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VBAエキスパートの難易度と合格率、独学での勉強時間は?

VBAエキスパートアイキャッチ
資格を取りたい人
資格を取りたい人
Excelって何でもできるってよく言われるけど、どうすれば何でもできるようになるのか分からないんだよなぁ。
資格のエキスパート
資格のエキスパート
それでしたらVBAエキスパートの試験を通しながらExcelやAccessでどれだけのことができるのか学んでみるのはどうでしょうか?
資格を取りたい人
資格を取りたい人
試験ですか、あんまり勉強時間が長いのはちょっと自信ないんですよね。
資格のエキスパート
資格のエキスパート
VBAエキスパートは他の資格と違い比較的短時間で合格することができますよ。大体1ヶ月くらいでかなり実務でも役立つ知識が身に付きます。

今回の記事ではVBAエキスパートについてご紹介させていただきます。VBAエキスパートの取得を通して業務の効率化や自分のスキルアップに間違いなくつなげることができるので、記事を読んでいただき興味をお持ちになった方のお力になれれば幸いです。

今回の記事ではこのようなことに関して詳しくご説明させていただきます。

  • VBAってそもそも何?
  • VBAエキスパートのメリットって?
  • VBAエキスパートの試験範囲は?
  • 独学でも合格できるの?
  • 合格までに必要な勉強時間は?

これらのことに関してご説明させていただきますので、ぜひ最後までお読みいただき自分にとって役に立つ資格か考える材料にしていただければ幸いです。

VBAとは

VBAエキスパート1
資格を取りたい人
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まず初めにVBAってそもそもどのようなものでしょうか?
資格のエキスパート
資格のエキスパート
VBAはMicrosoft Officeで使えるPC言語のことです。

VBAとはVisual Basic for Applicationsの略でMicrosoft Officeで利用できるプログラミング言語です。

  • Excel
  • Word
  • PowerPoint
  • Access

このようなアプリケーションで利用することが可能なもので、VBAを使ってプログラミングを行い定期的に行われる作業などを自動で処理させたりすることで効率的に業務をこなすことが可能になります。

例えば、

  • 顧客別に請求書の作成
  • 拠点、部署、担当者別にデータの集計や一覧表の作成
  • 指定した条件を含むWebサイトから情報を抽出し一覧表を作成

このようなことが簡単におこえるようになります。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
VBAはMicrosoft Officeに標準装備されているので、初めてのプログラミング言語としてお勧めです。

VBAを使いこなすことで手作業の場合数時間かかっていた業務がワンクリックで瞬時に終わらせることが可能になるなど、作業工程を大幅に短縮できるだけでなく誰でも作業を簡単にできるようにすることができます。

資格を取りたい人
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作業の簡略化で誰でも同じ成果を挙げられるのでしたら作業者の負担も減らせて業務時間も短縮できて一石二鳥です!VBAって知らなかったけど便利ですね!

VBAエキスパートとは

VBAエキスパート2

VBAエキスパートとは株式会社オデッセイコミュニケーションズが主催している試験で、Microsoft Officeにある機能のVBAに関する知識や技術があることを証明するための民間資格です。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
VBAエキスパートの資格を取得することでVBAを使ったマクロの作成を行うことが証明できるため、雇用メリットを生み出し就職転職時のアピールポイントになります。
資格を取りたい人
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ちなみに「マクロ」というのはなんなのでしょうか?
マクロとは

マクロとは複数の操作を自動で行えるようになるものです。

マクロを活用することで、以下の作業を自動で行えるようになります。

  • 毎月の入出金明細を金額の大きい順に自動で並べ替える
  • Webスクレイピング(webからのデータ取得)などを行える
  • 膨大なデータの中から必要なものだけを瞬時に抽出

これらマクロを実現するために必要なものがプログラミング言語のVBAとなります。

VBAの知識や技術があることを証明できるVBAエキスパートの資格を取得していれば、こういった作業効率化を行うことが可能だとアピールできるため、アピールポイントとして活用できるでしょう。

