TOEICの資格は今や日本企業の約7割が採用の際に参考にするというほど、認知度が高くなっています。
社内公用語を英語にする企業も出てきましたね。
TOEICは日本の義務教育で習う知識としての英語ではなく、コミュニケーションを目的としたスキルとしての英語力に重点をおいています。
ここではTOEICの資格について、TOEICの種類から企業別採用時の必要スコア、勉強法、オススメ問題集までしっかりお伝えしていきます。
Contents
TOEICって何?作ったのは日本人!
TOEICは財団法人日本ビジネスコミュニケーション協会が運営する民間試験です。
年齢・性別・職種・国籍など関係なく誰でも受験することができます。
TOEICの正式名称は知らない方がほとんどではないでしょうか?
「Tast of English for International Communication」の頭文字をとってTOEICといいます。
分かりやすく訳すと国際的なコミュニケーションの為の英語テストです。
日本の義務教育は文法を使った知識としての英語ですが、TOEICでは実際のコミュニケーションで使えるスキルとしての英語習得を目指している点が大きく異なります。
TOEICの歴史マメ知識
TOEICの始まりに遡ると、日本が大きく関係していることに驚くことでしょう。
意外と知られていませんが、TOEICの始まりは知識としての英語ではなく、コミュニケーションのスキルとして英語を身につけたいと願った日本人がきっかけだったのです。
1980年代バブル期は日本経済は好調でビジネスも国内だけで十分間に合いました。
しかしバブルが崩壊し、安い原材料や市場を求めて海外企業に頼るしか方法がなくなったのです。
英語でのコミュニケーションの必要性に迫られた日本人は、アメリカのニュージャージー州に本部を持つETS(Educational Tasting Service)に試験問題作成を依頼しました。
1979年第1回目のテスト受験者数はわずか3,000人でしたが、今や年間100万人以上が受験する認知度ナンバー1の英語試験と成長したのです。
その進化の背景は今の日本を見れば一目瞭然ですが、ITの進化、グローバル化が挙げられます。
TOEICにも種類があるの?リスニングと何?
TOEICに種類があると聞いて驚かれた方もいるでしょう。
名前にTOEICとつく試験には以下のような種類があります。
TOEIC L&RとS&W
一般的にTOEICといえば、L&R(リスニング&リーディング)試験です。
ほとんどの方がTOEICといえばこの試験を受けていますので、まずはこちらにトライしましょう!
年10回、全国80都市で開催されています。
その名の通り、英語を聞く能力と、読む能力がテストされます。
L&Rがあるということは、TOEIC S&W(スピーキング&ライティング)もあります。
話す、書く能力のテストです。S&Wは認知度も低く、問題数もL&Rよりかなり少ないので、並べるのも少し違うかと思います。
余裕があればS&Wも受けると総合的に英語を習得でき、プラスアルファのアピールになるでしょう。
TOEIC Brige
こちらはビギナー向けでTOEICを受ける前の練習と言っていいでしょう。
問題数と試験時間もTOEIC L&Rの半分で、難易度も低く設定されています。
年4回、全国13都市で開催されています。
問題の形式はTOEICと同じですので、英語の勉強を始めた中学生や、TOEICを見据えて英語を学び直した社会人にお勧めです。
こちらも一般のTOEIC試験と同様L&RとS&Wがあります。
TOEIC IP
TOEICについて調べていると、TOEIC IPという言葉を目にすることもあるかと思いますが、これは試験の種類ではなく、形式のことです。
一般の公開テストとは別に学校や企業が利用できる団体特別受験制度のことを意味します。
実際に一般のTOEIC試験とは以下の形式が異なります。
- 学校や企業がテストの運営を行う。
- 試験内容はTOEICの過去問が使われる。
- 写真付きTOEIC公式認定証がもらえない。
公式認定証がもらえないことからも、一部企業ではTOEIC IPは正式な点数として認めないとしているところもあります。
