私ってよく、相談されるんだけど、苦ではない、むしろ聞き役は好きです。
あなたのようなお友達がいると、本当に救われる人は多いと思うわ。
今って、いじめや、家庭内DV色々あるから、少しでも何か力になれるなら、
私も先生のように、人の役に立ちたいんです。
カウンセラーはどこで働くかで様々な資格があるけど、学校なら学校心理士という資格があるわよ。
カウンセラーを目標に勉強してみたら?
あなたをたよってくる人達、助かる人たちがいるのかも。
今は、とても大事な存在よ。
近頃ニュースや様々なメディアで子供が学校や、家庭で居場所がないとさまよっている10代が目立ちます。
悩んでどうしようもない時、少しでも早いタイミングで話を聞き、改善、解決へと進む事ができれば、多くの人が助かります。
いじめや、家庭内DV、虐待、など様々な心理的要因がキッカケになる事案が多い現代において、学校や家庭、会社や行政でも、カウンセラー、心理士と言う存在が重要になってきています。
特に解決する力がない子供達が悩んでいたり、子供が折角産まれてきてくれたのに、育てる事ができず病んでいる人が多いですよね。
それは心が苦しいですし、もし自分の子供や兄弟がと考えたら、できる限りのことをして未然に防ぎたいものです。
そんな子供や人々を救うために、今、カウンセラーとしての様々な資格が注目されています。
ここでは、学校で活躍できる、学校心理士という資格を説明していきます。
Contents
学校心理士とはどんな資格なの?
学校心理士とは、一般社団法人学校心理士認定運営機構が認定する民間資格になります。
学校におけるカウンセリングなどの技能を証明するものになりますが、持っていなければカウンセラーになれないというわけではありません。
また、民間資格ではありますが、とても専門性の高い資格と言われています。
スクールカウンセラーと学校心理士って同じではないの?
学校心理士は資格になりますが、スクールカウンセラーは職業を表します。
スクールカウンセラーの一般的な採用条件は下記です。
- 臨床心理士
- 公認心理師
- スクールカウンセラーに準ずる者(注1)も認められています
この「準ずる者」の条件が学校心理士の資格取得で求められるレベルと近いため、自治体や学校によっては学校心理士のみ保有している人も、採用の対象になる事ができます。
(注1)スクールカウンセラーに準ずる者とは
「児童生徒を対象とした相談業務について、5年以上の経験を有する者」という条件は、学校心理士の申請条件である「学校心理学に関する専門的実務経験を5年以上有する方」に近いものがあります。
臨床心理士、公認心理士、スクールカウンセラーの違い
では臨床心理士、公認心理士、スクールカウンセラーはどのように違うのでしょう。
臨床心理士とは
認定団体:日本臨床心理士資格認定協会(文部科学省の認可あり)
- 指定大学院(1種・2種)(注2)を修了し、所定の条件を充足している者
- 臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了した者
- 諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴があり、修了後の日本国内における心理臨床経験2年以上を有する者
- 医師免許取得者で、取得後、心理臨床経験2年以上を有する者特徴:社会的信頼性が高く、心理関係の仕事につくためには、非常に有利
最も幅広い分野で資格を活かすことができる - 四年制大学+大学院で心理を専攻するのが受験資格を得られる最短ルートになります
- 資格試験に合格しなければ取得できない
(注2)指定大学院(1種・2種)について、こちらを参考にしてください。
公認心理士とは
心の問題を抱えた人に対して、心理学の知識とプロとしてのスキルを用いて、援助していく専門家です。
心理職として国内唯一の国家資格です。
特徴:公認心理士が新設されたことにより、医療分野においては臨床心理士を含めた心理職と公認心理士の間に、明確な職域の棲み分けができました。
これまで臨床心理士は、臨床心理技術者として診療報酬の加算対象でした。
2018年度より公認心理士のみに限定されるようになりました。
スクールカウンセラー
スクールカウンセラーは職業を言い、資格ではありません。
臨床心理士、精神科医、大学教員などの資格所有者が働いています。
特徴:働いている9割は臨床心理士です。
学校心理士の受験資格の条件について
学校心理士は、いくつかの受験するための条件があります。
民間資格なのに、専門性の高い資格と言われるのもうなずけます。
- 大学院で学校心理学関係の科目の単位を修得し、修士課程・専門職学位課程を修了し、学校心理学に関する専門的実務経験を1年以上有する方
- 4年制大学卒業で学校心理学に関する専門的実務経験を5年以上有する方
- 大学または大学院で学校心理学関係の授業を2年以上担当し、学校心理学に関する研究業績を5編以上有する方
- 学校の管理職または教育行政職として、心理教育的援助サービスに関する指導的な役割を3年以上有する方
(申請時において、その職を辞してから5年を経過した方は除く)
プロの目で相談に乗ってくれるという事ですよね
どんな人が向いているの?
