リュックサックやバウムクーヘン、アレルギー、カフェイン…
これらの単語が実はドイツ語であることをみなさんご存知でしょうか?
恥ずかしながら筆者はこの記事をきっかけに知りました(笑)
この記事ではそんなドイツ語を学べることができ、旅行などの趣味や就職にたくさんのメリットがある「ドイツ語検定」というものについて筆者目線で説明していきたいと思います。
Contents
ドイツ語検定(独検)って?
ドイツ語検定とは正式には「ドイツ語技能検定試験」といい、独検と略されることが多いようです。
日本の団体が主催する唯一のドイツ語検定試験として日本全国で実施されており夏季試験と冬季試験の年2回実施されています。
レベルや難易度はどれくらいなの?
独検は5級から1級まであり5級はドイツ語の授業を約30時間(90分授業で20回)以上受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人が対象とされています。
語彙は550語程度で5級は独検の中で一番易しいレベルになります。
(一部引用:独検)
独検5級の内容は?
筆記試験と聞き取り試験が行われ口述試験はありません。
筆記試験を40分、聞き取り試験(一部書き取り含む)を20分行います。
筆記試験は大問8問で構成されており
・動詞
・冠詞
・日常会話
・発音
・アクセント
といったものが出題されます。
聞き取り試験は基本的に大問3問で構成されており
・放送を聞いてイラストを選ぶ問題
・文章の内容を問われる問題
などが出題されます。
過去問サンプル https://dokken.or.jp/study/sample_pdf/sample_5L.pdf
(引用独検HP)
独学でも合格できる?
独学の場合、5級は1日2時間程度で1ヶ月勉強すれば突破できるレベルです。
基本的には市販の一番易しい参考書を一通りやっていれば独学でも問題ありません。
本ページの最後におすすめ参考書を掲載しております。
合格点や合格率は?
それぞれの級は100点満点で採点されており、合格に必要な点数は試験のたびに異なります。
はっきりとした合格点は言えませんが平均点が高いときはおのずと合格最低点も高くなり60~75点の間がおおよその合格点となります。
また合格率は80〜95%と非常に高くなっています。
ちなみに他の級の合格率は
・4級 約70%
・3級 約50%
・2級 約40%
・準1級 約25%
・1級 約15%
となっており難易度が上がるにつれて合格率も低くなっています。
申込期間、試験日はいつ?
夏季試験と冬季試験の年に二回行われており夏季の試験日は6月初旬で申込期間が4月初旬〜5月中旬頃まで、冬季の試験日は12月初旬で申込期間が9月初旬〜10月中旬頃までとなっています。(2022年5月現在の情報)
具体的な日時については独検HPをご確認ください。
郵送、ネットどちらからでも出願できます。
検定料はいくら?
5級の検定料は4500円です。
5級を受ける場合は4級と、4級を受ける場合は3級とといった併願もできます。
ドイツ語検定のメリットはなに?
独検を取得すると外資系企業や商社、貿易会社といった職種や業界で能力を発揮することができます。
翻訳や通訳でも資格は必要となりまた国内だけではなくドイツを拠点として活躍する場合にはより高い難易度の資格が必要となります。
独検はどんな人におすすめの資格?
趣味としてドイツ語を学習しドイツ語圏の文化や暮らしに触れてみたい人やドイツ語を履修している学生、ドイツ企業との取引のある企業に就職したい人におすすめの資格といえるでしょう。
また日本国内でも第二外国語としてドイツ語を学習する学生も少なくはなく英語のほかに使用者が多い言語として習得するのもいいのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今まで独検を知らなかった人や勉強中の人、さまざまな人に独検のメリットをお伝えできていたら幸いです。
英語以外の言語を習得することで自分の世界をより広げることができるのではないでしょうか。
今回は5級について調べまとめてみましたが就職や転職に役立つのは2級以上の取得が必要と言われています。
まずはステップアップのために5級から挑戦してみましょう!
おすすめの参考書
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