日本でも徐々に広がりをみせているクラウドファンディングですが、実際のやり方を理解している人は意外と少ないです。
クラウドファンディングで資金を集めるにはどうしたらいいのでしょうか?
このように、やりたいことの実現のために、資金が必要な方にピッタリな検定が、クラウドファンディング能力検定です!
クラウドファンディング能力検定は、資金を集める側として、知っておかなければならないクラウドファンディングの仕組みや注意点を基礎から学べる検定です。
クラウドファンディング能力検定で知識を身につければ、簡単に資金を集めることができます。
ここでは、クラウドファンディング能力検定について、詳しく解説していきます。
Contents
クラウドファンディング能力検定とは?
クラウドファンディング能力検定は、2019年につくられた「クラファン株式会社」による民間資格です。
クラウドファンディングに必要な知識や、目標達成までのスケジューリングなどを学び、過去の失敗例などから、幅広い知識を身につけていることを証明できる資格となっています。
クラウドファンディングを、日本で広めることが一番の目的です。
因みに、クラウドファンディング能力検定の資格は、それがなくともクラウドファンディングをすることができます。
しかし、クラウドファンディングで資金を集めたい方は、クラウドファンディングの仕組みをしっかりと理解するために、検定を受けることをお勧めします。
具体的な目標に向かって勉強することで、理解が深まっていくでしょう。
クラウドファンディングって何?
クラウドファンディング(crowdfunding)という言葉は、crowd(群衆)とfunding(資金調達)を組み合わせた造語です。
インターネット上で、自身のやりたいことや夢などを発信し、その想いに共感してくれる人から、資金を調達する仕組みのことをいいます。
現在では、「お店を開きたい!」などの起業や、商品開発、途上国支援など、幅広く活用されています。
アメリカやイギリスでは、2000年代から市場が拡大してきましたが、日本に入ってきたのは2011年のことです。
認知度は徐々に上がり、これからの資金調達の柱となる可能性が大いにある仕組みとなっています。
クラウドファンディング3つの方法
クラウドファンディングで資金を集めるには、主に3つの方法があります。
①購入型
支援者側の例:クラウドファンディングサイトで価格設定された商品や事業内容を購入することで、資金援助となる。
②寄付型
支援者側の例:インターネット上にあがっている個人や企業のプロジェクトに、見返りを求めない形で資金援助をする。
③金融型
支援者側の例:資金援助をすることによって、利息や株式をリターンで受け取れる。
③の金融型は、金銭的な見返りがある点が、他の2つとは違うところです。
資金を集める側が、個人なのか企業なのかによっても、選べる選択肢は変わってきますね。
そのあたりの仕組みも、クラウドファンディング能力検定で学んでいきましょう。
クラファン株式会社について
クラウドファンディング能力検定を作り出し、運営しているのが、「クラファン株式会社」です。
日本で唯一、クラウドファンディングに関してのコンサル業・調査・研究を行っています。
アメリカから入ってきたクラウドファンディングを日本でも広めようと、セミナーや通信講座も開設し、普及に力を入れている会社です。
クラウドファンディング能力検定は、この一環で、クラウドファンディングへの入り口といった内容を、しっかりと学べる検定となっています。
クラウドファンディング能力検定の監修者はクラファン社長?
クラウドファンディング能力検定の監修は、「クラファン株式会社」の代表取締役である板越ジョージ氏が行っています。
板越氏は、1995年にNYで起業。
2015年、日本でクラウドファンディング総合研究所を設立しました。
現在もNY在住、実業家、大学教授でありながら、元ジャニーズJr.という異例の肩書きを持っています。
クラウドファンディング能力検定の試験範囲は監修者の本!?
