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海上無線通信士試験は英語と電気通信術が必要?難易度や仕事内容も解説!

海上無線通信士

 

資格を取りたい人
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海上無線通信士に興味があるんだけど、どんな資格なの?
資格のエキスパート
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海上無線通信士は、海と陸の無線通信を行うことができる資格です。資格は第一級〜第四級があり、取得するには国家試験に合格する必要があります。
資格を取りたい人
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国家資格だと難しそうだね。
資格のエキスパート
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難易度はのちほど説明しますが、出題範囲が広いので初めて勉強する方は覚悟が必要です。また、出題科目の1つに英語と電気通信術があります。
資格を取りたい人
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難しそう。。
資格のエキスパート
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聞き慣れない名前がたくさん出てきますね。ですが、受験資格はないので誰でも挑戦することができますよ。

 

全世界で船を使った運搬が盛んに行われているため、海上無線通信士は国内でも国外でも必要な存在です。

これからの国際社会において需要がある資格と言えるでしょう。

 

今回はそんな海上無線通信士について解説します。

  • 海上無線通信士はどんな仕事をしているの?
  • どんな勉強が必要?
  • 英語と電気通信術ってどんな試験なの?
  • 難易度は?

 

といったことがわかります。

海上無線通信士について詳しく知りたい方は是非最後までご覧ください。

 

海上無線通信士は無線従事者の一種?

海上無線通信士
資格のエキスパート
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海上無線通信士は、無線従事者の一種です。
資格を取りたい人
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無線従事者って?
資格のエキスパート
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無線従事者は、電波法に定められた無線設備の操作や監督を行います。 そもそも無線とは、ケーブルなしで電気信号の伝達をすることで、私たちの暮らしの身近に存在します。

 

身近に使われている無線とは

テレビ・ラジオ・携帯・無線LAN(Wi-Fiなど)・位置情報(GPS)・気象情報・電子レンジ・ETCなど

 

資格のエキスパート
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ほかにも、MRIやレントゲン、タクシー無線や警察無線など、様々な分野で無線が使われています。無線従事者が的確に無線設備を捜査してくれることで、私たちは便利な暮らしを行うことができています。
資格を取りたい人
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無線従事者ってすごく必要とされているんだね。その1つに海上無線通信士があるんだね。

 

 

無線従事者の資格の種類

無線従事者の資格は、たくさんあってわかりにくい!という声をよく聞きます。

海上無線通信士は無線従事者の1種とお伝えしましたが、無線従事者は、総合・海上・航空・陸上・アマチュアの5つの分野に分かれています。

細かく分類すると全部で23種類あり、それぞれの操作範囲と相互関係は以下の図のとおりです。

 

海上無線通信士

引用:公益財団法人 日本無線協会

  • 一海通=第一級海上無線通信士
  • 二海通=第二級海上無線通信士
  • 三海通=第三級海上無線通信士
  • 四海通=第四級海上無線通信士

 

資格のエキスパート
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図の中の上位にある無線従事者の資格を持つと、その線で結ばれた下位資格の操作ができます。
資格を取りたい人
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一総通(第一級総合無線通信士)の資格があれば、一陸技(第一級陸上無線技術士)以外の資格の操作ができるということ?
資格のエキスパート
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その通りです。一海通(第一級海上無線通信士)の資格があれば、16種類の無線従事者の操作範囲が得られます。
資格を取りたい人
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そんなにたくさんの資格の操作ができるんだね!無線従事者のなかでもすごい資格なんだね。

 

 

海上無線通信士の仕事とは?

海上無線通信士

海上無線通信士は、無線局から無線設備操作を行います。

船が危険に遭遇せず、スムーズに運航できるようにサポートすることが主な仕事となります。

 

資格を取りたい人
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無線を使って船の安全を守るんだね。なんだかかっこいいね。
資格のエキスパート
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無線局から船の遭難事故や安全に関する無線操作を行います。何かあったときに海上の船舶と陸上救助隊を繋ぐ架け橋のような存在です。

 

海上無線通信士の主な就職先

海岸局、船舶局などの無線局・船舶関係会社・無線機メーカーなど

 

 

第一級〜第四級によって出来ることが違う?