しかしTOEIC公式ページでは有効性に違いはないとされていますので、履歴書にも記載していいでしょう。
ただし公式認定証の提示を求められたり、公開テストとIPテストの平均点が違うことから、できれば公開テストも受験することをお勧めします。
以上のように大きく分けるとS&Wも入れて4つのTOEIC試験がありますが、一般的にはTOEIC L&Rが最もメジャーです。
これ一つでも企業へのアピールは十分ですので、まずはこちらを受けるようにしましょう。
TOEICとTOFULの違い!進学・就職に役立つ英語資格
TOEIC以外では英語圏の留学に必須のTOEFLが有力です。
TOEICは日本人がアメリカの企業に依頼してつくった試験だとお伝えした通り、世界的に見るとTOEICよりもTOEFLの方がメジャーなのです。
TOEFLはアメリカが非英語圏の出身者を対象として、英語圏に受け入れる際の指標としてつくりました。
TOEFLを正式名称に直すと「Test of English as a Foreign Language」というように外国語としての英語テストとなります。
その名の通り英語圏の大学への進学には必須となっているのがTOEFLです。
試験内容も聞く・読む・話す・書くという4つの能力が盛り込まれていますので、TOEICよりも総合的に判断することができます。
ここまででなんとなくお分かりいただけると思いますが、TOEICかTOEFLどちらを受けるか迷った際の判断基準は以下です。
- TOEICは国内の進学・就職に役立つ資格
- TOEFLは海外、英語圏の進学・移住に役立つ資格
国内か海外か、活動する場所によって使い分けるといいですね。
TOEICとTOEFLはどちらもコミュニケーションスキルを目的とした英語のテストです。
どちらか一方で高得点を取れる実力があれば、もう一方でも同じような点数が取れます。
その点はあまり心配する必要はないでしょう。
TOEFL以外には、
- Linguaskill Business:ビジネス英語に特化した英語テスト
- IELTS:留学や移住に有利な英語テスト
- 英検こと英語能力検定
などがあります。
進路によってどの資格が効果的なのかは調べておく必要がありますね。
TOEICに合否はない?履歴書に書いていい点数(スコア)
TOEICにはいわゆる合否というものがありません。
テストの結果は点数(以下スコアという)によって判定されます。
スコアは10点〜990点満点で付けられ、企業でも採用の際にTOEICのスコアを基準として設けているところがあります。
履歴書に書いていいスコアって?
さすがにTOEIC300点で書くと英語能力がないというアピールになってしまい、逆効果です。
大体TOEICの平均点は580点前後です。
日本国内のビジネスであれば600点以上あれば履歴書に書いた方がいいでしょう。
もう少し上を目指すのであれば、700点以上あれば大体の企業の基準は満たせます。
TOEIC700とも呼ばれ、日常のコミュニケーションに支障がないレベルであるとされているからです。
英語を日常的に使う仕事の場合は750点〜800点はほしいところですね。
日本企業別TOEICの必要スコア
ここでは実際にそれぞれの企業が示している採用時のTOEICスコアをみていきましょう。
採用後も報奨金や資格手当を設けているところも企業もあります。
ただ同じ企業でも部署によってかなり違いがありますので、その点はご自身で確認するようにしてください。
必要スコア | 企業名 |
500点以上 | サンリオコーポレーション、日立製作所、パナソニック |
550点以上 | 全日本空輸、住友金属工業 |
580点以上 | 三菱商事 |
600点以上 | オリックス、キャノン、アサヒビール、住友商事、大成建設、大正製薬、第一生命保険、日本航空 |
700点以上 | シャープ、NTT東日本、みずほ証券、ヤマト運輸、旭化成、東京電力、資生堂、青年海外協力隊事務局、国際協力機構(JICA)、東京電力、日産自動車 |
750点以上 | アマゾンウェブサービスジャパン、JTB(グローバル)、レオパレス21 |