VBAエキスパート取得のメリット

VBAはWindowsでしか動かすことができません。そのため求人数などは他のプログラミング言語よりは少ないです。

しかし日本ではWindowsのシェアが約80%もあり、Windowsシェアが続く限りVBAの需要は失われることはありません。逆にWindowsでしか動かない点から金融系企業や大手の企業はVBAを多く使っています

資格を取りたい人
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どうしてWindowsのシェアはこんなに高いのでしょうか?個人的にはMacの方がオシャレで仕事できます感を感じるのですがなぜですか?
資格のエキスパート
資格のエキスパート
Windowsはセキュリティがしっかりしています。大手企業や金融系企業にとって重要なポイントです。

Windowsを利用している有名企業を以下にいくつか例に挙げてみます。

  • SONY
  • TOYOTA
  • SHARP
  • アメリカンエキスプレス
  • みずほ銀行

これらの企業がWindowsを活用しているため、VBAエキスパートの資格があれば大手企業への就職を目指す際アピールポイントとして活躍することでしょう。

VBAエキスパートの種類と試験範囲

VBAエキスパート3

VBAエキスパートとはそれ単体の試験ではなく4つの種類に分かれています。「ベーシック」と「スタンダード」2種類のレベルと「Excel」と「Access」2種類のソフトの計4つの資格があります。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
ベーシックよりもスタンダードの方が上位の資格になります。
VBAエキスパート試験の種類
  • Excel VBAベーシック
  • Excel VBAスタンダード
  • Access VBAベーシック
  • Access VBAスタンダード

全ての試験がCBT方式(PCを使った試験方式)で行われ問題数は40問前後です。

合格基準は1000点満点650〜800点で、これは問題の難易度によって上下するため正確な合格基準はお伝え出来ません。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
VBAエキスパートの概要をまとめました。

 

全試験共通項目 全試験共通内容
問題数 40問前後
出題形式
  • 選択肢形式
  • ドロップダウンリスト形式
  • クリック形式
  • ドラッグ&ドロップ形式
  • 穴埋め記述形式
試験方法 CBT形式
試験時間
  • ベーシック50分
  • スタンダード60分
合格基準 650点〜800点 ※難易度によって上下
受験資格 誰でも受験可能

※未成年の場合保護者の同意が必要

受験資格が特に定められていないため、 ベーシック試験を受けなくても上位のスタンダード試験を受験することが可能です。普段ExcelやAccessを使っているのでしたらいきなりスタンダード試験を受験するのも良いでしょう。

資格を取りたい人
資格を取りたい人
それぞれの試験範囲やその他の違いはどうなってるのでしょうか?
資格のエキスパート
資格のエキスパート
それぞれの試験範囲などは以下のようになっています。

Excel VBAベーシック

Excel VBAベーシックの試験ではExcel VBAの基本文法や基本的なマクロの読解力や構築能力を問われます。

主に問われる内容は、以下の通りです。

  • 変数
  • セル・シート・ブックの操作
  • 条件分岐
  • 繰り返し処理

これらの内容に関することが試験範囲です。

ベーシック試験は基本的なことを問われるので、高度な技術問題などは出題されません。Excel VBAを使った基本的な作業が可能だと証明することが可能です。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
試験範囲は大きく分けて10項目になります。
試験項目 出題範囲
マクロとVBAの概念
  • マクロとVBA
  • Visual Basic Editor
  • ブックとマクロの関数
  • セキュリティレベル
マクロ記録
  • マクロ記録とは
  • ダイアログボックス
  • 個人用マクロブック
  • マクロ記録の活用方法
モジュールとプロシージャ
  • モジュールとは
  • プロシージャとは
  • コメントとは
VBAの構文
  • オブジェクト式
  • ステートメント
  • 関数
  • 演算子
変数と定数
  • 変数とは
  • 変数の名前と宣言
  • 変数の代入と取得
  • 変数の適用範囲
  • 定数とは
セルの操作
  • セルおよびセル範囲を指定する
  • セルの値と表示形式
  • Offsetプロパティ
  • Resizeプロパティ
  • Copyメソッド
  • 最終セルを特定する
ステートメント
  • If…Then…Elseステートメント
  • For…Nextステートメント
  • Withステートメント
関数
  • 日付や時刻を操作する関数
  • 文字列を操作する関数
  • 数値を操作する関数
  • ダイアログボックスを表示する関数
  • その他の関数
ブックとシートの操作
  • ブックを保存する
  • ブックを開く、閉じる
  • 複数ブックを操作する
  • シートを挿入する、削除する
  • シートをコピーする、移動する
  • その他のシート操作
マクロの実行
  • Visual Basic Editorから実行する
  • [マクロ]ダイアログボックス
  • シート上にボタンを配置する