資格区分は第一級〜第四級に分かれており、それにより出来ることが変わります。

第一級〜第四級の操作範囲は以下の通りです。

 

第一級〜第三級
  • 海岸局海岸地球局、船舶局の無線設備の操作
  • GMDSS対象船舶の無線局の操作
  • 国外通信の操作
第四級
  • 小規模漁船用海岸局等の無線設備の操作
  • 大型ヨット(中短波帯を使用するもの)や小型漁船(電話船のみ)の無線局の操作
  • 船舶のレーダーの外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの操作
  • 国内通信の操作
※いずれもモールス電信の通信は除く
  • 海岸局や海岸地球局、船舶局、小規模漁船用海岸局とは:無線局の種類
  • GMDSSとは:船舶が遭難した際に、発信した警報が陸上の救助機関や付近の船舶に受信され、効果的な救助活動が行えるシステム。『海上における遭難及び安全に関する世界的な制度』
  • モールス電信とは:モールス信号は、短い音や長い音を組み合わせて表す文字のことで、音や光を使って相手にメッセージを送ります。モールス電信は、サミュエルモールスという人が作った機械のことです。

 

第一級は大規模な海岸局の無線を扱えるのに対し、第四級になるにつれ扱える無線局の規模が小さくなります。

また、大きな違いとして第一級〜第三級は国外通信ができますが、第四級は国内通信のみです。

資格を取りたい人
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第四級はGMDSS対象船舶が扱えないという点も、小規模な気がするね。

 

 

海上無線通信士になるために必要な勉強は?

海上無線通信士

海上無線通信士の資格の出題範囲は、資格区分によって変わります。

第一級〜第四級の出題範囲は以下の通りです。

 

第一級〜第三級
  1. 無線工学
  2. 法規
  3. 英語
  4. 電気通信術
第四級
  1. 無線工学
  2. 法規

 

第一級〜第三級では③英語と④電気通信術の勉強が必要ですが、第四級では必要ありません。

どの資格区分を受けるにせよ、海上無線通信士の資格を得るためには、①無線工学と②法規は必須となります。

 

資格を取りたい人
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聞きなれない言葉だね。無線工学って?
資格のエキスパート
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無線通信を使用する際に必要な電波の性質や、電気回路などの問題が出題されます。
資格を取りたい人
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じゃあ、法規は?
資格のエキスパート
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電波法の概要や、国際電気通信連合憲法の概要などが出題されます。

 

電波法とは:そもそも電波は、携帯電話やテレビ、無線LAN、警察や消防など様々な場面で使われています。電波法は、電波の混信を防ぎ、安心安全に、公平かつ機能的に使用できるように定められています。

 

資格を取りたい人
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法規では、電波や通信の法律的なことが出題されるんだね。

 

 

無線工学と法規は過去問を丸暗記する!

無線工学と法規は、過去問からそのまま出題されるケースがほとんどで、過去問を丸暗記することが合格への近道です。

認定機関である日本無線協会のHPに、2回分の過去問が掲載されています。

引用:日本無線協会より「試験内容と回答」

 

資格のエキスパート
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HPには答えは載っていますが、解説がありません。過去問の答え合わせをした際は、解説を読んで理解を深めるのがベストです。

 

解説がついた過去問テキストのオススメは以下の通りです。

 

「四海通 無線従事者国家試験問題解答集 平成29年2月期〜令和3年8月期」

海上無線通信士

引用:Amazon

 

「海上無線通信士 第一級・二級・三級 無線従事者国家試験問題解答集(令和元年9月期〜令和3年9月期)」

海上無線通信士

引用:Amazon

 

資格のエキスパート
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こちらの第一級〜第三級の過去問は、法規の解説がないので、別途テキストの購入をオススメします。第一級〜第三級の法規は出題問題が共通なので、資格区分によってテキストを変える必要はありません。

 

「第三級海上無線通信士 法規」

海上無線通信士

引用:一般財団法人情報通信振興会オンラインショップ

 

 

英語と電気通信術に関しては、これから詳しく説明します。

 

 

海上無線通信士の英語とは?