800点以上 | 楽天、ソニー、住友不動産、リクルート、現代自動車、LG電子 |
860点以上 | NTTコミュニケーションズ、野村ホールディングス(グローバル) |
900点以上 | ジョンソン・エンド・ジョンソン(財務)、パナソニック(国際広報)、三菱東京UFJ銀行(グローバル)、サムスン電子 |
ここにあげたものはほんの一部です。
今は国内でも英語を使うビジネスシーンが多くありますので、採用の際の基準にはなっていなくとも、TOEICの資格を持っていれば参考にされることもあるでしょう。
基準となるスコアは変動し、企業の方針も変わりますので、実際に就職を考える際は、企業のサイトで確認するようお願いします。
TOEIC履歴書の書き方すゝめ
TOEICの試験で高得点を取ったら、しっかりと履歴書に記載してアピールしましょう。
書き方を間違えると思うように伝わらない可能性もありますので、以下を参考に記載するようにしてください。
年 | 月 | 免許・資格 |
2020年 | 3月 | TOEIC公開テスト750点取得 |
細かいところですが、注意する点が4つほどあります。
- TOEICには公開テストとIPテスト(企業などの団体)がありますので、どちらで受験したのか記載するといいでしょう。
- TOEICというとL&R(リスニングとリーディング)の試験になります。わざわざL&Rと書く必要はありませんが、S&W(スピーキングとライティング)で受験した場合はTOEIC S&Wと記載するようにしましょう。
- TOEIC S&Wの試験は満点が400点です。L&Rは990点ですから、400点中何点というふうに記載すると誤解を生まないでしょう。例えば300/400などが分かりやすいです。
- テストを受けた時期があまりにも前の場合、正しく自身のスキルを証明できない、または十分に考慮されない可能性がありますので、3年以内くらいのスコアが望ましいです。定期的に受験するといいですね。
TOEICというとL&Rが基準になりますので、それ以外の点は細かく記載するようにしましょう。
TOEIC L&Rの試験内容は
TOEIC L&Rの試験はすべて選択式問題です。
しかも世界共通の為、問題文も説明も全て英語です。和訳や英訳の問題は出てきません。
リスニング、リーディングとも、問題数と試験時間、配点は以下となります。
リスニング試験 | 内容 |
---|---|
形式 | 会話やナレーションを聞いて問題に回答 |
試験時間 | 45分 |
問題例 | 写真描写6問・応答問題25問・会話問題39問・説明文問題30問 |
スコア配点 | 5点〜495点 |
リーディング試験 | 内容 |
---|---|
形式 | 文法や長文問題を読んで問題に回答 |
試験時間 | 75分 |
問題例 | 短文穴埋め問題30問・長文穴埋め問題16問・文書問題29問・複数文書問題25問 |
スコア配点 | 5点〜495点 |
TOEIC L&Rの試験は、問題数が多いのが特徴です。
そこで鍵を握るのが時間配分です。
試験をどう組み立てるか、戦略を立てる必要があります。
学習の中でも意識していきましょう。
目標スコアに近づく!TOEICの勉強方法
TOEICの勉強方法にはいくつか方法があります。大切なことは目標を決め、自分にあった勉強スタイルを見つけることです。
やり方としては大まかに以下の3通りがあります。
- 講座を受けて学習する
講師から授業スタイルで学ぶ方法です。
実際に教室に通うスタイルと、オンラインで受けるスタイルがあります。
同じ講座を受ける仲間や講師の顔を見ながら学習できるので、競争意識も芽生えてモチベーションを保てるでしょう。
質問がしやすいのもポイントです。
試験の出題傾向や時間配分に関しても詳しくアドバイスが受けられるでしょう。
費用は3つの中で一番高いといえますが、上達は確実です。
- 通信教育で受講する
通信教育は教材を使い、自分のペースで講座を視聴しながら進めていく学習スタイルです。
仕事や家事など忙しい中で資格を目指す方にお勧めの方法です。
通信でも質問ができる仕組みが整っている場合が多くありますので、その点は安心でしょう。