- 幅広い相談に対して親身に耳を傾ける専門技術を持った人。
- 子供の相談がとても多いので、基本的に子供の好きな人。
- 学校で起きる不登校やいじめの問題に向き合い、一緒に解決したいと思う人
申請条件がハードル高めになりますが、教育分野で活躍している人や、教員免許をすでに取得している人には、臨床心理士より取得のハードルが低いです。
学校心理士の役割、その仕事内容は?
そもそも学校心理士とは、どのような所で活躍しているのでしょうか?
- スクールカウンセラーや、養護教諭として幼稚園~高校で働く。
- 教育委員会や教育相談所における相談業務などでも活躍している。
学校心理士とは、現代の学校でとても大切な役割をしています。
担任や、保護者などとも違う、ではどのような役割を持っているのでしょう。
学校心理士の役割
学校心理士の役割は、カウンセリングやコンサルテーション(注3)などの心理的援助です。
(注3)カウンセリングやコンサルテーション
- カウンセリングとは
アドバイスというよりは、クライアントの悩みを深く聞き、コミュニケーションを通じて、クライアントの心の中を整理したり、気づきを与えること - コンサルテーションとは
課題に直面している専門的職人(コンサルティ)から相談を受けた、他領域の専門家(コンサルタント)が助言や方法を与え、その課題に対して、間接的な援助を行うこと
学校心理士の仕事内容は?
学校では、不登校や問題行動を起こす子、人には言えない悩みを抱える子、様々な子供がいます。
また、教員や保護者のカウンセリングを行うこともあります。
学校心理士の仕事内容
児童・生徒へのカウンセリング
子どもたちの悩み事を聞かせてもらい、解決に向けて一緒に考えていきます。
たとえば、ある子が「お友達と喧嘩してしまった」と深く落ち込んでいたら、その子の気持ちをまず受け止めます。
その上で、「どうなりたいか(仲良くなりたい、距離を置きたいなど)」を聞かせてもらい、「どう行動すれば良いか」を一緒に考えていきます。
保護者に対する助言・援助
保護者も子供と一緒に親として成長していくので、悩むことがあります。
その保護者の知りたい情報を提供したり、育児相談に乗ったりする業務になります。
多い相談内容は、下記です。
- 学習進度が難しい、ついていけない、学校に馴染めない、交友関係がうまくいかない
- 家庭のルールが守れない学校に行きたくないなどです
実は保護者からの相談は意外と多く、全体の6割ほどが保護者というカウンセラーは少なくはありません。
教職員に対する助言・コンサルテーション
また、大きな役割のひとつに、他機関や医療へつなぐ業務があります。
これは悩みをかかえる児童・生徒への対応について専門家の立場で助言します。また教職員と一緒に対策を考え協働し、他機関や必要に応じて、医療機関へつないでいきます。
たとえば、不登校のお子さんに、どのように対応すればよいか。
そのお子さんが学校に来ようと考えたとき、クラスメイトはどう迎えればよいか。
そのようなことを助言したり、求められれば、クラス、学年集会や全校集会でお話をしたりする仕事になります。
子供への対応に関して言えば、学校心理士またはスクールカウンセラーは医師ではないため、診断、投薬、治療などは行えません。
保護者から受け付ける相談は、あくまでも育児と教育の範囲に限られます。
日常生活を送れないほどにツラい場合は、心療内科の受診を促したりということもあります。
学校心理士の収入、給与について
地域によっても差がありますが、240~400万円と言われています。
学校心理士は、臨床心理士などのスクールカウンセラーに準ずるものになるため、臨床心理士の年収より少ないのが傾向です。
また、現状では非常勤職員が多く、週に何日か学校に出勤するというケースが多いです。
学校心理士になるためには大きく分けて、下記5つのステップです。
- 申請書の取得
- 申請書類の作成、送付
- 試験
- 審査
- 合格後に登録と公表
学校心理士を取得するメリット
ハードルの高い学校心理士ですが、取得するとメリットは多いです。
下記に説明していきますので、参考にしてください。
- スクールカウンセラーなどに採用されやすくなる
- 学校心理士しか出席できない研修会を受けることができる
