語学

漢字検定2級・準2級・3級・4級とは?小学生が受けるレベルは?

漢字検定

小学校に行き始めると国語や他の授業で漢字を使います。教科書を読むときにスラスラ読めるとカッコイイと思いませんか?

そこで、漢字検定というものをしょうかいします。

資格を取りたい人
資格を取りたい人
漢字検定ってなに?
資格のエキスパート
資格のエキスパート
たくさんの漢字を習得できる検定です

小学校で使う漢字は何級までの漢字なのか。2級~4級はどんな内容なのかを紹介させていただきます。

漢字検定とは?

漢字検定

漢字検定とはよく「漢検」と呼ばれているもので、どれだけ漢字ができるのかを測る検定になっています。漢字は年齢に関係なく学習できるため、3歳~102歳老若男女問わず漢検に挑戦しています。

漢検は漢字を「読む」「書く」以外にも漢字の意味を理解して文章や会話の中で正確な日本語が使えるようにする検定です。言葉を理解する力や物事を考える力をつけるのに役立ちます。

私
漢検でたくさんの漢字を読めたり書けたりすると本を読むのが楽しくなります

漢字検定のレベルは?

漢字検定

漢検は10級~1級までの12段階あり、小学生の受験する目安は10級~5級までです。なぜかというと10級は小学校1年生の学業が終わる程度で5級が小学校6年生の学業が終わる程度だからです。

私
小学生の時に10級~5級までの漢検を終えていると教科書もスラスラ読めてカッコイイです

ちなみに、4級と3級は中学生で習う漢字が出てきて、準2級と2級は高校生で習う漢字と大学生や一般の人が習う漢字、準1級と1級は大学生や一般の人が習う漢字が出てきます。

小学生が漢検を受けるなら10級~5級まで十分です。もし小学生の間にもっと漢字を覚えたいなら5級以上の漢検も受けてみるといいです

漢字検定ではどんなことをするの?

漢字検定

漢字検定の2級・準2級・3級・4級ではどんなことをするのか、また例題も以下にまとめました。参考にしてみて下さい。

漢字検定2級の内容は?

「漢字の読み」「漢字の書き」「部首・部首名」「送り仮名」「対義語・類義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」「熟語の構成」の9個が主な内容です。

例題

漢字の読み⇒長年の怨念を晴らします。(おんねん)

漢字の書き⇒このクツジョクは一生忘れません。(屈辱)

漢字の部首・部首名⇒碁(石)いし・愁(心)こころ・献(犬)いぬ

送り仮名⇒オビヤカサレル(脅かされる)・アザケル(嘲る)・ツチカウ(培う)

対義語⇒絶賛(酷評)・尊敬(侮辱)・貧乏(裕福)

類義語⇒飢餓(飢渇)・検討(吟味)・背徳(堕落)

同音・同訓異字⇒ケッショウ戦が行われます。(決勝)

雪のケッショウはとても小さい。(結晶)

誤字訂正⇒「今月半ばに全国各地で法案の徹廃を求める運動が実施されます。」文中に1字、間違った漢字があるので書き直す。(徹→撤)

四字熟語⇒紳士○○(紳士淑女)・○○怪怪(奇奇怪怪)・○○蜜語(甘言蜜語)

熟語の構成⇒ア~オのうちどれに熟語が当てはまるのかを答えます。

記号 構成のしかた
似たような意味の漢字を重ねたもの 身体
反対か対応の意味を表す漢字を重ねたもの 左右
上の漢字が下の漢字を修飾してるもの 洋画
下の漢字が上の漢字の目的・補語になっているもの 着火
上の漢字が下の漢字の意味を打ち消しているもの 非常
問題の熟語(傲慢→ア・棄権→ェ・詳細→ア)

音読みと訓読みを正確に理解していること、送り仮名や仮名遣いに注意して正確にかけること、熟語の構成を正確に理解していることなどが大事になってきます

漢字検定準2級の内容は?

「漢字の読み」「漢字の書き」「部首・部首名」「送り仮名」「対義語・類義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」「熟語の構成」の9個が主な内容です。

例題

漢字の読み⇒懇談会を開きます。(こんだん)

漢字の書き⇒今年の夏は記録的なモウショです。(猛暑)

部首・部首名⇒坪(土)つちへん・棟(木)きへん・診(言)ごんべん

送り仮名⇒ツメル(詰める)・オチイル(陥る)・フカス(更かす)

対義語⇒開設(閉鎖)・希釈(濃縮)・直面(回避)

類義語⇒無視(黙殺)・抵当(担保)・用心(警戒)

同音・同訓異字⇒肩がる。    (凝)

何度もりない人。(懲)

誤字訂正⇒「母校のサッカー部が全国大会に出場するので応宴に駆け付けた」文中に1字間違った漢字があるので書き直す。(宴→援)