教材は試験まで計画的に学習できるよう作られていますので、独学よりモチベーションも保ちやすいといえます。
自分に合いそうな通信教育を探す必要がありますが、講座よりは費用を抑えられるでしょう。
- 完全独学
一番モチベーションを保つのが大変ですが、今はネットでも優れた学習の動画が多くアップされています。参考書や問題集と合わせて学習すれば独学も十分可能です。
ただ質問ができない難点があるので、分からないことも自力で調べる能力が必要となります。
費用面は参考書や問題集だけですので、かなり安く済ませることができるでしょう。
以上のように3通りの勉強方法を紹介しましたが、考え方としてはTOEICの勉強は独学が主になります。他の資格でも共通する部分ですが、独学をせずに講座だけで合格することは難しいでしょう。
独学を前提として、足りない部分はどこか?を検討すると、自分に合った方法が見えてきます。
例えばリスニングや試験対策など分からない分野がある時は、客観的なアドバイスがもらえる講座を選択すると効率がよくなりますね。
そのように自分自身を分析・理解して、自分に合う勉強スタイルを確立していきましょう。
満点が取れる!?オススメTOEIC問題集
独学の際は問題集選びが大切です。
目標レベル、見やすさ、解説の内容など、自身の勉強スタイルに合う問題集を選ぶようにしてください。
ここでは2つのお勧め問題集をご紹介します。
TOEIC公式問題集
TOEIC公式問題集なら実際のテストと同じ形式で作られ、音声も公式スピーカーが担当しています。本番の試験に近い状態で学習することができるでしょう。
気をつけていただきたいのは最新版の問題集を購入すること。
TOEICの試験も毎年少しづつ変更が加えられていますので、古い問題集では最新の問題傾向に対応していない可能性があります。
こちらは2021年10月に発売されたものです。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8
購入は書店、大学生協、またはAmazonや楽天などのネットショッピングでOKです。
最新版は必須ですが、2年以内の過去問であれば大きな違いも少ないですし、沢山問題を解くことで力もつきますので、そちらもどんどんトライしてください。
TOEICで満点を取った人の問題集
なんとTOEICを何度も受験し、毎回満点の990点を取ってしまうスペシャルな人が作った問題集です。
この問題集は800点以上の高得点を目指す人から、初心者まで幅広く愛用されています。
文法に関してかなり分かりやすく解説されている点が特徴で、長文読解が苦手な方には一押しの問題集です。
音声ダウンロード付きでヒアリング学習にも対応できます。
購入はAmazon、楽天でどうぞ。
その他にも沢山の問題集がありますが、今はTOEICがよく研究されていますので、どれも間違いはないでしょう。
ただし自分に合うかが重要ですので、パッと見た感じの見やすさ、解説の分かりやすさなどしっかり見て選ぶようにしてください。
勿論口コミも参考にしてくださいね。
TOEICのアプリもあるよ!
TOEICを受験する際は、ぜひアプリもご活用ください!
TOEICの学習アプリで検索すると沢山のアプリが出てきます。
アプリによって強みやこだわりがあり、面白い機能がついていたりもしますので、楽しみながら選んでみてください。
ここでは一般的に広くお勧めできるTOEIC学習アプリをご紹介します。
- スタディサプリEnglishのTOEICコース
月額3,278円で単語・文法・試験対策全てに対応できるアプリです。
大手リクルートが提供しているので安心して使うことができます。
カリスマ講師の3分動画でまさにスキマ時間の学習にぴったりです。
模擬試験も20回受けられます。
まずは7日間の無料体験がありますので、気軽にスタートしてみましょう。
- SANTA TOEIC L&Rテスト対策
このアプリの面白い点は、点数予測機能です。
わずか10問の問題に答えるだけで、TOEICの試験で何点取れるか予測してくれます。
この機能を使えばこまめに自分のレベルを把握できますね。
解説動画も350種類以上入って、なんと無料です!