海上無線通信士

先ほども説明した通り、第一級〜第三級の試験を受けるためには英語を勉強する必要があります

海上無線通信士で出題される英語は特殊で、TOEICや英会話ではカバーしきれません。

無線技術・航海・無線法規などに関するマニアックな英単語を含む英文が出題されます。

 

資格のエキスパート
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英検で言うと、準2級〜2級レベルと言われています。
資格を取りたい人
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高校生レベルの英語力は必要なんだね。でも今まで学校で習った勉強とは別に、専門的な知識が必要になるんだね。
資格のエキスパート
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海上無線通信士の資格を取得する方は、英語に最も力を入れるそうです。そもそも英語が苦手という方は、ハードルが高く感じるでしょう。

 

 

英語の勉強のポイントは3つ!

海上無線通信士の英語の勉強方法は以下の通りです。

 

  • 専門用語となる英単語をピックアップして読解力を高める
  • リスニング力を習得するために、CD付きの参考書を買う
  • 過去門で傾向をつかむ

 

資格のエキスパート
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英語の問題は、会話と筆記に分かれていますが、どちらも多肢選択式です。
資格を取りたい人
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筆記がないのは安心だね。
資格のエキスパート
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ただ、リスニングの問題があるので、CD付きの参考書の購入をおすすめします。

 

オススメのテキストは、「無線通信士(等)英会話CD(2枚組)」です。

海上無線通信士

引用:一般財団法人情報通信振興会オンラインショップ

 

海上無線通信士の英語は、第一級〜第三級で共通の問題が出ます。

そのためテキストは資格区分によって変える必要はありません。

 

資格のエキスパート
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英語も日本無線協会のHPに過去問が掲載されていますが、異なる内容が出るため、傾向を掴む程度に試してみてください。

引用:日本無線協会より「試験内容と回答」

 

 

海上無線通信士の電気通信術とは?

海上無線通信士

電気通信術は、通信能力の技量を証明する為の実技試験です。

資格のエキスパート
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海上無線通信士以外の無線従事者試験にも出題されます。

 

電気通信術の種類とは
  • モールス電信
  • 電話
  • 直接印刷電信

 

電気通信術の実技試験には上記3種類がありますが、海上無線通信士の試験ではモールス電信は出ないので、電話と直接印刷電信が出題されます。

それぞれ詳しく説明します。

 

 

電気通信術【電話】

電話は、「送信」「受信」の2つの試験があり、フォネティックコードを使います。

資格を取りたい人
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フォネティックコードって何?
資格のエキスパート
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アルファベットをスペルで伝えるときに、無線でも確実に伝わるようにあらかじめ決められた用語のことです。

 

NATOフォネティックアルファベットの一例が以下の通りです。

  • A=Alpha(アルファ)
  • B=Bravo(ブラヴォー)
  • C=Charlie(チャーリー)
  • D=Delta(デルタ)

 

資格のエキスパート
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このように、AはAlpha(アルファ)で伝えると決まっています。A〜Zまであるので、すべて理解しておく必要があります。

 

送信では、問題用紙に書かれてある内容を読み上げます。

  1. 「始めます」の語
  2. 「本文」の語
  3. 本文
  4. 「おわり」の語

という順番で行います。

試験時間は2分で100文字読み上げます。

 

受信は、英語のリスニングテストのように音声が流れ、その内容を回答用紙に書いていきます。

内容は、フォネティックアルファベットがランダムに読み上げられるので、それをアルファベットで記入します。

資格のエキスパート
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例えば、Alpha(アルファ)やBravo(ブラヴォー)と流れてきたら、「A」「B」と回答用紙に記入します。

試験は2分間で、100文字のアルファベットが埋まるようになっています。

 

「送信」「受信」ともに持ち点が100点あり、減点方式で採点され、80点以上で合格です。

誤字や脱字によって減点されていくので、正確さが求められます。

 

 