四字熟語⇒千載一○(千載一遇)・〇顔無恥(厚顔無恥)・驚天〇地(驚天動地)

熟語の構成⇒ア~オのうちどれに熟語が当てはまるのかを答えます。

記号 構成のしかた
似たような意味の漢字を重ねたもの 身体
反対か対応の意味を表す漢字を重ねたもの 左右
上の漢字が下の漢字を修飾してるもの 洋画
下の漢字が上の漢字の目的・補語になっているもの 着火
上の漢字が下の漢字の意味を打ち消しているもの 非常
問題の熟語(怪談→ウ・逸材→ウ・不遇→オ)

 

音読みと訓読みを正確に理解していること、送り仮名や仮名遣いに注意して正確にかけること、熟語の構成を正確に理解していることなどが大事になってきます

漢字検定3級の内容は?

「漢字の読み」「漢字の書き」「部首・部首名」「送り仮名」「対義語・類義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」「熟語の構成」の9個が主な内容です。

例題

漢字の読み⇒権利を放棄する。(ほうき)

漢字の書き⇒株式会社をセツリツする。(設立)

部首・部首名⇒某(木)きへん・墜(土)つちへん・諾(言)ごんべん

送り仮名⇒クズレル(崩れる)・サマタゲル(妨げる)・ココロミル(試みる)

対義語⇒協力(妨害)・開始(終了)・平凡(非凡)

類義語⇒拡大(増強)・協力(提携)・自負(自慢)

同音・同訓異字⇒家族みんなで食タクを囲む。(卓)

難しい選タクを迫られる。 (択)

誤字訂正⇒「中学校の同窓会に温師を招待する。」文中に1字間違った漢字があるので書き直す。(温→恩)

四字熟語⇒ギシン暗鬼(疑心暗鬼)・タイアン吉日(大安吉日)・ヒガイ妄想(被害妄想)

熟語の構成⇒ア~オのうちどれに熟語が当てはまるのかを答えます。

記号 構成のしかた
似たような意味の漢字を重ねたもの 身体
反対か対応の意味を表す漢字を重ねたもの 左右
上の漢字が下の漢字を修飾してるもの 洋画
下の漢字が上の漢字の目的・補語になっているもの 着火
上の漢字が下の漢字の意味を打ち消しているもの 非常
問題の熟語(満喫→ウ・未完→オ・応募→ェ)

音読みと訓読みを正確に理解していること、送り仮名や仮名遣いに注意して正確にかけること、熟語の構成を正確に理解していることなどが大事になってきます。

漢字検定4級の内容は?

「漢字の読み」「漢字の書き」「部首・部首名」「送り仮名」「対義語・類義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」「熟語の構成」の9個が主な内容です。

例題

漢字の読み⇒ボタンを押す。(おす)

漢字の書き⇒子どもがマイゴになる。(迷子)

部首・部首名⇒互(二)に・響(音)おとへん・愛(心)こころ

送り仮名⇒アザヤカ(鮮やか)・イノル(祈る)・ウッタエル訴える

対義語⇒借用(返済)・歓声(悲鳴)・防衛(攻撃)

類義語⇒注意(警戒)・賛成(同意)・困惑(閉口)

同音・同訓異字⇒カン境が変わる。(環)

カン迎する。  (歓)

誤字訂正⇒「美術館で自分が制作した作品を添示した」文中に1字間違った漢字があるので書き直す。(添→展)

四字熟語⇒承転結(起承転結)・電光石(電光石火)・名返上(汚名返上)

熟語の構成⇒ア~オのうちどれに熟語が当てはまるのかを答えます。

記号 構成のしかた
似たような意味の漢字を重ねたもの 身体
反対か対応の意味を表す漢字を重ねたもの 左右
上の漢字が下の漢字を修飾してるもの 洋画
下の漢字が上の漢字の目的・補語になっているもの 着火
上の漢字が下の漢字の意味を打ち消しているもの 非常
問題の熟語(店舗→ア・寝室→ウ・違法→ェ)

音読みと訓読みを正確に理解していること、送り仮名や仮名遣いに注意して正確にかけること、熟語の構成を正確に理解していることなどが大事になってきます。

私
2級と準2級の四字熟語は穴あき問題なので四字熟語を丸覚えしなくてはいけないけど、3級と4級は穴あき問題ではないので2級と準2級より簡単に四字熟語が解けそうです。

まとめ

今回は以下の事を紹介させていただきました。

  • 漢字検定とどんなものなのか
  • 漢字のレベルは何級まであるのか
  • どんな問題がでてくるのか

漢字検定は幅広い年代の人たちが受けている検定なので、みなさん自分がどこまで漢字が使えるのか試してみてはいかがでしょう。