クラウドファンディング能力検定では、テキストも板越ジョージ氏の著書を使っています。
試験問題は、この著書の中より出題されるのです。
具体的な書籍名は以下です。
- 「日本人のためのクラウドファンディング入門」
- 「クラウドファンディングで夢を叶える本」
- 「ショッピング」の新しいカタチ クラウドファンディングでおトク生活
- 「クラウドファンディングの成功法則 基本編」(DVD2枚組)
こちらの本やDVDを見れば、クラウドファンディング能力検定はバッチリ合格ですね。
これだけ読めば、クラウドファンディングに関する知識も十分身につきます。
テキストは申し込みの際に「クラファン株式会社」HPより、一緒に購入ができます。
4冊合わせて1万円ほどです。
少々高いかなとも思いますが、ずっと持ち続けられるものなので、初期投資と考えておきましょう。
クラウドファンディング能力検定の流れ(個人受験の場合)
クラウドファンディング能力検定は、申し込みから合格発表まで、自分で進めていかなければなりません。
サポートプログラムは特に用意されていませんので、流れをしっかりと理解していきましょう。
大まかな流れは以下となります。
- インターネットで申し込み
- 受験料支払い
- 試験問題が届く
- 問題を解く、返送
- メールにて合格発表
それでは、順を追って説明していきましょう。
①インターネットで申し込み
インターネットで申し込みは「クラファン株式会社」HPから行います。
URLはこちらです→クラウドファンディング能力検定
この時に、テキストとなる著書やDVDも、一緒に購入するといいでしょう。
②受験料支払い
申し込み後、受験料支払いに進みます。
10日以内に受験料5,500円(税込)を入金しましょう。(教材費は入っていません)
支払い方法は、以下の3通りです。( )内備考もご確認ください。
- クレジットカード決済(VISA・Mastercard・AmericanExpress)
- コンビニ決済(コンビニの場合は5日以内に振り込みとなります)
- 銀行振込(講座情報は申込後、メールで送られてきます)
入金が終わったら、すぐ次に進めるかというと、そうではありません。
「クラファン株式会社」の都合で入金を確認するのは月末となるからです。
③試験問題が届く
次のステップである、③試験問題が届くは、月末に入金を確認した翌月の10日以降から順次発送される仕組みとなっています。
④試験問題を解き、返送する
試験問題が届いたら、いよいよ試験です。
自宅にて、インターネットで送られてきた試験を受けます。
試験問題は全50問で、全て選択式となっています。
時間は60分です。
主な内容は以下となります。
- クラウドファンディングの用語
- 歴史からみた利用のための知識
- 支援・起案の基本
- クラウドファンディング応募資格と禁止事項
問題の形式は「クラファン株式会社」のHPに、2つほどですが参考例が載っていますので、見てみてくださいね。
問題に回答したら、3ヶ月以内に返送します。
万が一返送を忘れて3ヶ月を過ぎてしまうと、検定料は戻ってきませんので気をつけましょう。
⑤メールにて合格発表
回答が「クラファン株式会社」に届いてから、2週間以内にメールで合否が送られてきます。
合格した場合はデジタル合格証もメールで届きますよ。
もし合格証を証書でほしい場合は、別途2,200円(税込)が必要です。(送料込みのお値段です)
これで検定の工程は終了となります。
クラウドファンディング能力検定の団体受験とは?
クラウドファンディング能力検定の団体受験は、企業や団体が、クラウドファンディングの知識やスキルを社内で活かしたいときに、講座と検定試験を同時に開催できる便利なシステムです。
講座と検定のための講師は「クラファン株式会社」より派遣されます。
団体受験の主な内容は以下です。
- クラウドファンディングについての講座:2時間
- 検定試験:1時間
クラウドファンディングを導入する企業にとって、社内にいて、しかも短時間で知識を習得できるメリットは大きいのではないでしょうか。
気になる費用ですが、20名以内の研修を希望する場合、研修費用330,000円(税込)となっています。※検定費込みの値段です。
こちらも参考に、検討してみてください。
クラウドファンディング能力検定の合格率と難易度
クラウドファンディング能力検定の合格率は、2020年7月末の時点で100%です!
脅威の合格率100%は、合格させるのが目的であり、勉強したという証明のような試験だからです。
合格の基準である難易度も、50問中35問以上(70%以上)と優しめになっています。
勉強した中で、より大切な部分はどこか、確認する試験といってもいいでしょう。
クラウドファンディング能力検定の勉強方法は?
