教育 社会福祉特論
社会福祉援助技術論
社会福祉概論
健康科学論
福祉・医療に関する援助技術演習 I
福祉・医療に関する援助技術演習 II
福祉レクリエーション支援の理解、支援の実際
福祉レクリエーション支援の方法と理論的背景
福祉レクリエーション支援の総合計画、レクリエーション・サービスの活用
集団を介した個人支援のためのプログラム計画、支援の評価
信頼関係構築のためのコミュニケーションスキルと介入技術 I
介入技術 I、III とレクリエーション活動の選択とアレンジ
オンライン・スクーリング ケアプランなどに沿ったレク支援の計画方法
レク活動を分析し対象者に合わせてアレンジする方法
レク支援を評価し、改善する方法
福祉レク現場指導実習 指導実習5日間のうち2日間を個別レク支援学習中心、2日間を集団レク支援学習中心に学びます。

<個別レク支援学習>
言語および非言語によるコミュニケーションの技術を含めた、1対1のレクリエーション支援を学習
<集団レク支援学習>
レクリエーション活動や言葉がけなどにより、対象や目的に合わせて行う集団レクリエーション支援を学習

これらのカリキュラムを通して幅広い知識や現場での探求力・行動力・企画力・コミュニケーション能力を身につけていきます。

資格試験(資格認定審査会)について

養成講座終了後は資格認定審査を受けて合格後、登録申請を行い福祉レクリエーションワーカーとして仕事ができるようになります

資格認定審査は筆記試験と実技試験があり、受験費用は5,000円登録料に2,6000円かかります。登録後は2年ごとに資格の更新が必要で更新料として16,000円必要になります。

資格を取りたい人
資格を取りたい人
福祉レクリエーションワーカーとして仕事ができるようになるまで約10万円はかかるね。

参考:福祉レクリエーション・ワーカー

福祉レクリエーションワーカー資格の難易度と合格率

幼稚園教諭-資格-年収-仕事内容-難易度 独学幼稚園教諭-資格-年収-仕事内容-難易度-独学_⑦

福祉レクリエーションワーカーの資格の合格率は毎年80%前後であり、低くはない数字ですね。難易度も高くはないと言えます。ですが合格率が高いとはいえ、5人に1人は不合格であるという数字です。通信教育・オンラインスクーリング。現場実習とかなりボリュームのある内容ですがしっかり講座を受けて知識を身につけましょう。

福祉レクリエーションワーカーの給与

オラクルマスターシルバー

福祉レクリエーションの仕事内容、資格の取得方法を知れた以上一番気になるのは給与事情かと思います。実は資格の取得後、福祉レクリエーションワーカー専属で働く人はほとんどいません。なぜかというとこの資格として雇用を行っている施設がほとんどないからです。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
ほとんどの人がサブスキルとして福祉レクリエーションワーカーの資格を取得します。

ではどのような給与になるのかという介護福祉士など基本となる資格の給与形態に福祉レクリエーションワーカーの資格手当がプラスされる形になります。例えば介護福祉士の平均年収は約333万円なのでここに+αとして資格手当がつくということですね。ですが必ず資格手当がプラスされるわけではないので就職前に調べておくことをおすすめします。

資格を取りたい人
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じゃあ福祉レクリエーションワーカーの資格はあまり必要ではないの?
資格のエキスパート
資格のエキスパート
そんなことは決してありません。レクリエーションの専門的知識を持っている人は少ない為、資格手当といった給与アップの可能性はもちろん高くなりますし資格があったほうが採用率も高くなるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

社会の高齢化に伴い、老人福祉関係の施設が増加している近年ではレクリエーションを充実することはとても大切になっています。サブ的な地位の資格とはいえ今後の活躍に期待が寄せられている資格でしょう。

自分の仕事の幅を広げるためのスキルアップや今後の活躍を見据えて福祉レクリエーションワーカーの資格を取得してみてはいかがですか。