- 専門的な資格を持つことで、採用担当者からの信頼感が生まれます
- 採用された後も同僚や保護者から、信頼されて仕事がやりやすくなるためコンサルテーションを行いやすいです
学校心理士の資格取得の流れから、試験内容、資格更新まで
上のページにある、受験資格の条件についてという項目を今一度、しっかりと理解してから、下記をご覧ください。
資格取得の流れ
- 申請書の取得
受験する年度の手引きまたは申請書を購入してください。
手引き申請書http://www.gakkoushinrishi.jp/shikakushutoku/shinsei.html#syorui_nyuusyu
- 申請書類の作成・送付
認定審査に必要な申請書類を作成し、学校心理士認定運営機構まで郵送をお願いします。
申請書類は下記6種類ありますが、類型(学校教員なのか、大学教員、または学校心理学大学院卒業など)によって、必要な書類が異なります。
- A基礎書類
- B専門的知識・技能などに関する書類
- C実務経験を証明する書類
- D試験ⅠーⅡ(筆記試験)ーⅣに関する書類
- E試験Ⅱ(面接)に関する書類
その他(IDカード用写真入れ封筒、受験者用封筒、受領書ハガキ)
詳細はこちらをご確認ください。
http://www.gakkoushinrishi.jp/syorui/files/teisyutusyorui2022.pdf
試験について
試験は、試験1(論述式)、試験Ⅱ(多枝選択式)、試験Ⅲ(面接)、試験Ⅳという4タイプの試験があります。
申請する類型によって受験すべき試験の種類は異なります。
詳細は下記をご確認ください。
日時に関しましては、一例として2022年のものを掲載しています。
2023年以降も試験はありますので、ご自身で確認してみてくださいね。
類型/種類 | 試験1 (論述式) |
試験Ⅱ (多枝選択式) |
試験Ⅲ (面接) |
試験Ⅳ (講習会後) |
・学校心理学大学院 ・公認心理師大学院 (見込み含む) |
◯ | |||
・教職大学院 (見込み含む) ・学校教員 ・相談機関専門職 |
◯ | ◯ | ||
大学教員 | ◯ | |||
学校管理職 | ◯ | |||
公認心理師 | ◯ | |||
海外資格 | ◯ | |||
准→士 (見込み含む) | ◯ | ◯ |
試験Ⅰ(論述式)・試験Ⅱ (多枝選択式)
※主に学校心理学ガイドブック(第4版)より出題されます。
日時:2022年8月7日(日)
場所:東京・大阪
東京会場:東京成徳大学 十条台キャンパス(JR埼京線・十条駅南口より徒歩5分)
大阪会場:追手門学院大手前中・高等学校(京阪電車・天満橋駅14番出口より徒歩5分)
試験Ⅲ(面接)
日時:2022年8月20日(土)、21日(日)いずれか
場所:東京都文京区 学校心理士認定運営機構事務局
試験Ⅳ(講習会含む)
日時:2022年8月7日(日)
場所:東京
東京成徳大学 十条台キャンパス(JR埼京線 十条駅南口より徒歩5分)
認定審査の費用
認定審査の費用は受験料になります。
33,000円(消費税込み)
下記に払込ますが、払込受領証のコピーを申請書(様式A1)の表面に貼付する。
振込先
・郵便局口座番号:00100-4-359009
・加入者名:学校心理士
・通信欄に必ず、2022年度認定審査料と記入する
・ご依頼人欄は、住所、名前、電話番号をはっきりと記入する
申請書類の送り先
申請書類、ケースレポートなど提出された全てのもの、および認定審査料はどのような場合も返却はできないので、ご注意ください。
送り先は下記です。
一般社団法人 学校心理士認定運営機構事務局
〒113-0033
東京都文京区本郷2-32-1 BLSS本郷ビル3F
電話番号:03-3818-1554(受付時間:水・金11:00~16:00)
fax:03-3818-1588
E-mail:office@gakkoushinrishi.jp
ご質問、お問合せにつきましては、Emailにてご連絡をお願いします。
審査について
審査は、学校心理士資格認定委員会において、下記3の業績または、研究などの業績について行われ、審査結果を総合的に判断して合格の可否を判定します。
- 提出された書類
- 筆記試験または面接