クラウドファンディング能力検定は、合格率100%であることから、特別な勉強法は必要ないと言えます。
「クラファン株式会社」のHPにある問題の参考例を見る限り、かなり優しめの問題設定です。
インターネットにはさまざまな情報が書かれています。調べることで、プラスアルファの知識が身についていきますよ。
分からない箇所がなくなれば、合格は確実です。
クラウドファンディング能力検定はどんな人におすすめ?
クラウドファンディング能力検定は、クラウドファンディング入門、基礎の内容をしっかりと身につけられる検定です。
クラウドファンディング能力検定は、以下のような方にお勧めできます。
- クラウドファンディングで資金を集めたい人
- クラウドファンディングで新たなビジネスがしたい人
- クラウドファンディングに興味がある学生・社会人
- 仕事でクラウドファンディングをする部署に配属された人
検定の勉強を通して、自分の夢に早く近づくことができます。
クラウドファンディングを知り尽くした、プロによる基礎編を、しっかりと学んでいきましょう。
クラウドファンディングコンサルタント認定試験について
脅威の合格率100%を叩き出しているクラウドファンディング能力検定は、勉強さえすれば、合格できる検定といっても過言ではありません。
この検定を受けて、さらに学びたいと思った場合、クラウドファンディングコンサルタント認定試験にステップアップすることができます。
基本的な知識やスキルの習得から、コンサル業ができるまでにレベルを上げていくのです。
こちらは「クラファン株式会社」が開講している、クラウドファンディングコンサルタント養成講座を受講し、1時間の認定試験に合格すると取得できる資格です。
具体的な講座の内容は、5つのStep【12時間(任意受講含む)】からなっています。
- Step1 ファーストステップ1時間30分(必須)
- Step2 ステップアップ1時間(必須)
- Step3 マーケティング講座45分(必須)
- Step4 ライティング講座1時間(必須)
- Step5 ケーススタディー・ワークショップ 90分12回(任意)最大18時間
- 認定試験 1時間(必須)
クラウドファンディングのコンサル業は、まだ日本では浸透していませんが、時代に先駆けて取得するだけの可能性は、大いにあるのではないでしょうか?
アメリカのクラウドファンディングとは?
クラウドファンディングは、アメリカが発祥です。
アメリカでクラウドファンディングが注目されたのは、2008年のリーマンショックが原因でした。
当時、投資家からの資金援助が難しくなったアメリカ経済は、新たな手法としてクラウドファンディングに注目したのです。
それから、クラウドファンディングの仕組みは急成長し、現在では、クラウドファンディングに関する専門のアドバイザーやコンサルタントがいるほどになりました。
クラウドファンディングで資金を集めたい人は、まず専門家に依頼をします。
今後は、日本でもクラウドファンディングに関するコンサルタントを仕事にする人が出てくるでしょう。
今クラウドファンディングを学ぶことは、新たなビジネスへとつながる可能性を秘めているのです。
まとめ
クラウドファンディング能力検定に関して、理解が深まりましたか?
ここでお伝えしたのは、以下のような内容です。
- クラウドファンディング能力検定は、「クラファン株式会社」がつくった民間資格
- クラウドファンディングとは、インターネット上で夢や想いを語り、それに共感した人から資金を援助してもらう仕組みのこと
- クラウドファンディングには、購入型・寄付型・金融型の3種類がある
- クラウドファンディング能力検定を監修しているのはクラファン社長の板越ジョージ氏
- クラウドファンディング能力検定は、板越ジョージ氏の著書から出題される
- クラウドファンディング能力検定の合格率は、脅威の100%
- クラウドファンディングについて、さらに知識を深めたい場合は、クラウドファンディングコンサルタント認定試験もある
これから起業したいという方、スポーツで海外に行きたいなどの夢がある方は、ぜひクラウドファンディング能力検定で基礎を学び、夢を実現させましょう!
時代に合った資金調達の形である、クラウドファンディングは、今もこれからも必要となる仕組みなのです。