Excel VBAベーシックを取得すれば基本的な構築や操作が可能になるため、簡単なシステム構築などを手伝えるようになるので職場で構築の補助などができる戦力として活躍することができるでしょう。

Excel VBAスタンダード

Excel VBAスタンダードの試験では、さらに高度なマクロの読解力や構築能力を問われます。 ベーシックレベルよりもさらに高度な知識に加え、

  • 配列
  • 検索とオートフィルター
  • 並べ替え
  • テーブル操作
  • エラー対策

などの内容が試験に含まれます。

Excel VBAに関する高度な知識と技術を問われるため、様々なシステム構築が可能だと証明できます。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
試験項目はベーシックと同じく10項目です。
試験項目 出題範囲
プロシージャ
  • 複数のプロシージャを使ったマクロ
  • Callステートメント
  • 値を共有する
  • Functionプロシージャ
変数の活用
  • データの個数を数える、値を合計する
  • 配列
  • オブジェクト変数
ステートメント
  • Select Caseステートメント
  • Do…Loopステートメント
  • For Each…Nextステートメント
  • その他のステートメント
ファイルの操作
  • ファイルの操作
  • フォルダの操作
  • 文字列操作によるパスの指定
ワークシート関数の利用
  • WorksheetFunctionオブジェクト
検索とオートフィルター
  • 検索の基本
  • 見つからなかったときの判定
  • 検索したセルを使う
  • オートフィルターの基本
  • 絞り込んだ結果のコピーとカウント
  • 絞り込んだ結果の編集
データの並べ替え
  • 簡単な条件の並べ替え
  • 複雑な条件の並べ替え
  • 特殊な並べ替え
  • 文字列の並べ替え
  • フリガナの操作
テーブルの操作
  • テーブルとは何か
  • テーブルの特定
  • テーブル部位の特定
  • テーブル操作の例
エラー対策
  • On Error ステートメント
  • エラーが起きないデータに整える
デバッグ
  • Debug.Print
  • イミディエイトウィンドウ
  • ブレークポイントとステップ実行

Excel VBAスタンダードの資格を取得すれば高度なVBA知識と技術があることを証明できるので、新しいシステムの開発や企画など様々な場面で主軸となって活躍することができるでしょう。

Access VBAベーシック

Access VBAベーシックではAccess VBAの基本的な文法知識以外にもSQLに関する基本的な知識も問われます。

資格を取りたい人
資格を取りたい人
SQLってなんでしょうか?聞いたことはあってもどんなものなのかわからないです。
資格のエキスパート
資格のエキスパート
SQLとは、データベースを操作するためのデータベース言語です。
SQLとは

SQLとは国際標準化されているデータベースを操作するための言語で、OracleやMySQLなど様々なデータベースで活用できるPC言語です。

SQLを使ってデータの検索や追加・更新、ユーザー権限の付与など、データベースに関する様々な事がSQLを操作して可能になります。

その他で問われる内容としては、以下の通りです。

  • 変数
  • 条件分岐
  • 繰り返し処理
  • オブジェクトの操作
  • 関数
  • Visual Basic Editorのスキル
  • デバッグの基礎

このような基礎的な知識を問われることになります。

Access VBAを活用した基本的な知識が問われるため、高度な技術問題などは出題されません。Access VBAを使った基本的な作業が可能だと証明することが可能です。