- ケースレポート(申請時直近5年以内のケース)
ケースレポートとは
スーパーバイザーの指導を受けながら支援したケースについて、提出するレポートの事を言います。(申請時直近5年以内のもの。ケースの実施期間の開始日または終了日が含まれて入れば可)
ケースレポートの目的は、自立した学校心理士として実践できる一定の力量を備えていることを示すことになります。普段の実践をケースレポートとしてまとめていきます。
ケースレポートの主な内容は下記です。
(1)テーマ
(2)表題
(3)報告者氏名
(4)報告者の立場
(5)教育援助の対象
(6)教育援助をおこなった機関、施設、場所
(7)期間
(8)教育援助開始時における対象者の問題の概要
(9)教育援助開始時における、対象児童生徒、学校、学級
(10)家族の環境などについての心理教育的アセスメントの焦点、方法と結果
(10)に基づく教育援助開始時の教育援助の方針と計画
(11)教育援助の経過の概要
(12)教育援助の自己評価(自己点検)
(13)本ケースレポートにおける教育実践についての考察
スーパーバイザーとは
学校心理士の勉強するにあたって、スーパーバイザーやスーパービジョン、スーパーバイズ、スーパービジーという言葉が良く出てきます。どのようなものなのでしょう。
合格後の手続きについて(登録と公表)
合格発表と合格後についてご説明します。
合格後も更新というのがありますので、ご一読くださいね。
日程は、2022年を例として掲載していますが、必ず日程の確認は
ご自身でされてみてくださいね。
合格発表
2022年10月~11月頃
合格後の流れ
- 登録料および日本学校心理士会会費を納める。
- 資格取得:2023年1月1日
- 資格有効期間:2023年1月1日から2027年12月31日まで
費用
学校心理士:50,000円
(内訳:登録料→20,000円、会費(5年分)30,000円)
5年分まとめてのお支払いとなり、資格は5年ごとの更新になります。
学校心理士は通信でも可能か、勉強方法は?難易度は?
結論から言いますと、学校心理師は通信でも可能です。
ただ学校心理士の受験資格を取得するには、1年以上の学校心理学に関する専門的実務経験が必要となります。
専門的実務経験とは、下記の実践活動を言います。
- 幼児・児童・生徒を対象とし下、学校・学級不適応、不登校、いじめなどのカウンセリングまたは教育相談
- 心理検査の実施と、それに基づいた診断
- 発達的支援が必要である方への個別的援助
- 子供の援助に関わる教員・保護者・学校組織へのコンサルテーション
学校心理士は、実務経験が必要であったり、スーパーバイザーなどの手をかりて、ケースを作成しなければならなかったりという事があるため、通信の場合は、通信制度のある大学を選ぶ方が良いでしょう。
通信制で学校心理士を目指せる大学
通信制で学校心理士を目指せる大学は、多くはありませんがいくつかあります。
なおここでは、学校心理士を通信で臨める大学がどんな学校があるのか、という事に焦点をおいてます。
費用や詳細については、資料請求をして確認してくださいね。
聖徳大学大学院 通信教育課程児童学研究科
特徴:通信教育課程 児童学研究科は、通学制の児童学研究科を基礎として、それと同等の高度な研究と教育を実践。
学べる内容
児童教育学
児童心理学
児童福祉・保健学
保健学・児童文化学 など
聖徳大学通信教育部 心理・福祉学部 社会福祉学科
特徴:公認心理士カリキュラム対応、認定
日本の児童学をリードする聖徳の通信制大学院
児童問題を幅広い専門知識と実践力を養成します。
学べる内容
児童教育学
児童心理学
児童福祉・保健学
保育学/児童文化学
星槎(せいさ)大学 共生科学部 通信教育課程
特徴:通信制の4年制大学。
学部は共生科学部のみ、人間性と実践力を兼ね備えた社会福祉士を養成。
教育カウンセラーや支援教育専門士など多彩な心理系資格に対応しています。
学べる内容
共生科学
福祉学(当たり前の心で人を思いやる、実践できる専門家の養成)
教育学(発達障害など専門知識も一緒に学び、支援教育を実践する教育者を育成)
心理学(教育現場や職場、家庭など人と人との共生に必要な心理を学ぶ)
学校心理士取得の難易度は?