電気通信術【直接印刷電信】

直接印刷電信は、電文が書かれた問題用紙を見ながらパソコンのキーボードを打ち込むという試験です。

資格を取りたい人
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タイピングのテストみたいなもの?
資格のエキスパート
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そうです。試験の鍵盤配列は以下の図の通りで、普段使っているパソコンとなんら変わりはありません。

 

海上無線通信士

引用:公益財団法人 日本無線協会

 

試験は、5分経過するか、250文字全てを入力することができたら終了となります。

200文字以上送信することができたら合格です。

 

資格のエキスパート
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間違った部分は採点に響きませんが、正しい文字を打ち込むまで進まない仕組みになっています。また、スペースなども電文の通り打ち込む必要があります。
資格を取りたい人
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タイピングに慣れている人は簡単そうだけど、落ち着いて試験に挑む必要があるね。

 

 

海上無線通信士の試験概要

それでは、海上無線通信士の試験について詳しく説明します。

海上無線通信士は、公益財団法人日本無線協会が認定する国家資格で、試験区分は第一級〜第四級に分かれています。

 

2023年現在の試験概要は以下の通りです。

主催団体 公益財団法人 日本無線協会
試験会場 東京・札幌市・仙台市・※長野市・※金沢市・名古屋・大阪市・広島市・松山市・熊本市・那覇市

※第三級と第四級のみ

試験日
  • 第一級〜三級:3月と9月
  • 第四級:2月と8月
受験資格 特になし
受験料
  • 第一級:17,400円
  • 第二級:15,300円
  • 第三級:9,600円
  • 第四級:7,400円
試験時間
  • 第一級:12時間7分(3日間に分けて)
  • 第二級:12時間7分(3日間に分けて)
  • 第三級:6時間7分(2日間に分けて)
  • 第四級:3時間30分
出題形式 多肢選択制(電気通信術のみ実技試験)

 

資格を取りたい人
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第一級〜第四級で全然違うから注意が必要だね。特に試験時間が気になるんだけど、数日に分けて行うんだね。 
資格のエキスパート
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第一級〜第三級は問題数が多いので日を分けています。詳しい試験時間は次で説明します。 

 

 

試験内容と試験時間

海上無線通信士の詳しい試験内容と、試験時間を記載した表が、以下の通りです。

 

第一級・第二級 【学科試験】

  • 工学の基礎(25問):2時間30分
  • 工学A(25問):2時間30分
  • 工学B(25問):2時間30分
  • 法規(20問):2時間30分
  • 英語/会話(7問):30分
  • 英語/筆記(5問):1時間30分

【実技試験】

  • 電気通信術 電話(欧文) 送受信50字:2分
  • 電気通信術 印刷電信(欧文普) 送信50字:5分
第三級 【学科試験】

  • 工学(15問):1時間30分
  • 法規(20問):2時間30分
  • 英語/会話(7問):30分
  • 英語/筆記(5問):1時間30分

【実技試験】

  • 電気通信術 電話(欧文) 送受信50字:2分
  • 電気通信術 直接印刷電信(欧文普) 送信50字:5分
第四級 【学科試験】

  • 工学(18問):2時間
  • 法規(20問):1時間30分

 

資格を取りたい人
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1つの科目で1〜2時間くらいあるんだね。それは1日では無理だね。
資格のエキスパート
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何日目にどの試験があるか決められているので、今日はなんの試験か?確認して試験に挑む必要があります。

 

 

合格基準

海上無線通信士試験の第一級〜第四級のそれぞれの配点と合格点は、以下の通りです。

 

【学科試験】

第一級・第二級
  • 工学の基礎(25問):125点中75点以上
  • 工学A(25問):125点中75点以上
  • 工学B(25問):125点中75点以上
  • 法規(20問):100点中60点以上
  • 英語/会話・筆記(12問):105点中60点以上
第三級
  • 工学(15問):75点中45点以上
  • 法規(20問):100点中60点以上
  • 英語/会話・筆記(12問):105点中60点以上
第四級
  • 工学(18問):90点中63点以上
  • 法規(20問):100点中70点以上
英語の配点は、筆記が70点で会話は35点です。会話の最低合格点を15点とし、達しない場合は不合格となります。

 

【実技試験】

第一級〜第三級
  • 電気通信術 電話(欧文):100点から減点方式で80点以上で合格
  • 電気通信術 直接印刷電信(欧文普):250文字中200文字以上入力し、送信できたら合格

電話の減点方式は、以下の表のとおりです。

海上無線通信士

引用:公益財団法人 日本無線協会

 

 

試験の合格発表は、試験から約1ヶ月後に日本無線協会のHPに掲載されます。
その後10日以内に自宅に合格ハガキが届くようになっています。

 

 

免除もある?