資格のエキスパート
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試験項目は大きく9項目に分かれています。
試験項目 試験範囲
VBAの基礎知識
  • VBAとは
  • セキュリティレベル
  • モジュールとプロシージャ
  • オブジェクト、プロパティ、メソッド
  • 演算子、論理式
  • コードの記述(行継続文字、コメント、インデント)
データベースの基礎知識
  • テーブル・インデックスの作成/設計(主キー、インデックス、適切なテーブルの分割と正規化)
  • Accessオブジェクト
変数・定数・配列
  • 変数の名前と宣言
  • 変数の代入と取得
  • 定数
  • 配列
ステートメント
  • 分岐処理(If、Select Case)
  • 繰り返し処理(For…Next、Do…Loop、For Each…Next)
  • その他のステートメント(With、Exit)
関数
  • 数値を操作する関数
  • 文字列を操作する関数
  • 日付と時刻を操作する関数
  • 定義域集計関数
  • 変換関数
  • 評価関数
  • ダイアログボックスを表示する関数
  • その他の関数
DocCmdオブジェクト
  • オブジェクトの操作
  • フォームとレポートの操作
  • クエリの操作
  • データ操作
  • その他のAccess操作
フォームとレポート
  • フォームとレポートの操作
  • コントロールの操作
  • イベント
SQL基礎
  • クエリの基本
  • テーブルの作成、削除
  • レコードの選択
  • 絞り込み/並べ替え
  • テーブルの結合
  • 集計クエリ
  • レコード追加、更新、削除
実行とデバッグ
  • VBEの基本操作
  • デバッグ、エラーへの対処
  • コードの保護、配布

Access VBAベーシックを取得すれば基本的な構築や操作が可能になるため、簡単なシステム構築などを補助できると証明することができます。

また、SQLの知識も身に付くためその他のデータベースシステムも簡単なものであれば操作できるようになるので、Access以外の業務でも役に立つ事ができるでしょう。

Access VBAスタンダード

Access VBAスタンダードではベーシックレベルの出題範囲を理解しているかを問われるのと、さらに高度なプログラムを理解し構築する事ができるか問われます。

そのほかにもADOやDAOを使って、

  • データベースの操作
  • オブジェクトの操作
  • プログラミングトレース能力
  • エラー対策

などが問われる内容になります。

資格を取りたい人
資格を取りたい人
ADOとDAOとは何なのでしょうか?これもデータベースに関する何かですか?
資格のエキスパート
資格のエキスパート
正解です。ADOとDAOはどちらもデータベースへ接続したり操作するための手段のことを言います。
DAOとADOとは

DAOとはData Access Objectsの略で、こちらは Accessで使用されるデータベースに特化した技術です。

ADOとはActiveX Data Objectの略で、ADOは Access以外の様々なデータベースで幅広く使える接続手段になります。

以前は処理速度などに差があると言われていましたが、PCのスペックも向上しているため、処理速度などに大した差はありません。

そのためAccessのみで行われているシステムであればDAO、 Access以外でもシステムを使う可能性がある場合はADOを使えばいいと考えられます。

試験に合格すれば Access VBAの高度な知識と技術、DAOやADOの操作ができると証明する事ができます。

資格のエキスパート
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試験呼応目は大きく8項目ですが、これには Access VBAベーシックの基本的な知識も含まれますので注意してください。
試験項目 試験範囲
 Access VBAベーシックの理解
  • データベース基礎
  • SQL基礎
  • マクロ/DoCmdオブジェクト
  • フォーム/レポート
  • Visual Basic Editorの使い方
  • VBA基礎知識・文法
変数・配列・ユーザー定義型
  • 変数
  • 変数の適用範囲と有効期間
  • 配列
  • ユーザー定義型
  • コレクション
プロシージャ・モジュール
  • プロシージャの連携
  • 引数と戻り値
  • プロシージャの適用範囲
フォームとレポートの操作
  • フォーム・レポートの操作
  • サブフォーム・サブレポートの操作
  • フォーム間連携
  • イベントプログラミング
SQL
  • パターンマッチング
  • レコードのグループ化
  • テーブルやクエリの結合
  • テーブル定義の変更
  • インデックス
ADOやDAOによるデータベースの操作
  • ADOの基礎
  • データベースの接続
  • レコードの操作
  • テーブルの操作
  • トランザクション
  • 外部データベースの利用
  • 例外処理
  • DAOを使ったデータベース操作
応用プログラミング
  • 参照設定・コンポーネントの利用
  • ファイル操作(FileSystemObject、FileDialog)
  • VBAの高速化
プログラミングのトレース能力とデバッグ
  • ロジック
  • ロジックエラーの対処
  • エラートラップ
  • Visual Basic Editorのデバッグ支援機能