学校心理士試験の合格率は公式に発表されていません。
60%と言う学校もあるようです。
試験そのものが難しいと言うよりも、決して簡単に取れる資格でもありません。
それはここまで読んでいただいた皆さんは感じていると思います。
油断せず丁寧に勉強していけば、取れる資格だと言われています。
高い目標を持ち、しっかりと試験対策をしていってくださいね。
学校の現場事情
日本と海外とは全く事情が異なります。
文化や生活習慣、社会そのものや環境を含めて異なります。それらが、学校事情にどう影響を及ぼすのか、一緒に考えてみてください。
日本の学校事情
今まで日本の学校現場では、担任が一人で様々な個性を持つ生徒達を対応していました。
様々な個性と同時に、保護者、家庭環境、社会環境。
多様な変化についていけない、育まれるべきものが育まれない。
心がついていけない子供達が、教室の隅で友人達の中に入れなかったり、不登校になる事は増加しています。
日本のスクールカウンセラー導入の変化
今、学校では部活、クラス担任、スクールカウンセラーなど分野別に役割を分け、多様な生徒に対応しながら、教員それぞれの負担も軽減するよう努められています。
過酷な労働時間や、業務に病み退職していく教員が後をたたず教員自体が足りないのが深刻な問題となっています。
教員も人間であり、全てを一手にと言うのは、負担が大きく対応できなくなります。
でもその影響は子供達に行ってしまうため、それを防ぐためにもこの役割分担は、重要視されています。
その中でもスクールカウンセラーは、対応しなければならない生徒の数は増加していく一方になるのに対し、圧倒的に足りません。
不登校の生徒に対して、なぜ学校に行かなければならないのかを問うよりも、なぜ学校に行きたくないのか?
いじめている子供達に、いじめただろうと言う現実、結果を問いただすよりも、なぜイジメてしまうのか?
子供達の心に寄り添い、共感していく細かい対応が必要になっています。
海外の学校事情
海外特にアメリカなどは、カウンセラー自体への敷居が低いため、ストレスを感じたり不安に思った時に、カウンセラーへ相談することは普通なことです。
また、日本と違い小学校、中学校、高校など義務教育課程で子供が学校へ行かない事は、違法になるため、行政から保護者へ親の責任が厳しく問われます。
子供が何日も登校しない場合は、保護者が罰金を受けるケースもあります。
学校のスクールカウンセラーも日本とは違い、専門家と学校が、家庭の深いところまで介入してきます。
子供の心の問題は、保護者のしつけ、教育、家庭環境が原因になることが多いため、親子で専門家からのカウンセリングを受けるよう学校から指導があります。
そういった道筋がしっかりとできているのが、日本とは大きな違いです。
まとめ
トップアスリートや、芸術で偉業を成した人の幼少期を見ていると、一つのことしかしないため、ADHDではないか?障害ではないか?
親はとても心配したと言う記述も見かけます。
実際、日本で協調性を重んじる社会において、他の子と違いすぎる事を受け入れ、生きていくための人間力を育てていくのは、簡単なことではありません。
この記事を書いている私自身、息子が幼少な頃は、個性の塊だったため、毎年担任達からは、「こんな子は初めてでどのように導いたら良いか途方に悩みます。どうしたら良いんでしょう?」と、逆に相談を受けました。
でもその度に私は、先生方の話、悩んでいる部分を聞き、家庭でできることは私自身で教えていました。
学校という社会の盾になるつもりで役員をやったり、そうやって学校に頻繁にいくことで、他の子供達と仲良くなることができ、とても助かった覚えがあります。
学校は、子供を通して、保護者と教員で成り立つ一つの社会になります。
そこへ、スクールカウンセラー、学校心理士と言う存在は、時にはパイプになったり、潤滑油になったり、子供達がホッとできる場所であったりします。
もし、自分自身の子供が通う学校に、あたたかで親身に寄り添ってくれるカウンセラーがいたら、とても安心ですよね。
ぜひ、高い志を持って、悩める子供達、保護者、先生方の安心した存在でいられるように! 頑張ってくださいね。
今回は、下記について書いてみました。
- 学校心理士とはどんな資格なの?
- 学校心理士を取得するメリット
- 学校心理士の資格取得の流れから、試験内容、資格更新まで
- 学校心理士は通信でも可能か、勉強方法は?難易度は?
- 学校心理士の収入、給与について
- 日本の学校現場
- まとめ
未来のスクールカウンセラーとなるあなたに、お役に立てれば嬉しいです💚