以前合格した試験科目や、認定学校の卒業生などには、一部科目が免除されます。

試験科目の一部免除には、6種類あります。

 

  1. 指定の無線従事者資格の科目合格者に対する該当科目の免除
  2. 電気通信術の科目合格者に対する免除
  3. 認定学校等の卒業者に対する試験の一部免除
  4. 一定の無線従事者の資格を有するものに対する試験の一部免除
  5. 一定の無線従事者の資格と業務経歴を有するものに対する試験の一部免除
  6. 電気通信事業法による資格を有するものに対する試験の一部免除

 

資格のエキスパート
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例えば、第三級海上無線通信士試験に合格すると、第一級海上無線通信士を受験する際に申請すると、電気通信術(実技試験)が免除となります。
資格を取りたい人
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申請したら免除になるんだね。全てに該当する人もいるの?
資格のエキスパート
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全ての試験科目の免除が該当する人は、全科目免除による合格証明願を提出すると、試験を受けなくても資格が手に入ります。

 

詳しくは公益財団法人 日本無線協会のHPをご覧ください。

 

 

海上無線通信士の難易度とは

海上無線通信士

海上無線通信士の合格率は、主催団体である日本無線協会のHPに記載はありませんでしたが、他のHPにいくつか書いてありました。

それによると、第一級〜第四級のそれぞれの合格率は以下の通りです。

 

【第一級】

年度 受験者数 合格者数 合格率
2021年 46人 24人 52.2%
2020年 41人 17人 41.5%
2019年 47人 14人 29.8%

 

【第二級】

年度 受験者数 合格者数 合格率
2021年 33人 3人 9.1%
2020年 49人 7人 14.3%
2019年 32人 6人 18.8%

 

【第三級】

年度 受験者数 合格者数 合格率
2021年 878人 271人 30.9%
2020年 872人 359人 41.2%
2019年 956人 293人 30.6%

 

【第四級】

年度 受験者数 合格者数 合格率
2021年 349人 192人 55.0%
2020年 335人 203人 60.6%
2019年 370人 224人 60.5%
第一級〜第四級の合格率をまとめると、以下の通りです。
  • 第一級:30〜50%
  • 第二級:10〜20%
  • 第三級:30〜40%
  • 第四級:55〜60%

 

資格を取りたい人
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やっぱり第四級は難易度が低いね。
資格のエキスパート
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第四級は、英語や実技試験である電気通信術がないので比較的挑戦しやすい資格です。
資格を取りたい人
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でも、第二級の難易度が極端に高いのが意外だね!
資格のエキスパート
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なぜ第二級が高いのか?直接的な原因はわかりませんが、そもそも受験する人数が少ないです。免除をうまく使っている、第一級を狙う人が多いなどが仮説として挙げられます。

 

 

まとめ

海上無線通信士

今回は海上無線通信士について解説しました。

この記事をまとめると、以下の通りです。

 

  • 海上無線通信士は、海と陸を無線で繋ぎ、安全に運航できるようサポートする仕事であること
  • 勉強は「無線工学」と「法規」は必須で、第三級以上を目指すには「英語」と「電気通信術」が必要であること
  • 英語は無線技術や航海などマニアックな単語を覚える必要があり、リスニングテストもあること
  • 電気通信術は実技試験で、「電話」と「直接印刷電信」があること
  • 試験の難易度は第四級が55%〜60%と易しく、第三級以上は10%〜50%と難しくなること

 

海上無線通信士は国家資格であるものの、受験資格がなく誰でも受験することができ一部科目が免除される場合があります。

無線従事者に興味がある方は、是非海上無線通信士の取得も目指してみてください。