- 金のフレーズ2
こちらはTOEICの単語帳としてダントツの人気を誇る「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」が収録されたアプリです。
アプリでは単語以外にもリスニングの速度調節機能や、覚えにくい単語にマーカーが引ける機能など、書籍より効率よく幅広い学習ができるようになっています。
料金は610円です。月額ではないので、かなり安いですね。
3つ挙げただけでもそれぞれ特徴があります。
無料期間などを利用して、自分に合ったアプリを探してみて下さい。
TOEICの資格が活かせる職場
TOEICのスコアが入社時の基準になっていない場合でも、資格を活かせる職場は沢山あります。
一例となりますが、職種ごとにまとめてみました。
スコアの目安 | 仕事一覧 |
TOEIC500点以上 | テーマパークスタッフ、空港グランドスタッフ、ITエンジニア、ツアープランナー、ツアーコンダクター、観光地の接客スタッフ、入国審査官、タクシー運転手、レセプタント |
TOEIC600点以上 | 英語保育園、ランドオペレーター、英文事務、貿易事務、英語教材の企画・編集、キャビンアテンダント、秘書、ホテルスタッフ、外旅客船パーサー、海外調査員 |
TOEIC700点以上 | 弁理士、パイロット、海外留学サポート、外資系企業、商社各種、ファンドマネージャー(資産運用)、海外営業職、航空管制官、商社マン、日本語教師、バイヤー、海外青年協力隊スタッフ |
TOEIC800点以上 | 中学・高校の英語教員、公認会計士、英会話スクール講師、企業の通訳・翻訳、通訳ガイド、大使館事務員、メディカルライター、海外リポーター |
TOEIC900点以上 | 通訳家、翻訳家、大学の英語教員、コンサルタント、英文速記者、外交官、国連職員 |
いかがですか?英語とは一見関係なさそうな職業もあったと思います。
それだけ日常的に英語が使われているということですね。
訪日外国人の増加に伴い、英語が活かせる場面は日常に溢れています。
資格を持っていることで仕事の質が大幅にアップするでしょう。
公務員試験や教員試験での優遇
公務員と教員の採用試験では、TOEICのスコアを参考にするだけでなく以下のメリットがあります。
- 公務員試験の場合:国家公務員の総合職採用試験、地方公務員の行政職採用試験で総得点から15点または25点が加算されます。
- 教員採用試験の場合:県ごとに基準スコアと優遇措置の内容が違いますが、加点や試験免除などがあります。
これほどにTOEICの試験に対する信頼度が高いということですね。
英語のスキルの重要性を感じます。
TOEICの試験を受けるメリット
英語が今の時代に必要ということはお伝えしてきましたが、将来的には自動翻訳機が発達して、英語を学ばなくても世界各国の人とミュニケーションを取れる日がきっとくるでしょう。
それまでは、英語をスキルとして活かせる能力は大きな強みとなります。
TOEICの資格を持っていることは、自身の英語力を具体的に証明するツールとなります。
しかし英語が身に付く以外にも、TOEICの資格から得られるメリットがあることを知っていましたか?
PDCAを回せる人材であることが分かる
企業がTOEICのスコアを見て感じることとして、その人自身の能力があります。
PDCAはPlan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・ActまたはAction(対策・改善)という意味で、アメリカの統計学者ウィリアム・エドワーズ・デミング博士が提唱したものです。
目標に向けて計画し、実行し、自身を正しく評価し、対策を考えるというTOEICの勉強過程が仕事での姿勢と共通することから、働く上で必要な人材であることが分かるのです。
このPDCAはビジネスを成功させる上で重要な能力である為、TOEICのスコアは参考程度で、PDCAを回せる人材であることを重視する企業も多いでしょう。
企業にとってTOEICの高得点は、仕事ができる人材ということになるのです。
他の資格を取る際に活かせる
TOEICの試験に挑む中で身につけた勉強スタイルは、他の資格に挑戦する際にも大いに活かすことができます。
通信講座や独学など、自分に合った勉強方法が分かり、本番までのスケジューリングや試験での時間配分など、共通するところは沢山あるでしょう。
何より目標スコアを達成できれば自信に繋がり、次のステップへと進んでいくことができます。
資格を取ることへの免疫がつき、やり方をつかめるということは、強みとなるはずです。
まとめ
日本では一番メジャーとなった英語試験TOEIC。様々なプラスの面が見えてきたのではないでしょうか?
ここでご紹介した内容は以下となります。
- TOEICの開発を計画したのは日本人
- 初回受験者3,000人から年間100万人が受験する人気資格へ
- TOEICというと一般的にはリスニング&リーディング試験のことを言う
- TOEICの試験には種類がある
- TOEICのスコアを採用時の参考にする企業が多い
- 履歴書に書くには600点以上が好ましい
- TOEIC L&Rの試験では時間配分が重要
- 勉強方法は講座・通信・独学の3通り
- TOEICが採用時の参考になっていなくとも、活かせる職種は沢山ある
- TOEICの資格は英語を身につけるだけではなく、PDCAが回せる人材であることをアピールできる。
以上からTOEICの資格は挑戦することでプラスの効果が沢山あることが分かっていただけたと思います。
ぜひ今後のキャリアの為にも、TOEIC高得点を目指して頑張ってください。