Access VBAスタンダードの資格を取得すれば試験を通して学んだ知識や技術で大規模なデータベースの構築や操作が自分で行えると証明できるため、即戦力として就職転職で役立つ資格になると言えるでしょう。

VBAエキスパートの難易度

VBAエキスパート4

結論から先に言いますとVBAエキスパートの資格取得はそれほど難しくありません。特に仕事などでVBAをよく使っている方であれば、それほど長時間勉強しなくても合格することが可能でしょう。

ベーシックレベルの試験の方がスタンダードレベルの試験より簡単ですが、スタンダードレベルの試験でもそれほどの高難易度ではありません。勉強すればそれほどの勉強時間をかけなくても合格する事ができるでしょう。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
VBAは他のプログラミング言語と比較して簡単な部類に入ります。

HTMLやCSSなども簡単なプログラミング言語の部類に入りますがこれらはWebデザインに特化した言語のため、VBAは一般的なプログラミングの文法でありよく使われる言語のため、最も簡単なプログラミング言語と言えます。

以上のことからVBAエキスパートの難易度は他のIT系資格と比較した場合難易度はそれほど高くない資格と言えるでしょう。

資格を取りたい人
資格を取りたい人
なるほど、プログラミング言語ってすごい勉強時間が必要なイメージがあったのでとっつきやすそうですね!

「VBAとは」の部分でも軽く触れましたが、VBAはMicrosoft Officeに標準装備されていることもあり、プログラミング初心者の方が初めて触れるプログラミング言語として難易度も導入のしやすさも含めてオススメです。

VBAエキスパートの合格率

VBAエキスパート11

VBAエキスパートの合格率は非公開とされているため正確な合格率をお伝えすることはできません。

しかしユーキャンやその他の資格サイトなどでVBAエキスパートに似た資格であるMOSの合格率が上位の資格でも約60%と言われています。

資格のエキスパート
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MOSはVBAエキスパートと同等かそれよりも若干難易度が低いと言われる事が多いです。

そのことから考えると、VBAエキスパートの合格率は50%〜60%程度といえるでしょう。

その他のプログラミング言語の試験はおおよそ30%〜40%の合格率が多いため、VBAエキスパートの合格率は他のプログラミング言語よりも合格率は高い試験と言えます。

資格を取りたい人
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想像以上に合格率が高かったのでなんだか私でも合格できそうな気がしてきました!

あくまでこの数値は予測でしかありません。普段からExcelなどを使っている方からすれば数値以上に簡単と感じる方もいると思われます。

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合格率はあくまで参考程度に留めていただき、ご自分が納得できる知識を得たと感じることが最も大切です。

VBAエキスパートは独学で合格できる?

VBAエキスパート5

結論をお伝えしますとVBAエキスパートは独学で合格できます

VBAエキスパートの難易度でもお伝えしましたが、VBAはプログラミング言語の中でも簡単な部類に入りますので、他のプログラミング系資格よりも難易度は低いです。

そのため独学による勉強で挫折する可能性も自然と低くなるのでじっくりと自分が納得いくまで勉強すれば合格する事ができるでしょう。

資格のエキスパート
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私が思う独学で大切なことは「周りに左右されず自分のためにどれだけできるか」だと思っています。

周りの人にそんな資格いらないと言われ、自分自身がそう思ってしまえばやる気もなくなり独学で合格することも難しくなってしまうでしょう。

資格のエキスパート
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生涯同じ職場にいるつもりなのであれば確かに知識と技術だけあれば資格はいらないかもしれません。

しかし資格があればスキルを証明できますし、万が一会社が無くなってしまった場合スキルを履歴書でアピールする事ができます。

資格がなければそれもできず書類選考の時点で落とされる可能性も高くなってしまうと考えられますので、万が一の時に大変な苦労をする場合があるでしょう。

資格を取りたい人
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確かに絶対に会社が無くならないなんて誰にも言えませんからね。資格を取得していればそんな時役にも立ってくれますし、得しかないです!

そのため私が考えるに、やる気次第である程度のことはなんでも独学で合格できると考えています。

独学で合格するには

試験に独学で合格するには自分のモチベーションを維持し、何者にも左右されない意志と時間をどれだけ勉強に使えるかです。

通勤や通学中にスマホをいじっていた時間を勉強に使ったり、寝る前の1時間だけでも勉強をすれば着実に前へ進んでいけます。

ちょっとやってわからないと投げ出さず、繰り返しテキストや学習動画を見直し続ければ必ず結果が出ると自分を信じる事が大切です。

資格のエキスパート
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独学で合格できるかは自分次第です。頑張りましょう!

VBAエキスパートの勉強時間

VBAエキスパート6

VBAエキスパートの取得に必要な勉強時間はベーシックレベルで20〜25時間およそ1ヶ月程度スタンダードレベルで70〜75時間およそ3ヶ月程度と言われています。

しかしながらこの勉強時間にはかなりのばらつきがあり、普段からExcelなどでVBAに触れている方でしたら数週間程度で合格される方いるので、受験を検討されている方が今までどのような環境にいたのかによって変わるのが正直な話です。

資格のエキスパート
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普段パソコンに触れることが少ない方であればもっと時間がかかってしまうことも考えられます。

例えばパソコンに触れたことがない方や、ネットサーフィンしかしたことない方であればもっと時間がかかってしまう場合もあるのでしょう。

資格のエキスパート
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試験に合格することを考えた場合、勉強期間よりも私は自分が納得できるレベルに達したと感じた時が勉強完了の時と思っています。自分のペースで時間に左右されることなく納得のいくまで勉強すれば良いでしょう。

VBAエキスパートの勉強方法

VBAエキスパート7

VBAエキスパートの勉強方法はいろいろあります。

  • テキストを利用する
  • 試験対策の問題集を解く
  • 動画講座を利用する

主にこれらが活用されることが多いでしょう。特に初心者の方は初めに動画講座を見ることをお勧めします。

資格のエキスパート
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理由は動画であれば実際の操作画面と同じもの見ることができるため、文章では伝えきれない細かな部分を知ることが可能です。

普段からExcelなどでVBAに触れている方であればテキストを読めば理解することができるでしょうが、今までVBAに触れてこなかった方がいきなりテキストを読んでも理解するのが難しい場面が出てきます。

そうなってしまうと一気に「わからない」気持ちが強くなってしまいやる気が無くなってしまう可能性が高くなってしまうので、動画を見ながら一緒に操作をして慣れる事が大切になるでしょう。

資格を取りたい人
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確かに文章だけでは分からないことって多いですよね!動画なら同じように操作すればいいし直感的に理解できます。

とはいえ、世の中には沢山の勉強用テキストや動画講座があり、人それぞれわかりやすいと感じるものに違いはありますが、初めて触れるものが難解な専門用語ばかりではやる気も無くなってしまいます。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
そこで今回は初心者の方へお薦めしたいテキストなどをご紹介いたします。

経験者の方でも普段使っていない機能が試験範囲に含まれる事が多いので復習するのに役立つはずです。

VBAエキスパート試験にお勧めのテキスト

VBAエキスパート8

プログラミング言語の試験合格で一番の壁は、普段聞き慣れない専門用語の数々やプログラミング自体の論理(ロジック)だと私は感じています。

専門用語ばかり並べられても知らない言葉が出てきてはいちいち立ち止まってしまいますよね?そのためまず未経験の方がわかるように噛み砕いた書き方をされていることが大切です。

今回は初心者の方ができる限りわかりやすく説明されているテキストをご紹介しますので、テキスト選びに悩まれていらっしゃる方の参考になれば幸いです。

図解!Excel VBAのツボとコツがゼッタイにわかる本

図解Excel VBAのツボとコツ

こちらはExcel VBAに関する本当に入門者の方へ向けたテキストのため複雑な操作に関することは書かれていません。逆に言えばだからこそわかりやすく書かれており、初めての方が挫折しづらいようになっています。

Amazonで見る

「そもそもVBAって何?何ができるの?」という疑問がこちらのテキストで理解する事ができるので初めて手にするテキストとしておすすめになります。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
あくまでこちらは本当の入門書なのでこのテキストを読んだだけでVBAエキスパートに合格できるものではありません。

しかし基本がわかっていないのにそれ以上のことはできません。こちらのテキストを使ってExcel VBAの全体像を把握してから試験対策に臨むことで、わからなくて躓いてしまうことを減らす事ができます。

分からない事が分からない状態から脱出する事ができるので、本当の超入門者向けのテキストと言えるでしょう。

こちらのテキストはExcel VBAだけでなくAccess VBAに関するテキストも発行しています。VBAに関してはExcelもAccessも同じなので、まずはこちらのテキストを読みVBAに関する基礎知識を身につけてからその他のテキストに手を出すことがお勧めです。

VBAエキスパート試験にお勧めな問題集

VBAエキスパート9

実際にテキストや動画講座で勉強した後は試験対策を行うために問題集をひたすら解くことをお勧めします。公式サイトでもサンプルの練習問題を解くことができるので、実際の試験の雰囲気を感じてみましょう。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
ですが、サンプル問題だけ解いていてもテキストや動画講座を見るだけでも学んだ知識は定着しづらいです。

そのため試験の雰囲気に慣れるためにも知識の定着のためにも問題集を解くことは試験対策にてとても大切になります。

そこでお勧めしたい問題集をご紹介しますので、ぜひ勉強の際役立てていただければと思います。

VBAエキスパート試験 対策問題集

VBAエキスパート試験 対策問題集

こちらの問題集はAmazonのKindle版で無料利用する事ができます。多くの方がこちらの問題集を使って試験対策を行なっているため実績のある問題集です。

Amazonで見る

資格のエキスパート
資格のエキスパート
ですが、Kindleで無料公開されているのは全体の半分なので注意してください。

全ての問題集を利用するには作者の方が運営するサイトから各試験ごとに3,980円で購入する必要があります。

まずはKindle版でどのような問題集なのか触れてもらい、試験に役立つと実感されてから実際の購入に踏み切るのが良いでしょう。

色々な学習サポート機能がついているため、試験対策としてとても強力な味方になることは間違いありません。

VBAエキスパート試験にお勧めの動画講座

VBAエキスパート10

初心者の方は初めに動画講座から勉強を始めることで視覚と聴覚、一緒に操作することで触覚も使って勉強ができるため知識の定着が早くなるのでお勧めです。

動画講座も多数あるので選び出すのも一苦労だと思います。そのため今回は未経験の方から試験対策をすでに行なっている方にもお勧めな動画講座をご紹介いたします。

Excel VBAエキスパート認定への道(Udemy)

Excel VBAエキスパート認定への道

引用:Udemy

5万人以上の方が学んでいる人気講師の方が行うVBAエキスパート試験対策向けの動画講座になります。

初めてVBAの勉強をする方も試験の予習復習をするためにも役に立つお勧めの動画講座となっており、実際に動画を視聴しながら手を動かすことで試験対策だけでなく実際の実務でも役立つ講座になっているのが特徴です。

資格のエキスパート
資格のエキスパート
説明も丁寧と評判で順序よく学んでいくことができるので、いきなり知らない知識が出てくることもなく、初めてVBAを学ぶのに絶好の講座という声が多数上がっています。

初めて学ぶ方も試験のための予習復習をしたい方もお勧めの動画講座と言えるでしょう。

通常価格10,000円ですが、Udemyは頻繁にセールを行なっていて2,000円以下で講座を購入できる機会も多いです。

資格のエキスパート
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会員登録しておけばセール情報が届きますので、登録だけでもしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事ではVBAエキスパートのメリットや試験範囲、勉強時間などに関してお伝えできたかと思います。

  • VBAエキスパートはExcelやAccessなどを効率化させることができる証明になる
  • VBAエキスパートはWindowsのシェアがあるかぎり活躍できる
  • VBAエキスパートは他のプログラミング系資格よりも難易度が低い
  • 初めてプログラミングを学ぶのにもVBAエキスパートはお勧め
  • VBAエキスパートは独学でも合格が十分に可能

このようなことをお伝えできたかと思います。今回の記事がご覧いただいた方のお力になれていれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。